アンダルシア巡礼3@コルトバ メスキータと路地裏散策

 

連泊をして良いホテルを満喫してからの早朝出発!(といっても7:30。スペインはまだ薄暗い中)

ホテルの裏口にタクシーを呼んでもらって駅へ。セビリャ駅からAVE(スペインの新幹線)に乗ってコルトバへ。
チケットはネットで予約せず、前日夜に駅へ直接買いに行きました。当日は満席近かったので少なくとも前日購入がいいかも。
と、いうのも窓口のお兄さんがとても良い方で「特急券」を買おうとしたら「5分しか違わないのにこっちがすごくお得だよ。僕ならこっちにするかな」とサラリ、と良い電車の提案をしてくれてお得に乗れたのです。
微妙な時間まで時刻表ではわからなかったのでとても助かりました。
アンダルシアの人はなんか色々親切に話してくれる人が多い気がします。

 

そして車窓風景(オリーブ畑が続く荒涼とした大地)にレンブラント光が射して、眺めているうちにコルトバに到着。
1時間もかからないので早いです。

 

で、コルトバ駅でそのままバスターミナルに行き、数時間後のバスを予約。
なんか窓口がいくつかあって(4〜5??)一か所にすごく並んでいて、待つのが嫌なので誰も並んでいない窓口のお姉さんに「グラナダ行く?」って聞いたら「行くわよ。何時のバス?今?」と普通に返されたので…みなさん何処へ行こうとしてたのか…。
で、桐島が「グラナダ行くって〜」とさくまの分までチケットを買うと並んでた人たち(20人くらいかなぁ)が「まじか」「まじか」ってこっちのカウンターに並び始めたのが面白かった…。
並んでいるとそっちに行ってしまうのはどこの国でもある心理なのかなぁ??笑

 

 

で、着きました。メスキータ。
入場チケットは全く並んでおらず、その場で購入。入場は20人くらい待ちました。

 

で、入ったらこれ。
わーーーーーー。

 

 

スペインで世界遺産ばっかり行ってて何が世界遺産か分からなくなってきても、ここは行きたかった。
元モスクを改造しまくってモスク部分を残したまま大聖堂として使ってる、メスキータ。
メスキータって、アラビア語由来のスペイン語で「モスク」なので本来のままです。正式名称は「聖マリア大聖堂」。

 

そして、この2枚は最初に作られたモスク部分。
アブド・アッラフマーン3世が施工を命じた一番最初の部分(日本の平安時代くらい)

 

メスキータって増築に増築を繰り返しているから、同じに見えてこのアーチが全然違うのですよ。
もちろん修復はしているだろうけど、ここが最古の部分。
赤白なのは赤いのが煉瓦で白いのは石灰岩。どちらも再利用資材で数がなかったから組み合わせたとか。なので、この最初に作られた部分だけは遠く離れた古代ローマ王国の建材とイスラム前の西ゴート王国の素材MIXなのです。
「アーチと円柱の森」と言われた薄暗い空間。アンダルシアではこんなに暗い森はないと思うから、不思議です。
さらに、グラナダは地震がある国なので、このアーチによる構造によって耐震構造になっていると…!!
すごすぎる…。。。

 

 

進むと増築部分に行きます(日本はメスキータ改装中はずっと平安時代)
アーチが下まで全部赤になってない部分があったり、天井の装飾はここが一番綺麗(草花っぽい感じ)で、ライトの形も違う。
当日は蝋燭が並んでいたんだろうなぁ…と思うと幻想的…。

 

 

で、さらに奥に行くと煉瓦じゃなくて赤く塗っている場所とか出てきてて。
まぁ見た目だけ似せればいいんじゃね?な精神が意外とそんなもんでいいのか…と、面白い。

 

 

で、ど真ん中部分に突然これです。大聖堂!!!

 

聖歌隊席の真ん中から広角で撮影したので左右にパイプオルガンがそびえ立っています。
正面にはキリスト、天使、聖人たちの彫刻が勢ぞろい。

 

あまりに、明るく、白く、ぶわっと、こっちの世界に出たので頭の中真っ白になりました。

 

この日が、「コロンブスの日」で午後からメスキータが閉鎖されて式典が開催されるのでその準備が行われていて。ちょうどパイプオルガンを弾いていたんですね。
パイプオルガンは素敵だったし、大聖堂も素敵なんですけど。なんか、すっごく怖かったです。

 

場所の印象があるのかもしれないけど、「制圧」って感じがして。空間に「圧」を感じる。
…でも宗教ってそういう面もあるのかもしれないと思いました。

 

 

イスラムアーチをふさいでドアにした門がたくさんありました。
左はモロッコで見たカスバに似てる気がします(水飲み場だった)

 

 

照明じゃなくて、自然光で輝いて見えるこの場所は、メッカの方角を示すアーチのくぼみ、「ミフミブ」
なんていうか、ものすごく惹きつけられて、美しい。と思いました。
イスラムは偶像崇拝を禁じているので祭壇に像などなく、コーランの文字だけが美しく並んでいます。イスラム教から地理学、物理学、化学、数学、医学、薬理学、建築学、言語学や天文学が育ったと言われてるだけあるなぁ、と。
当時はキリスト教徒やユダヤ教徒が学びにイスラムの都に留学してたそうで。
なんか、全部そういう風にならないものなのですかね。
宗教は違っても学び合えるってすごく素敵な関係だと思う。今でも平和な地域では出来ているけど、そうじゃないとこでは人種や性別なんかで差別があったりして。
あ、同じことなんだな、と改めてこの対比する二つの宗教を見て、思ったのです。

 

 

そして、見上げるとこの世界。
既視感……あ!バルセロナのグエル邸だ!!

 

これは「マスクラ」という八角形のドーム。
交錯し合う光に浮かぶ文字と光。ほんっとにスポットライトみたいに美しく輝いているんですけど、これ、光学計算に則って建築されているそうです(光学の第一人者はイスラム)
いや、もうほんとに美しくて。ただ、ただ、ため息。

 

なぜバルセロナのグエル邸を思い出したかというとこれを見上げた時に「宇宙」を思ったからです。
天体というか、遥かなる広がり、光の反射、むしろそこから光が生まれているような、錯覚。
モスクは「宇宙=全能」もイメージしている面もあります。

 

 

そして、やっぱり、どうしてもぬぐえない何か。
セビリャの大聖堂の恐怖を引きずっているような気がしてならないのですが。
メスキータの大聖堂部分が、とても怖いものに見えてしまいました。
大聖堂が怖いって、まぁ、自分の宗教じゃないから異様なものに見えることはあるのですが。いくつもの教会では感じたことがない違和感をここでも感じました。

 

でも、当時のスペイン人の人たちもこのメスキータが美しいと思ったからこそ、壊さず残しているからであって。
そこは認めているんですよね。うーん。

 

 

さて。重苦しい空気になってきて、コロンブスの祭典が始まりそうになり追い出された桐島さくま。
もうちょっとゆっくりしてからランチにしようと思ったのでお店がやってない!(こちらのランチタイムは14:00〜)じゃぁ町歩きをしてみようと、コルトバの町をあっちこっち探検!

 

セビリャの真っ白な壁に対して、ちょっと茶色と赤のレンガの壁が増えてきました。

 

 

奥の家とか完全にメスキータな感じ。笑

 

スペインのアンダルシア地方は「イスラム文化が残る街」と称されることが多いのですが、ここコルトバはさらに言えば「ユダヤ教」文化も混じった街。

 

 

この街の見どころが、この壁につけられた鉢なんですが。
これ、ユダヤの文化なんですよね。イスラムにはこの文化はないです。で、この様式を見たことがある街が近くにありました。
去年に行ったモロッコの山の中にある隠れ里、青の街「シャウエン」です。(その時のBLOG
シャウエンはここコルトバで迫害されたユダヤ教徒がアフリカ大陸に逃げて、山中に作った隠れ里なんですよね。海峡を越えてお向かいさんだけど、実際に文化としてみると感慨深いです。

 

 

街角にいる中世の衣装のおにーさん。お馬さんも一緒に記念撮影ができます。
この方々はモロッコみたいに撮ってもお金を請求されません。笑
観光教会の人とかなのかなぁ??

 

 

個人的に、とってもとっても、素敵だと思った場所。
爆発するように咲いているブーゲンビリア!!!

 

こんなに巨大化してるのは初めてみました…!

 

 

さくまが並ぶと大きさがわかります。
引くと規模感がわからなくなるけど引かないと全部が入らない、ちょっと遠近感が仕事を放棄しているやつ。

 

 

一部だけ切り取るととっても可愛いです。笑

 

この路地裏素敵だったなぁ。お屋敷の入り口みたいでした(そうだったのかも…)

 

 

モロッコからスペイン大陸に戻ってきて感じたのは「猫が足りない…」でした。
視界に猫が入らない事がなかったモロッコに対して、スペインには猫がいない!!!
いても室内飼いなのかなぁ?と思っていたら窓辺でひょっこりしている黒猫くんに遭遇。コルトバ唯一の猫人でした。

 

 

で。これ。コルトバの街のあちこちにあったベンチなのですが…どこかで見覚えが…。。。

 

…!!!!あーーーー!!!モロッコのエッサウィラの港にあったベンチだ!!!と。
この度では写真は撮ってないのでさくまくんに説明しても信じてもらえず(というかあまり聞いてない)、とりあえず撮影し帰宅してから検証しようとHDをみてみたら…

 

 

1年前のモロッコ写真!

 

やっぱりーーーー!一緒だし!!

 

他の都市では見かけなかったので理由はよくわからないのですが…なんでモロッコにこんなお洒落なベンチが??と思ってた謎が少し溶けたような気がしました。

 

そして、夕方にはバスで移動!駅にタクシーで戻り、最後の地グラナダはアルハンブラ宮殿へ向かいます!

 


ある雪の日。

 

年に1回は大雪になって、この辺は関東地方でも結構積もる方みたいで。

雪が降ると雪かきついでに写真を撮るのが一応礼儀というか、撮らないではいられないというか。

 

とりあえず新雪に一番乗り!振り返って撮影。
この雪で降ろしたSORELのスノーブーツはそりゃそうだよね、というくらいに威力を発揮し。完全に雪遊びに…。

 

 

雪が降ると好きな場所。
駅前の駐輪場。

 

一面のがたがたしたコンクリートが雪でまっさらになるんですよ。そこに、自転車が埋もれてるの。
それがたまらなく好きで。

 

 

この写真を撮ったらなんかhonpippiさんの海に埋もれた自転車の写真を思い出して、なんか深海みたいだなぁ、と思った。
雪を見上げていると自分が世界の中心みたいになるじゃない?
なんか、それって深海でプランクトンが降ってくる光景に似てるなぁ。って。
深海は行ったことないけど。

 

 

調光しながら撮影するのが面白くて色々撮っていたら雪が激しくなって吹雪みたいになってきた。
雪の玉ボケが虹になって、なんかどこの世界にいるのかわからなくなってくる。
うちの前なんですけど。

 

 

一瞬、ぶわっと、雪虫が舞うような瞬間。
はっと、息を飲んでシャッターを押すと、それが残ったような。

 

これは魔法なのかもしれない。こんなに美しくていいのかと。
大きな魚は怖いけど、ずっと暗いところでこんな風景を見ているのは割といいのかもしれないなぁ、と思った。

 

 

一瞬で風は止んで、音のない夜に戻る。

 

あれ、どこに行ってたんだっけ。って気づいて手が真っ赤になっている。

 

見たいものも行きたい場所も、どこにだって存在していて、たまに、どこにも無くなるんだなぁ、って。
思った、冬の日でした。春が来ないといいのになぁ。

アンダルシア巡礼2@セビリャ 歴史建築巡り

 

まずはここから。歴史的かというと古くは無いけど、普遍的な「スペイン的」ではあるスペイン広場。

さくまくんが行ったことがあると言ってたけど来てわかったのは、ここじゃないということ。笑
スペイン広場はセビリャにもマドリードにもあって、どうやらマドリードの方だったようです。

 

まずは定番の、観光客的構図。
とにかく広くて、、、、端から端まで歩くと結構疲れる。

 

 

ぐるっと池があって水鳥がいたり、不忍池みたいなボートがあったりします。。。
この時はもうそろそろ夕暮れ。気温30度近く。
セビリャがこの旅で一番暑くてしんどかった気がします…。さすが、スペインの京都と言われる最強盆地…。

 

 

モノクロで撮りたくなる洋鉄鋼。レースアイアンとも言うらしいです。なんて素敵な響き。
この硬い感じがすごく好き。

 

 

このスペイン広場というのは1929年のスペイン万博の時に建築されたもので、当時流行っていたムハデル様式(アラビア風味ってこと)があちこちに採用されていて、なんていうか明るい雰囲気。
この大きな階段でトレモロ技法(アルハンブラの思い出で有名なアレですよ)でギターを弾くおにーさんがとても絵になるので人がいなくなった一瞬を狙ってみた。ほんとに一瞬。。。

 

 

場所は変わって、今度は世界遺産であり世界で3番目に古いセビリャ大聖堂へ。

 

 

アーチ越しの大聖堂の、塔。
バルセロナの大聖堂がとても綺麗な場所(心地よい場所?)だったので期待していたら、ちょっとダメな場所だったかも。

 

 

綺麗ではないわけじゃないけど。なんていうか、圧迫感…。
重厚感かな、と思っていたのですが。自分の気持ちの持ちようでもあり。
この大聖堂を立てた理由や意味を知ってしまったから、というのもあります。

 

 

高さ20M、2tもの金を使って作られた祭壇。
それはそれはすごいのだけど…すごいけど、この金、どこから来たの?
コロンブスって新大陸を発見しました〜!って世界史で習うけど、発見した後、何をしたの?

 

 

人間の歴史は血で血を洗うものが多く日本だって例外ではないけれど。
祈りを捧げる神聖な場所が血塗られたものであることは、なんか、納得ができない気がして。
いや、でもそれは勝手な押し付けでしかないのか、とか。
ぐるぐる。

 

 

コロンブスの墓があります。
4人の王様が担ぐ棺の下には突き刺さったザクロ。
モーロ人(モロッコ人)によるイベリア半島侵略を制圧した印。ザクロは「グラナダ」という意味なので、最後のイスラーム抵抗の土地であるグラナダを征服したぜ〜!という意味。

 

 

大聖堂には儀式の時に使う金ピカの宝物庫がたいていあるのですが、ここの規模感が結構すごくて。
あっけにとられてしまうのと、だんだん背筋が冷えてきたような。

 

 

規模感も大聖堂としての装飾もとにかくすごいんだけど、知ってしまうと、怖いと思ってしまって。
モノクロでしか撮っていないものがほとんど。
(この旅JPEG記録なのでほんとにモノクロしかないw)

 

 

春のお祭りに使うと言われている真っ白な蝋でできたマリアさま。
もーーーー怖いようにしか見えない。。。笑

 

子供の頃、怖い話を聞いて眠れなくなる子供でした。。。

 

 

大聖堂の隣には塔があります。
この大聖堂はもともとモスクだったのね。それを壊してモスクよりもでっかい大聖堂を立てちゃる!って作ったのだけど、モスクにつきもののアザーンを呼びかける塔はそのまま教会の鐘を鳴らす塔へ再利用しているのです。
これは床の大理石の絵。綺麗だなぁ、と思って人がいなくなるのを待ったのだけど、金祭壇の前だったのでみんな祭壇に夢中でなかなか撮れず。

 

 

塔は階段ではなく、ゆる〜いスロープだったのでのんびり登ってきました。
半分は工事中だったので向こう側には鉄骨が。

 

 

上からの展望!!
はーーーーーーーー。。。ってため息。
ちょっと、ようやく深呼吸できた感じ。

 

そして、真ん中あたりにあるピンクの気がきになって。写真を撮っていたら隣のおばさまにフツーに英語で「あの木は何?何の施設なの?」と聞かれまして。いえ、どーみてもただのアジア人観光客でしょ…と思いつつ「アルカサルですよ〜」と答えてしまう自分…。(脳内GoogleMAP動作中)お役に立てて何よりです…。

 

 

で、そのアルカサルにやってきました。
このピンクの木が入り口だったんですよね。フイリソシンカ?(洋紫荊?)っぽいけど…。。。

 

 

ひとつの花がこんなにおっきいんですよ。。。こんなに大きくなる木だっけ??
さくまくんと一緒に木を撮影したかったのだけど、規模感が違いすぎて一緒に撮れませんでした。。。

 

 

アルカサルはポルトガル建築っぽいスペイン建築(察して〜〜)なのですが…作られた理由はこれ。

 

 

あれ?アルハンブラ宮殿?!って作り。
当時の王様がグラナダのアルハンブラ宮殿のあまりの美しさに「わしの街にも欲しい!」と、職人を集めて再現したそうな…。
なんていうか、すごい再現クオリティ…。
↑この写真はPhotoShopで人間を15人くらい消しています…(笑)

 

 

この天井とか!すんごい!
見上げているのか、見下げているのか、吸い込まれそうになる。
宇宙をイメージしたと隣のガイドを聞いて納得。笑

 

まんま、アルハンブラ宮殿!なのですが…実は明確な違いがあり。

 

 

このレリーフもそうなんですが。動物や鳥や紋章があしらわれているんですよね。
アルハンブラ宮殿はイスラームのお屋敷なので幾何学模様とコーランの文字以外は使われていません。
そういう違うを見つけるのは面白かったなぁ。
行く前に日本のレビューで「アルハンブラ宮殿の前にアルカサルを見ていたので、アルハンブラ宮殿は全く同じで面白くなかった。正直、どちらかでいい」と書いてあったので、アルハンブラ宮殿が逆の意味で楽しみになってしまった。

 

 

日本でも見かける好きな花が咲いているととても嬉しくなる。
バルセロナでも見かけたルリマツリ。

 

 

とにかく暑くて、ふたりしてばててしまいました。。。
庭園内は広くて美しくて暑くて暑くて暑くて…。ぐるぐる。

 

10月でこれだから真夏は死んでしまうのではないかと。
一番暑い時間が17時〜20時というのもびっくり。それってシエスタの時間なんですよね。
日本とは全然違う暑さ。シエスタなんて素敵すぎる〜いいなぁ〜と思っていましたが、こりゃ無理です。
ホテルに戻って、さくまは寝てました。

 

そして、桐島はペンタコに装備を持ち替え夕暮れのセビリャの街並み散歩に出てきました。
セビリャは旧市街のど真ん中に宿泊したのもあるけど新市街はすんごく車道が広くて都会。

 

 

翌日は特急電車でコルトバへ移動なので駅にチケットを買いに行ったり、コインランドリーに行ったりして。
スーパーでまたフエを買ったりスペインビールで乾杯したり露天のものを買ったりして楽しんでました。

 

次はコルトバに立ち寄ってそのままグラナダへ向かいます!

 

 


アンダルシア巡礼1@セビリャ街歩き

 

モロッコのマラケシュから朝便でスペインはセビリャに戻ってきました。

1年ぶりのフランス語&スペイン語になんとなく馴れてきたような気がしないでもないのに、もう一回スペイン語です(元々馴れていないということにしておく)

 

スペインは入国審査がないというのは本当で(バルセロナだけかと思った)税関も何もない。でもバルセロナではパスポートにスタンプさえ無かったのに(出国はある)セビリャでは一応押してくれました。笑
うーん。なんか謎なシステム…。。。

 

 

セビリャといえばここ。大聖堂とミナレット。元々はモスクだった場所で、塔はアザーンを呼びかけるもの。後日入ります。
アンダルシア地方はすぐアフリカ=モロッコだからイスラム色が強い。

 

 

こういう入り口とか。モロッコっぽいと思う。
モロッコよりだいぶ繊細な鉄鋼ですけど。壁のタイルとかね。漆喰風のアーチとかね。
台湾に初めて行った時に思ったのが「ベランダに鉄格子!!!」と思ったけど、ヨーロッパは入り口(玄関)に鉄格子ですね。そうですね。防犯ですよね。
でもこれすごくいいなぁ。と思うのです。

 

 

中庭があるイスラム式のパティオ(回廊)があるおうちが多くて羨ましい。
涼を求めて…ということらしいのですが、この旅一番の暑さで桐島さくま、若干バテました…。

 

 

セビリャのお宿はこちら。「Hotel Las Casas de La Judería」です。今回の旅で一番ランクが高い(笑)四つ星!
で、お宿のレビューがどれも「迷路みたい」「宿の中で迷う」「部屋に戻れない」とあるのでどんなもんなのかと思ってたら、いくつかの建物を地下でつないでいるんですね…。これは…私設要塞みたいで萌える…!!
お部屋は一番奥の青い棟でした!嬉しい。

 

 

天井高い〜!爽やか〜!

 

 

やばい!ジェットバスついてるー!とテンション上がる二人。
(モロッコではお湯が出ないこともわりと日常なので…)

 

 

ルームキーも小さなものにもちゃんとデザインが入っててさすが四つ星と思いました。
そろそろ旅の疲れが出てくる頃かなぁ、とのんびりできるちょっといいお部屋にしたのです。

 

 

で、迷ってしまう件については簡単に解決。
裏口を教えてもらって、そっちから出入りすることにしました。こんな路地なんです。素敵。
うえから植物が下がっててとても涼しいのです!

 

 

石畳がぼこぼこで、注意して歩かないと足がグキっていってしまいそうな段差があちこちに。
そして、一方通行ではない道が多数…。ヨーロッパの縦列駐車はすごいですよね。

 

 

壁の色がバルセロナに比べて明らかにカラフル。
マカオを思い出しました。ポルトガルに近いんだなぁって思います。
通りの名前をタイルで貼ってあるのがわかりやすい。どんな小さな道でも全てに名前がついているから、道で場所を調べるそうな。だから日本みたいに「名前がない道」があることが信じられないんだって。
京都とかは道で住所がわかるけどね。それ以外は名もなき道ばかりだしなぁ。

 

 

スペイン南部はフラメンコの本場らしくあちこちに看板が出ています。
バル(酒場)とセットな感じ。きっと舞台で見るよりもこういう方が近くて生で見れるからいいんだろうね。

 

 

スペインでHは発音しないからホテルはオテルになって、Jはホと読む、というのを知って。
アルファベット自体は同じだからそういうルールを知ればなんとなくわかってくる。で、スペイン語はローマ字読みだから、ただ読むだけで一応通じるのがいい。
でもスペイン語とイタリア語とポルトガル語で会話をしてもなんとなく通じるっていうのは分からない…。笑

 

 

セビリャの街は観光通りにくまなく馬車が走ってます。
ほんとにくまなく、って感じであっちこっちに馬車!(…で、夕方になると結構臭い)

 

 

大聖堂までに並んでいて、主にスペイン広場への往復で乗る人が多い感じ。
でも中世っぽくてなんかいいなぁと思うのですよ(中世はこんな匂いだったのかもね…とか遠い目をしたりして)

 

 

気になって何回か通って撮影した路地裏のキリストさま。
こっちに来るとタイル画が急に多くなります。

 

 

お宿の隣が教会で、その壁にあるマリアさま。だいぶ派手ですが、こっちではマリアさまみんなこんな感じ。
ちょっとメキシコみたい、と思ったらメキシコもスペイン領でした。。。ね。
この色使い、独特です。

 

 

馬車が走っているかと思えばこんなフューチャーな路面電車が走ってたり。
もっとクラシカルな感じかと思ったらびっくり。

 

 

でもこういうまっすぐな風景はとても気持ち良くて、ちょっとだけ夢の中みたいで怖くなる。
綺麗な夕焼けを見ながら、次はセビリャの観光地巡りです。

 


ちょっとモロッコまで@エッサウィラでのんびり(猫の獣医さんのことも)

 

マラケシュからSupratoursで4時間。アフリカ大陸の西端、大西洋を望む港町エッサウィラにやってきました。

エッサウィラは1年前にも来ているので街の詳細は前回の旅を参照ください。(「モロッコ旅の記録11」「モロッコ旅の記録12」)今回は見たこととか思ったこととかを載せていきます。

 

日程はほぼ前回と同じ10月上旬。モロッコ的には雨季なのですが、前回よりも降雨に遭いまして。
Supratoursを降りた時にみるこの光景も雲が多い。

 

 

城壁の外側にあるお花畑。リゾート感満載。
マラケシュからやってくると「空気が動く」感じがとてもよくわかります。内陸にいると本当に埃っぽいというか、マラケシュは排気ガスとかもすごい。さらに城壁の中だと空気が淀んでいる感じ。
さすがに港町は風が強くてこの辺は遠浅の海だけどちょっと行くとサーフィンのメッカらしい。

 

 

お馴染みのポーター(リヤカーですけどね)のおじちゃんにスーツケースを持ってもらってお宿まで。
お宿も前回と同じくRiad Baladinさんです。(Booking.comはこちら
あとでちょっと掲載しますが詳細は前回の日記を参照ください(「モロッコ旅の記録13」)

 

 

エッサウィラはリゾート地だけどマラケシュほどの観光地でもなくてモロッコの日常がきちんと混ざっているのがいい。お土産モノも値札がついてる店が多い(モロッコは基本値段は交渉で決まるので値段はあって無いようなもの)からちょっと楽かも。
こんな日用品売り場とか、色が昭和な感じですごく好き。そして、猫。。。

 

 

基本、店先には猫がいます。(店の中にいることも勿論ある)
視界に猫が入らない事が少なくて猫がいることは普通すぎる日常で。イスラム教の国にくるとそれが一番嬉しいかも。

 

 

絨毯売り場にも猫。今回は雨が多かったので、あまり大きく広げているお店がなかったのですが、広げればすかさず猫が乗ってきます。。。これ、売り物なんだけどなぁ…と笑顔になる。
今思うとこの青いのとても可愛い。。。

 

 

猫たちは去年来たばかりなので、知った顔もいてとても嬉しく。
「お。お前やっぱりここにいるな〜」って嬉しくなったりして。耳カットしている子は去年よりもぐっと増えました。

 

 

エッサウィラは白と青がテーマカラーなので扉は基本青が多め。
黒猫が絵になる。

 

 

見上げると高い城壁と空とカモメ。
細い空に雲が美しい。
雨雲が迫っていて、雲が黒いのわかりますか?このあとざっと降りました。

 

 

路地裏の絨毯屋はこんな感じで商売しているので雨が降ると困るわけです。
一年のうち、雨の季節はこの時期だけであとはカラッカラ。夏は50度近くなるけど内陸に比べたら全然過ごしやすいみたい。さすがに真夏に来ようとは思わないけど。
エッサウィラは本当にのんびりしていて、ヨーロッパからのお客さんがとても多い。
マラケシュであんなに見かけたアジア人は4日間の滞在中自分たち以外2人しか見ませんでした(それも日中のみ)

 

 

日差しは強いけど洗濯物がよく乾きそう。
室内は乾燥する前提で作られているので、この時期はちょっと湿気っぽい。
(でも日本の梅雨に比べたら全然…)

 

 

港の方に行くと猫が増えてきます。
綺麗なグレーのハチワレ。カメラを全然怖がらない子ばかり。動じないか、寄ってきてしまって困る。

 

 

床のタイルのブルーと同じ瞳の色の子猫。
三毛の子の目がぐしゅぐしゅしていて、守ってるみたいだった。
この子の目が心配で、うーん…母猫は…と周りを見渡していたらもっと症状がひどい子がいて目についたら、おじさんがひょいと摘んでスタスタ歩いて行くではありませんか。
え?え?もしや…いや、どうするんだろう…。。。と、思わずついていく桐島。

 

 

するとおじさんは子猫にバケツの水を飲ませていました。
…あれ?この人もしかして…と、声をかけると。

 

 

やっぱり!!白衣!!!
「わたしは新市街で獣医をしているのだが、旧市街の猫の保護活動をしているんだよ。ほら、この子には目の薬とおなかの薬を与えている」
と、説明してくれました。

 

 

「この子にも薬が必要でね、ここに2匹いるよ」と、背中にもくっついているのがいます。
どうやら増えすぎた猫の去勢と子猫の病状改善活動をしているようで。

 

 

「こっちにはまだミルクが必要な子猫がいるんだ。暖かくしてやらないとね」とミルクベビーが。
丁寧に説明していただき、エッサウィラの猫事情を改善したいとまっすぐ目を見てお話しいただきました(英語が堪能な方でよかったです…。笑)
保護猫活動は寄付を受け付けているとのことだったのでその場で寄付をしてきました。
おじさんは港のバーベキュー屋台のちょっと奥の方(舟着き場の手前)にいます。エッサウィラに行った際にはぜひ。

 

 

ざっと雨が降って、雨宿りをしたあと城壁に登ってみました。
桐島が来た時と景色が変わっています。エッサウィラは今工事がとても進んでいて、護岸工事に力を入れているみたい。
昔ながらの港を広くして舟を着けやすく、水揚げ場所を広くしていて。それはエッサウィラの為になることなんだけど、去年クレイジーモロカンキッズたちが飛び込んでいた水辺は埋め立てられてしまっていました。
コンクリートのひろ〜い護岸は使いやすいのかもしれないけど。寂しいなぁ、と勝手に思ったりして。
でも、生活する者と観光で来た者の目線の違いは、どこの国でも一緒だね。
便利なのか見た目を選ぶのか、という。
エッサウィラの旧市街(城壁の中)は世界遺産に登録されているから勝手に直されたりはしないけど。

 

 

前回体調が悪くてほぼ瀕死の状態で過ごしたエッサウィラ。笑
城壁の丸窓から対岸を眺めるここは有名なフォトスポット。カモメ多すぎだけど。

 

 

前回のこの景色と全然違うのが海水の量!ちょうど引き潮の時期だったのだと思うけど、護岸工事で持ってきた砂がかなり流れてしまっていて丘ができて遊びに行けるようになってる。
この水の色はけっこう好き。

 

 

行けない対岸に見張り台みたいなレンガ造りの廃墟があって、それがまたいい感じなんです。
結構な高さの城壁、崖っぷちみたいな柵もない垂直。
潮風を浴びながらカモメの声を聞いて、海を眺めていました。

 

エッサウィラはそんな街。
それをするためにはるばる来るんだよね。

 

 

あと。モロッコに来たらザクロを食べようと思って、その辺のおにーちゃんから2DHで買って盛り付けました。
中身を全部手で出してカップに盛り付けるこの食べ方、前回のモロッコのフェズのリヤドで出してもらって食べやすいし綺麗だし感動したので自分でやってみたかったんです。

 

 

宝石みたい。
すんごい甘くて美味しいんです。
ザクロってすっぱいイメージがある人は砂漠地方でザクロを食べてみて欲しい…。
延々と食べれる美味しさ。

 

今回食事はお宿おすすめのお店2つに絞って行って来ました。

 

 

フランス人オーナーがやっている上品なモロッコ料理「Restaurant Le Sirocco」。あまりに美味しくて2夜連続で行ったら覚えててくれました。店内もおしゃれで、毎晩何かしらのエンターテイメント(生演奏とかテーブルを回ってマジックをするとか)があって、店員さんもモロッコとは思えないホスピタリティ!!
日本人は比較的ストレスなく過ごせると思います。

 

1日目の夜に食べたもの。お通しのオリーブに感動!!

 

 

あまりに美味しいので二日目の夜も行きました。

 

 

地元民も絶賛の「Restaurant ADWAK」。超おすすめ。
ADWAKは19時以降に行くと満席になることが多いので予約必須ですが、タジンの味が他と全然違ってびっくり。なんていうか、すっごく「濃い」です。味じゃなくて、密度??

 

ぜひご賞味ください〜。

 

 

カフェはアッサン広場通りの「Café de france」と、ラアルージュ通り(通称郵便局通り)の「La Maison du Cinéma」(広場の中の青いお店↑)と、安定の老舗「Pâtisserie Driss」と、謎のたこ焼き屋!!

 

夜になると開店します…が!この日は「タコの日」ではなかった模様…。え?どういうこと?
「エビの日」でした…。中身が日替わりで変わるようです。笑
でも道具とか暖簾は「日本人伝承」と書いてあって(笑)なぜかソースが無いのですが、たこ焼きには違いなく…。
モロッコでたこ焼きっぽいものを食べる不思議な体験をしましたよー。

 

 

これは安定のドリス。モロカンスイーツのお店なので、全部甘いです。
日本の甘さじゃなくてヨーロッパの甘さとも違って、なんていうか砂糖をかじっている感じ?
ちょっとフレンチ入っているのでパルミエがあって美味しかったです。

 

 

あと、モロッコで「パンケーキ」っていうとこれが出てきます。これは「La Maison du Cinéma」。
手延べのパンっぽい四角いのと、たっぷりホイップバター、はちみつ。
遠くないんだけど…クレープに近いかも?(食感はガレット)

 

 

お宿の屋上から見た夕暮れ。
かなり高いので見通しがいいです。ちょっと海も見えるし、波の音はすごく聞こえます。
ちょうどミナレットからアザーン(お祈り)が聞こえてきて、そのお祈りがあちこちから聞こえてきて反響して、ひとつの命のようにエッサウィラの街を包みました。
イスラムのお祈りの時間は1日に5回あって、毎回これが響くのだけど朝と夕方は特に美しいと思う。
初めてこれを聞いたさくまくんも「美しい」と言っていました。
異文化ってその中に入ってみないとわからないことがたくさんあって、自分もここに来るまで「アザーン」に心をこんなにゆさぶられるとは思いませんでした。
モロッコはアラビア語でもモロッコ方言だからまた国によっても違うと思うのだけど。とても美しいと感じます。

 

 

リヤドのお隣のおうちが屋上で鳩を飼っていて、競技用かな?って感じで。
夕暮れ時に何度も何度も上を飛ばしていました。鳥って行く時も戻る時も何回も危険がないか旋回して確認してから戻るんですよね。
すみません…桐島がいたから警戒してたのかも。。。
夕暮れ時に旋回して羽ばたく鳩はなんだかとても美しかったです。
カモメはとにかくたくさんいたのだけど、カモメはヒューーーーってどこか行ってしまうからね。

 

 

たくさんの観光地を巡ったバルセロナから一転、のんびりしたエッサウィラを離れる時の夕暮れがものすごく印象的でした。マラケシュに戻る時と翌日スペインへ戻る時も一瞬すごい雨が降ったのですが、自分たちは濡れず。
ただただ、美しい光景だけを見せてもらいました。

 

 

モロッコ、マラケシュ=メナラ空港。できたばっかでものすごく綺麗!天井の透かしがまたにくい。。。

 

 

チェックインあとなのでとても身軽!真ん中にいるのはさくまくんです。
人はそこそこいますが、ものすごく混んでいる感じではないです。(入国審査がすごく混んでた)

 

 

さて、時間までスタバ(アラビア語表記読めない…)でまったりして。

 

 

悪名高き(?)RYANAIRでスペインはセビリャまで直行です!
チケット代3800円なんですけど…大丈夫かなぁ?とか話してたら、目の前に降りてきた飛行機からワラワラと乗客が降りてきて、終わったら我々がそのまま乗るようです。笑 バスか!?
なんか、そんなゆる〜い、「ちょっとモロッコ」でした。

 

次回はスペインに戻ります!今度はアンダルシア地方を巡りますよ〜。

 


ちょっとモロッコまで@2回目のJardin Majorelle

さくまくんとスペイン旅行に行きたいね。と話をしていて。
アンダルシア地方はもう一度行きたい!すごくいいよ!と力説するさくまと、バルセロナに行きたい桐島。よーしスペイン周遊の旅だぞ〜〜〜!じゃぁ、ついでにモロッコ行こうよ。
と、ついでに豆腐買って来て。くらいなノリで提案する桐島。

 

 

すこーんと青空!モロッコはマラケシュにひょいっとやってきました。
2回目のマジョレル庭園!

 

マラケシュ旧市街(スーク)に行こうか迷っていたのですが…バルセロナのエルプラット空港からモロッコのマラケシュ空港に到着した時(夜中だったんだよね)に捕まえたタクシーの料金交渉がなかなか強情でなかなか値引きせず…桐島が戦っていたら「スペインに帰りたい…」と半泣き。笑

 

いやいやいや。あのね、あぁ見えてモロッコ人はいい人だから、ね。大丈夫だから!と、なぜかモロッコ人をものすごくフォローする桐島。

 

 

まぁでもモロッコにも5日間滞在するし、無理なく楽しんで欲しいのでモロッコレベルの低めなマジョレル庭園にやってきたのでした。(ここは新市街)
前回来た時はちょっと瀕死だったので、のんびり散策出来て嬉しいです。

 

 

すっごい影。切り絵みたい。
ガウディ関連で良く見る葉っぱ。これこれ。これだよね!と。
見上げる木々の形や、つる草のねじれ、草木の造形がガウディ建築なんだよね。と。
バルセロナという都会からワープしたみたいな感覚。
いや、空想の中の世界に入ったみたいな感覚だった。

 

 

ベルベルミュージアムもまた入ってみました。
サハラの砂が気持ち良くて。あぁ、ここまで来ると民族衣装に繋がりがなくなるね。地球の反対側に来たんだね、とか話したりして。

 

 

日差しの向きが前と違うのでまた違う景色が見れます。
この青が深くて目が焼けそう。鉱石の中を見てるみたい。

 

 

おまけ。iPhpneさくま。

 

 

サボテンは10m以上、ヤシの樹は20m以上はあると思うのだけど…比較対象物がないので距離感が測れません。
台風がなくて嵐もなくてきちんと灌漑設備があると植物はこうなるんだと…。

 

 

木漏れ日に見とれてなかなか進めない。
でも確実に前回より人が多くてちょっと疲れました。早い時間に行ったからか、土曜日だったからか…。
前日にバルセロナから一緒だったマダムたちのご一行をここでみました。
気軽にモロッコに来れて羨ましいなぁ…(だってLCCで来たら片道4000円ですよ)

 

 

前回飲み物しかオーダー出来なかったマジョレルカフェ!今回はランチに使ってみました。
やっぱり美味しい…そして、美しい。
今回のモロッコ旅は「おなかを壊さない」が目標!です。笑
窓の細かな鉄細工にトルコブルーの組み合わせが「わああああモロッコに来たんだ〜!」って実感。嬉しい。。。

 

 

あと、フランス語のメニューが出て来ると、モロッコに来た感あります。
バルセロナではスペイン語頑張ってたので急にフランス語出てこない…。。。
アラビア語に比べたらまだ読めるので頑張れる。その程度だけど、なんとか楽しんでました。
でも会話自体はアラビア語の方が出来る気がします。笑

 

 

光が強すぎて玉ボケが地面にこんなにくっきり。
これがゆらゆら揺れているのを見ていると眠くなってきます。
日向は32度、日陰は26度でした。
前回も10月初旬でそんな気温だったのだけど夏に来たら45度とかだって。むりー。

 

 

これは人が居なくなるのをかなり待って撮影した1枚。
もーーーーーーーーインスタ自撮り民多すぎ。
カメラを構えた白人のおっさんと桐島、顔を合わせて笑いながら二人でこの景色を待ってました。笑
人がいないのを撮りたいんですよね…。。。。。

 

 

で、マジョレル庭園から戻ってきてホテルのプールサイドでごろごろしながらエッサウィラのバスの時間を待つのでした。
今回のお宿はマラケシュ駅併設のイビス=マラケシュ=サントルガール。日本でいう東横インみたいな感じ。。。
まぁでもお庭は素敵でした。プール気持ち良さそうだったなぁ。

 

 

プールサイドに薔薇が咲いてて、でもすっごい強そうな子たち。
まぁこんなくっきりハッキリした日差しに負けないんだからそうだよね。

 

といっても10月あたりからモロッコは雨季なので何回か雨に降られました。この日は珍しく快晴だった日。
そんなわけで、マラケシュはさらっと。

 

エッサウィラに行きますよ〜。

 


バロセロナ@ガウディ巡礼 サグラダファミリア

 

バルセロナって言ったらサグラダファミリアに行かないとでしょ。ってたぶん、誰もが言うだろうし、まぁそんなに長く建築をしているくらいなんだからすごんだろうなぁ…と軽い気持ちで調べ始めたガウディ。
ガウディはもちろんのこと、たくさんの弟子たちの思いや、人生をささえてくれたグエルさん、そしてサクラダファミリアに掛けた最後の人生。なんかいろいろすごすぎて、見くびってました。

 

さくまくんがポーズしているのは超有名な「サカサダファミリア」というスポットだそうな…。(ほんとだって)

 

サグラダファミリアの見どころっていうのは中のステンドグラスな人が多いと思うのだけど、外側、上、聖堂部分、地下部分で紹介していきます(忘備録兼ねているので写真だけでも大丈夫です)

 

 

もうちょっと寄ってみます。生誕の門。この門の骨組みだけが、ガウディが生きている間に完成したもの。
なんか、おどろおどろしい感じがするのであまりじっくりみたことが無かったのですが。この門に15人の天使が次々と完成していくうちに、バルセロナの人たちも門を見上げるようになったそうです。
やっぱりね、ちょっと怖い感じだったんだよね。

 

この天使像が完成し、扉がついて生誕の門はようやく完成。世界遺産に登録されています。あと地下聖堂のみ。
世界遺産に登録されているのは教会部分ではなくこの2箇所だけ。
天使と門を作ったのは日本人の外尾悦郎さん。この人の文章やインタビューなどいろいろ拝見しました。

 

 

この天使たちを石から取り出した時の話とか、寄付金がなくて親方が石を買ってくれてそれで掘ったとか(何トンもする石をまるごとってなかなか買えない)、工事自体がなんども中断したとか。
今こうして世界中に注目されているガウディの遺作としてのサグラダファミリアは、ガウディの目指した精神的な「救い」をみんなで追い求めているのかもしれない。

 

 

露出変えてみました。生誕の門のうちの1つ、「慈悲の門」。
ブロンズで製作し、着色ではないそのものの色彩と造形から。

 

 

これがね、ほんとうに面白い。ガウディだったらこうするかも、という発想。
もちろん外尾さんの案でコンペで1位をとったからなんだけど。

 

 

扉には無数の虫たちと植物が生きているかのように蠢いていて。
葉の1つ1つが喜んでいるように見える。

 

 

これは、希望の門扉。ものすごく日本的だ!と思ったのだけど、ナザレのイエスをナイル川に逃がす際の門の扉をイメージしていて、百合やアヤメや葦なんかは日本の風景にしか見えない。

 

 

トカゲや幼虫もあっちこっちに。
全てが「つがい」になっていてキリスト教の教えに基づいている。

 

 

この、ブロンズの光というのがとにかく美しく、生命にあふれていて。
これが手のひらサイズで…大扉一杯に施されているわけですよ。

 

 

ここは横にずれた入り口だったので扉を撮影している人がほとんどいなくて、ほんとうにゆっくり見れました。
思わずセミを発見してさくまくんを呼びに行ったくらい。笑

 

 

右側の門は聖堂への入り口でありロザリオの間に続く信仰の門の扉。
上の天使もスペインの内戦の時に破壊され、最近になって外尾さんが修復したもの。
そしてこのロザリオの間こそ、とても大切な場所…。なのですが。。。

 

 

まずは、彫刻から。もう、ため息しかないです。
サクラダファミリアの外側に命が宿ったようにしか見えない。ここに魔法でアンティークローズが咲いたかのよう。
葉の重なりも花の開き方も本物のようで、小鳥も生き生きしています。

 

 

内側へ倒されている扉への光が優しすぎて泣きそうになります。
壁一面に咲いた薔薇と優しい色彩と光。薔薇(ローズ)はロザリオの語源とも言われているからマリアさまの象徴でもあり信仰の証でもあるけど、原産は砂漠。
この緑の壁を埋め尽くす緑がまぶしいです。ほんとうに美しい!!

 

ただ、この部屋には「全員が入れるわけではない」のです。こんなに美しい彫刻を全員が見れないんですよ。。。

 

 

なんでかって。この、ロザリオの間。
代表者が「オーディオガイドを受け取る間」になっていて、ただ渡すだけのカウンターがあって、グループの代表者以外は入れません。
これ、ひどくない?みんなこの空間にスタスタ入ってきて人数分のオーディオガイドを受け取ってスタスタ出てゆくだけ。こんなに素敵なのに!?おかしいだろーーー!!!

 

ロザリオの間はとても大切な意味を持っている場所で、今年のサグラダファミリア爆破未遂時間への示唆もある場所。
この上のロザリオの間に右端にある「爆弾を持った男」の像は外尾さんが修復したものですが、建設当時にも爆弾騒ぎがあったそうです。その時はオペラ座が爆破未遂されたとか。
この男は悪魔に爆弾を渡されても、マリアさまをみて、思いとどまっているという像。

 

ガウディ的にも宗教的にもこの場所っていうのは大事な意味を持つと思うのでとても残念でした。

 

次回改善されていることを切に、切に願います。(一応改善願いのメールをしました)。

 

 

スペイン内戦の時に暴徒に破壊され、設計図や建築のための資金も全て奪われて焼き討ちにあってしまった真っ黒のロザリオの間。
それを「外尾、お前が直してみろ」と言われて、一枚の小さな写真を元に外尾悦郎さんがここまで復元したそうです。
ほんとうに、薔薇の1輪1輪が生きているよう。

 

 

この太陽の光の美しい白亜の彫刻を、みている人が桐島しかいなかったのがとても残念でした。
もっともっと大事な意味を持つ場所だし、きちんと評価されないのはおかしいよなぁ。と。

 

外尾さんの30年間の集大成をじっくりしっかり拝見しました。

 

 

エレベーターで上に登ります。
エレベーターは「生誕の門」側と「受難の門」側にあって予約するときに選ぶのですが、生誕の門側を強くおすすめします。なぜかというとガウディが生きている間にできた唯一の門であり、ガウディの意思をきちんよ反映している建築だからです。

 

 

海が見えるんですよねー。そして、こんな感じでちょいちょい展望台?があるのですが、無骨な石造りで手すりも低いから下が丸見え!

 

 

エレベーターの降りたところらへんがここ。白い鳩が舞っている塔の真ん中部分。
サグラダファミリアのけっこう上の部分です。桐島は高いところ平気なのですがさくまの腰が引けまくっておりました。笑

 

 

こんな感じで目の前にモチーフがあって、カンカン作業しているおじさんとかいて。
本当に作っているんだなぁ…とか当たり前の事を思ったりして。

 

受難の門側をおすすめしないのは、ガウディの意思とは全く反するものを別の作家が勝手に作ってしまっているからです。それでも雰囲気があっていればいいと思うんだけど、なんか、これじゃない感が…。
好きな人はいるのかなぁ??桐島的には写真も1枚しか撮らず、全然心に響きませんでした。

 

 

左右2本づつの塔の内部をぐるぐると歩いて降りるのですが、混んでいるシーズンに渋滞したんだろうなぁ…と思わせる落書きがたくさんあってまぁ、これはどこでもあるけど悲しいですね。
なんでそういうの書いてしまうんだろうな。
この写真は一瞬人が消えて撮影できた奇跡の1枚。笑
カタツムリのよう。

 

この塔は音響装置になっていて、最終的には鐘楼が下げられて音が響く設計になっているそうです…!!!

 

 

聖堂の中に入ります。
ステンドグラスが入ってとても幻想的。本当に、入った瞬間口が開いてしまうとはこのこと。
想像より、思ったより、素敵でした。
素敵っていうか、人の思考っていうのはこんなものを作る事が出来るのか、と。

 

 

フィルム版だと全然雰囲気が違うのが面白い。
神々しさという点(受ける印象)はこっちのが近いかも。
ふわああああああ…!って何かが降りてくる感じ。

 

 

真上。
モロッコに行った時に見たシュロの樹(ヤシの樹?)の森を見上げているようだと感じた。
日本ではまず、見た事のない高さの樹。
深い森のようでもあり、見上げているようでも、見下ろしているようでもある。
見上げたこの景色のくらくらはめまいではなく、美しさだと思う。

 

 

フィルム版。
惚けて見てしまう気持ちが写っている気がする。

 

この大聖堂は世界遺産ではなく、まだ完成していないので関係者曰く「まだ何もない空間なのに何をあんなに有り難がって感動してんだ?まだまだこれからだぜ?」的な感じらしいのですよ。

 

え?これ以上美しくなるんだ?え?

 

 

うーんと、そう言われてみればステンドグラスの周りには何も彫刻はないけど…もしやここにももっとびっしりと彫刻が施されるのだろうか…。でもあと完成まで10年くらいしかないけど…。

 

急ピッチで進む作業に、ユニット式で工場で組み上げられてどんどんトラックで運ばれる部品。
今はCGも計算も進んでいるから確かに指示だけだせばいくらでもパーツは作れて、建築は進むけどさ。

 

 

このキリスト像は手作業で作られたものだし、当たり前だけど生誕の門の彫刻だって15体を手作業で掘り出したもの。
ガウディが「サグラダファミリアを作る意味」としているのは「完成させること」ではなく「作ること」自体に意味があるといっていたのを、来て見て感じて理解した。
これは、仏教の砂絵とか曼荼羅とか、言ってしまえば写経と同じで。
やったからどう、ということではなく、過程に意味があるということなんじゃないかと。

 

 

どの宗教でも「争ってはいけない」「心を静めよ」「隣人を許せ」と言っていて、そうじゃない派閥もあったりするけどそれは結局解釈の違いでどの宗教にもそういう人はいる。
結局は同じことをどの世界でも言いたくて、同じことをしたいんじゃないかと。
宗教の外側の人間は、思うのです。

 

今回の旅でたくさんの大聖堂を見たのだけど、サグラダファミリアほど「個人の神様への解釈」が入っている大聖堂はなかったし、その個人の解釈を受け継いで作られている場所もないと思う。
今でいう「デザイナーズ」なわけでしょ?ガウディって。
デザイナーがこんなに主張したらいかんっていうか、やりすぎ、を超越して神の目にまでなっているのが面白いところ。

 

 

この角度とか。スカスカ感がちょっとわかるかも。
あ、そう言われてみればなんかぽつーんと石像があるなぁと。
これがもっともっと豪華絢爛になるのかなぁ。

 

 

ここもまだ。ステンドグラスが入っていません。
これから仕上がって世界が変わっていって、どんな風になるんだろう…!!と思うと、「完成しないのがサグラダファミリア」とか言ってるのに完成したのも見てみたくなってしまう。
どんな世界をガウディは見てたのだろう。

 

今建築主任をしている外尾悦郎さんは「ガウディの見ていたものを探しても何もなく、ガウディが見ようとしていた方向を自分も見るようにしたら見えてきた」と言っているのが印象的で。
ガウディが計算した緻密な設計は測量によって明らかになり、現代の技術で作られています。

 

 

なんか、ここに来て強く思ったのが。
自分の思いや技術を伝承するのに、親子である必要はないんだな、と。
まして、ガウディと外尾さんは会ったこともないのにこんなに深く理解し合っている(と思います)。
一つのモチーフを決めるにしても、ガウディだったら何を考えるか、キリスト教はどうか、カタルーニャはどうか、サグラダファミリアはどうなのか?を考えて、傾斜の1℃に悩み、全てに深い意味がある。

 

芸術って、われわれ一般人が表面的に「わ〜!きれいだなぁ〜!」って見ている裏側に100倍以上の考えがあるのだと思います。
ガウディの建築概論を読むとこんなに考えているのか!?と本当にびっくりする。もちろん他の人もそうなんだろうけど。それが、当たり前なんだけど。
その思考は「すごいものを作りたい」んじゃなくて、「なぜそれを作りたいのか?」なのかな、と思った。
そして、その心を一緒に考えられる人が、その技術や意思を伝えられるのかなと。

 

 

今出来立てほやほや部分。
ちょっとファンタジーで可愛い。なんかお菓子の国みたいでメルヘン。

 

 

この部分が出来たらエントランスは変わるみたいだけど、最終的にどうなるのか、本当に気になる。
「できる前に行きたい!」って行ってきたサグラダファミリアだけど、「出来てからも行きたい!」になった。あの扉と美しい空間でぼーーーーーっとしてたい。

 

 

最後に、資料館的な場所でいろんな模型やら図案、設計図などを見た最後の部屋に。
ガウディのお墓がありました。

 

 

暗いけど、なんとか見える「R.I.P」の文字。Requiescat in Pace。安らかに眠れの意味。

 

本当は地下の大聖堂でお参りができるんだけど、それはキリスト教の洗礼を受けている人だけで。うちら観光客はガラス張りの上の方からこうしてガラスに張り付いて眺めるのです。

 

でも、なんかいい空間でした。真っ暗で、石で包まれてて。静かで。

 

あなたが残したものは今まだ生きていて。
大切にされていて、慈しまれていますよ。って。 伝えたい。

 

サグラダファミリアに行きたいな〜だけの思いつきから、ガウディ建築の歴史から人間関係、建築思想、宗教感や歴史まで調べる事になって。本当に深く学ぶ事が出来ました。

 

今回行けなかったモンセラット教会と、最近公開になったカサビセンス、そしてやっぱ行けなきゃ行けない気がするマヨルカ島の大聖堂にも行きたい。
それまでに自分も、もっと色々磨いていきたいな、と思います。

 

長々おつきあいありがとうございました。

 


バロセロナ建築散策@モンタネール建築と大聖堂

 

サクラダファミリアから歩いてちょっとの所にある世界遺産。サン・パウ病院。

元、病院と聞いて耳と目を疑うのだけど、どういう人が作ったのか知ってちょっと納得した。
ガウディを調べていると度々出てくるドメネク・モンタネールという建築家(Lluís Domènech i Montanerと書くのでムンタネーと読む事もあるらしい)。

 

 

この人はガウディのライバル!と紹介されることが多いけど、その時の社会的にはモンタネール氏のほうが全然格式が上で、頑張ってガウディを貶めていたような感じ。
ちょっと人聞きが悪いけど。

 

モンタネールは「花の建築家」と言われていて、細やかなタイル細工を使って花の装飾をする事で有名。
そして、とっても「貴族的」な雰囲気。ヨーロッパっぽいと言うのか、ちょっとフランスの香りがする。

 

 

続きの間の天井。
キツイ色合いではないけど、ピンク。
どこもかしこもとってもカラフルでこれでもか!と装飾している。
それがまた可愛いらしくて品がある色彩で、絵になるんだけど…。ここ、2009年まで診療が行われていたそうで…。

 

 

元、病棟。
ここにずらーっとベッドが並んでいたかと思うとちょっとなぁ。
確かに色彩は綺麗だし「病院という建物は殺風景で気が滅入るから患者さんが楽しい気分になるようなものを作った!」と言う気持ちに嘘はないんだろうけどね。だけどね。

 

 

これ、手術棟。天使がいます。
…あー…お迎えが見えちゃってる〜。とか思ってしまいそう…と言う感想の日本人。
なんかね、すんごく素敵なんですけど、入院したくない…。。。

 

 

晴れたり小雨が降ったり天気が忙しい!
30分くらいでこんなに色彩が変わってしまいました。
さらにカラフルに見えるなぁ。

 

一棟だけじゃなくて小さな町のようにこんな感じのカラフルな建物がずらーーっと並んでいるのです。

 

 

自分らは診療にきたわけじゃないから楽しめるけど、これが重大な病気とか、怪我とかで来たらさ。
「あぁ、自分はもうここから出られないんじゃないか…」って隔離された感があるんです。
雰囲気的にディズニーランドとかユニバとか、そういう非現実な空間に思えてしまう。

 

 

綺麗なんだけどね。楽しいんだけどね。

 

単なる風邪やちょっとした骨折とかじゃなくて、死の淵が見えている人がうつろに見える世界がこれだとしたら、ちょっと怖いなぁ。と思ったのです。

 

 

雲の流れで影になって真っ暗になった天使。

 

毎日がきらきらで美しく見えている人って、少なくて。
こういう風に見えている事のほうが多いんじゃないかと思って。自分がそうだから、そう思うのかもしれないけど。
病気の時に美しいものをみて元気になる余裕がある人は、一部なんじゃないかな、とか。
ちょっと「強者」の目線、を感じたのでした。これはイギリスの大英博物館でも感じたこと。

 

 

もういっこ、モンタネール作品。世界遺産です。
ツアーでないと内部に入れないので英語のツアーを予約してグループで回りました。カタルーニャ音楽堂。
バルセロナ音楽堂ではないのかと思って、今回のカタルーニャ騒動を思い出した場所。

 

 

とってもとっても美しくて、柔らかい色彩なのだけど、空間の重さと密度がすごい場所でした。
怖いとか圧迫感とかではなくて、隙間がないほどの「意識」で埋め尽くされた空間。。。

 

 

ガウディのそれとは全く違うものを感じました。
桐島はもう、ガウディ贔屓なのですみません(笑)好きなので。それ前提で読んでください。

 

モンタネール氏は「上流階級の目」を持っていて、上流階級の人向けのものを作る人なんだな、と感じました。
これは、庶民のものではない。そう突きつけられています。
今は宮殿でもお城でも観光で入れるけど元々は庶民には縁も所縁もない場所で。そういう場所に入るとものすごいアウェイ感があるんですよね。感動と共に。

 

 

よくパンフレットで見るここは本当にすごかったです。
ここで上がって、降ってくる音楽は聞いてみたい。奥にパイプオルガンがあります。

 

 

ちょっと上から見るとわかりやすいのですが天井のステンドグラスが立体になっていて、また美しいのです。
このホール自体が完璧な音響効果になっていて、ステンドグラスの1枚をクリスタルではなく修理のためにイミテーションにしたら音が狂ってしまったそうで。。。
今でもほぼメンテナンスなしでこの音楽堂は完璧な音を広げてくれているそうです。

 

 

ガウディの弟子の人が「ガウディではここまでのものは作れなかった。さすがモンタネールです」と言っているし、確かにすごい空間なのはわかりますし、感動しました。
ガウディの作品に出会わなかったらそうは思わなかったのかもしれないけど、この人の建築は「上流階級の人が心地よく過ごすためのもの」として作っているのだなと。感じた。

 

 

とにかく美しくて、豪華。
それだけがこの空間を支配している感じ。
バロック建築とか、そんな感じなんだけど。その美しさは大好きだったはず。
この、少しの違和感はなんだろう?と思ったのですが。

 

 

何かを作る時にはその「モノ」に対峙して作ります。それはどんなものでも同じ作業だと思う。
その対峙するもの、要するに向き合うべきもの。というのが、モンタネールは美意識だったり上流階級の華やかな人たち、それを望んでいる自分自身だったのかな、と思うのです。

 

病院の建築もそうなのですが、この人は暗くて寒くて怖くて一人で震えた事がない人なのかな、と。
誰も助けてくれなくて、泣いても何もならなくて。
疲れて、涙も出なくなって、一人で立ち上がって進んでみるしかなかったことが。ない人だったのかもしれない、と思いました。

 

 

モンタネールはガウディが出た建築大学の校長先生をしたり、公共建築やオリンピック関連の仕事を多くしています。
今でいうゼネコン系のデザイナーさんだったわけで。だから、とにかく明るく「力がある人」にウケるものを作っている。だって承認してお金を出すのが「力がある人だから」。
自分自身も力がある人になっていき、彼は政治家も経験しています。

 

 

ガウディは名前が売れてきても公共事業の類は街灯デザイン1本のみでやらせて貰えませんでした。建築のコンクールや賞も全く受賞していません。
認めてくれるのはパトロンであるグエル氏のみ。
何処からか仕事の話が出てきてもいつの間にか流れてしまったり、モンタネール組が手がける事になってしまっていたようです。

 

建築家というのは施工主がいなくては仕事が出来ないし、自分の作りたいものだけを作っていいわけではない。
もちろんガウディも自分の作りたいものを作っていたわけではないのですが、「自分の解釈で」相手の要望に全力で応えようとしていた人なのだと思います。
相手が喜ぶために相手を主軸にするのではなく、喜んで貰えるような自分自身の答えを探していくやり方なのかな、と。

 

モンタネール氏の建築をみて、ガウディの考え方の理解が深まった気がします。
とても美しく、どこを切り取っても素敵な空間でした。

 

 

最後はバルセロナ大聖堂。カテドラルです。
大聖堂と教会、の違いは。教会はいくつでも立てて良いけど大聖堂は街にひとつだけということ。
その街の教会を統べる一番大きな力を持つ教会が大聖堂。
町内会長さんみたいなものだね〜。と話したら急にありがたみが無くなりました…。。。

 

でも、この大聖堂には絶対来たかったんですよね。

 

 

内部の作りは古典的な大聖堂です。少し質素な感じはするけど。煉瓦で出来た、たかーい天井。
コウモリみたいなアーチが、ものすごく高い。

 

 

この場所はサンタエウラリア大聖堂と言う名前で、サンタエウラリアというのは実在した13歳の少女。
ローマ帝国がバルセロナに侵攻してきた際に、ローマ人はカタルーニャ人にキリスト教を捨てろと命令します(当時のローマ帝国ではキリスト教を禁止してました)
拷問や処刑を受けるのでカタルーニャ人は次々にキリスト教を棄教するのですが、サンタエウラリアだけは13の拷問(書きませんが教会内に残っている壁画を見るだけで痛い…)のち斬首されてもキリスト教を捨てませんでした。

 

 

小さな少女が、殺されても捨てなかった宗教心。
なぜ、そんなに強くその宗教を思えるのか。なんで捨てなかったんだろう。
自分には理解できませんが、バルセロナの市民は彼女を悼み、聖人として祀りこの大聖堂を建て、バルセロナの守護聖人になりました。
写真はエウラリア嬢が眠る石の棺です。

 

 

きっと神様の近くにいけて、聖人になれた彼女はとても嬉しいでしょう。
悔いなどないだろうし、死してなお皆に愛され、聖人としてバルセロナを守っています。

 

もちろん昔のことだし、創作も入っているとは思いますが、他の大聖堂でこんな小さな普通の少女が聖人になって大聖堂に祀られていることは聞きません。
(セビリア大聖堂なんかイスラムモスクよりもでかい大聖堂を建てちゃる!っていう目的で南米人を虐殺して金を数トン持ち込んで作った教会ですもんね)

 

 

そんなことを考えつつ、サンタエウラリア嬢のことを思いながら大聖堂を歩いていると、マリアさまや聖人たちにリボンがついているのに気付きました。
あっちこっちにあります。
写真には写していませんが、これらの像は鉄格子越しにあるので、もちろん触れるわけではないです。
でも、リボンがマリアさまの左小指につながっていて、そのリボンをあなたは触ることができますよ、と書いてありました。
なんか、いいな。って。気持ちが暖かくなりました。ほんとに。

 

 

大聖堂を出ると中庭に噴水があってお庭があって、ガチョウがいます。
エウラリア嬢がガチョウを飼っていたそうで。彼女が寂しくないようにガチョウがいます。

 

 

溢れる木漏れ日と、水の音とブーツが踏む石畳の音。
捧げられたろうそくの炎が揺らめいているのを見て、とても落ち着きます。

 

 

大聖堂ってすごいけど、ちょっと怖かった。
でも、ここはとても綺麗な空気で、悲しいけど寂しくなくて。
人がたくさんいて、鳥もいて。 良い場所です。

 

ガウディのお葬式をやったのもここだと聞いて、うらやましくなりました。

 

なんでか、サンタエウラリア嬢の顔を見て思い出した人がいます。なんか、ね。

 

次はサグラダファミリアです。

 

 


バルセロナ@ガウディ建築巡礼2(グエル邸・グエル公園)

 

ガウディと言えばグエルさん。というくらい付いて回る名前。

ガウディってサグラダファミリアとグエル公園が有名だし。グエルってガウディのパトロンの人の名前なんだって。
へー。パトロンかぁ〜。ヨーロッパって感じだね〜。
…というくらいの知識しか無かったのですが。。。。

 

 

訪れるにあたり、調べれば調べるほどにガウディとグエルさんの絆が深い事が分かってきました。

 

 

ガウディ関連は日本から全て予約して行ったので、グエル邸も時間になったら入場。
平日だったのもあってか、結構空いていました。
入り口すぐのエントランス。当時は馬のままお屋敷に入れるように地下にまず通していたそうで。
蹄がひっかかるのかな??っていうくらいのスロープ。

 

 

地下はなんか、 FFの水路ダンジョンみたいだなぁ…とか思っていました(3とか4あたりの)
今回の旅でこういう「誰もいない写真」を撮るのに一番苦労したのはここです。。。韓国人カップルがお互いをずーっと撮影し合ってて待っても終わらず…。笑
2回目のトライで別の韓国人カップルの撮影の移動する瞬間を狙って撮影した1枚。
この青い光をどーしても入れたかったのです(太陽光です)

 

 

で、エントランス!!
この場所の写真とかはネットで見た事があったのですが!こんなに人がいない状態で撮影できると思わなかったのでほんとにびっくり。数分間だけ貸切だったのです。
この絨毯。なんかCGみたい…。。。完全順光で奥にもライトがあるのでHDRみたいになってます。笑

 

 

玄関登ったところ。もう、もう、豪華絢爛。重厚感!

他のガウディ建築と全然雰囲気が違うのはガウディが「グエルさんは凄い偉大で凄い人なんだ!!」って言うのを伝えたかったから。という。
そしてイタリア様式建築なのもグエルさんのお嫁さんの親御さんがイタリア出身だったからだとか。

 

 

窓は多いわけじゃないのですが、外光の入り方が素晴らしく、映画の中に迷い込んだような錯覚を覚えます。
モチーフひとつひとつが凝っていて本当に目移りします。
この家は鉄と石が多い印象。

 

 

赤い絨毯の階段を登ると、なんか、目黒の雅叙園の錯覚を感じます。
全然違うのだけど、万華鏡のひとひらみたいにつながっている気がする。

 

 

階段を上がったところにある鉄の柵。
グエルさんは鉄鉱山をたくさん持っていてそれで財を成したそうで。そのことを伝えるためにグエルさんの山で採れた鉄を使っているとか。

 

 


寝室の飾りがちょっとアールヌーヴォー(モデルニスモ)な雰囲気。
この家は「ガウディっぽくない」と言われる事が多いですが、ガウディの建築を「カラフルではちゃめちゃな建物」と表現するなら確かにガウディっぽくないんだと思う。
ガウディは相手を尊重し、尊敬する人なんだって、いくつかの建築物を見て感じました。
その、尊重というのは自分のフィルターを通す事だからガウディの思考が垣間見える。他の建築家には作れない作品が完成する。

 

 

階段ひとつをとっても美しい鉄でできていて、シルエットまでも計算されているのがすごい。
グエルさんのガウディへの信頼ぶりも、本当に素晴らしくて。
赤の他人がこんなにひとつの心で繋がれるのかと思ってしまうくらい。
ガウディの作るものに心から惚れていたのだろうし、ガウディもグエルさんの人柄や信頼に心から答えたい!と言う一心だったのだと思う。

 

 

グエルさんは、ガウディにとって神様みたいな存在だったと思う。
自分の全てを肯定してくれて、芸術を理解してくれて、背中を押してくれて、手を引っ張ってくれる。
どうしてそんなにガウディのことを好きだったのかと思うけど、グエルさんもガウディの作品に救われていたんだろうな、と。この天井を見て思いました。
宇宙を見上げるようなパイプオルガンの仕込まれたホール。
モスクの天井を思い出すし、満天の星を思い出すし、海の底みたいでもある。

 

 

天井のこの作りもイタリア式とあったけど、イスラム式宮殿にも見える。
迷路みたいな作りがとても面白くて。決して広くないバルセロナの一角が別世界につながってしまったよう。

 

 

金色にも見える天井。
真っ赤な壁紙とゆるいアーチがまた異世界に来てしまったようで、平行感覚がなくなっていくみたい。
でもこの浮遊感はモスクと一緒。

 

 

ふわふわした中でものすごく気になったのがこの絵。絵っていうか、石に金箔で彫ってあるみたいな感じ。
ミュシャみたいな感じ。きらきら光を反射して、しばらく見入ってしまった。

 

 

こんな風に少し立体的?というか、絵っていうのかな。なんていう技法なんだろう。
つるりとしていて、きっと触ったら柔らかな冷たさなんだと思う。雨の日の午後に向かい合ってみたい世界です。

 

 

最後は屋上。
途中から結構人が増えてきて全体を撮影出来なかったのですが、ぼんやりと一部を見たり。
誇らしげにお屋敷を紹介し、「これを作ったのはガウディなんですよ」と何度も何度も嬉しそうに言ったのだろうなぁ、と思うと本当に、なんでか、ちょっと嬉しい気持ちになる。
ガウディのひたむきさというか、不器用な一生懸命さを、掬ってあげてくれて、ありがとうございます、って思うんだ。

 

ただの建築家とパトロン、ではない。心からのお互いの信頼を、お屋敷から感じました。
とにかくこの人を喜ばせたい、世間に認めさたい!っていうのを、お互いに思っていたんだろうな。

 

 

別日なので空がどんより。こちら、グエル公園です。
砂糖菓子のような建物、と称されていたけどほんとにその通り。美味しそう。
よく見れればみるほどに細かなタイル。でもイスラムのそれとは違う有機的なつくり。

 

 

別角度から。ぐるりと回ってみてもひとつも同じ場所がない。
グエル公園のタイル装飾は弟子たちが作ったものが多くガウディ本人はやってなかったそうですが。
でも信頼してないとやらせないしね。ガウディの理念を分かち合って、お互いを認め合っていたんだろうな。

 

 

これはペンタコちゃん。
グエル公園はとにかく人が多くて、多くて、多くて。笑
どこを撮っても人が写り込んでしまうよなーって雰囲気しかなく…。園内が改装工事中で縮小されてたのもあるかも。

 

でも植物が多くて花もたくさん咲いてて水の流れもあって。
これが「街」になっていたら夢の中みたいだったろうなぁ、と思いました。
薔薇の実にピントを合わせたら建物がビスケットみたいになった。

 

 

人が入れない方の装飾。タイル貼りでびっしりかと思ったら以外と遺跡みたいなアーチが目立って不思議な世界。
長い年月を経ているからだと思うけど、隙間に植物たちが生き生きとしていて心地よい場所です。

 

 

これ、有名なトカゲね。シンガポールのマーライオンみたいなもの?(みたことないけど)
思ったよりでかかったです。で、水は口っていうか、顎から溢れてますよって感じで…。
とにかく人が多くて一瞬だけ撮れた1枚。

 

 

これはトカゲの後ろにあった神殿みたいな場所の天井。
こういうモチーフ的なものがいくつもあって。瓶の底とか、ガラスの破片とかビーズみたいなのとかも刺さっていて面白い。
ガウディ建築のカラフルな場所は全てジュジョールくんの仕業だとか。サクラダファミリアのステンドグラスもほとんど彼の色彩センスなんだって。
ガウディはカラフルなわけではない、というのも結構衝撃。
次にバルセロナに行ったらジュジョールくんの建築も見に行ってみたいなぁ。

 

 

やほー。さくまです。

 

 

バル・セロ・ナー!

 

10月初旬、日本はずっと雨で寒かったのですがスペインはほぼ晴れ!バルセロナは昼間26℃くらいでした。
さくまが入るととたんに楽しそうな写真になる。。。笑

 

 

10月は夏の残りの花とちょっと、って感じだったけどそれでも気持ちよい空気だった。
グエル公園は結構山間にあるのもあって、海が見えるんだよね。

 

 

さくまくんの後ろにある穴倉は完全に鳩たちの巣になっていて、1穴に1家族住んでいました。
ちょっとジャングル的な感じがいいね。綺麗すぎないのがいい。

 

 

もうただのポートレートです。笑
楽しそうな雰囲気をお届けできれば。

 

 

ルリマツリもあちこちで咲いているのをみました。モロッコにもあったなぁ。
乾燥に強い花なのかも。

 

 

後半、さくまが可愛いだけになってしまいましたが(笑)グエルさんとガウディの深い繋がりと、この先の建築につながる事を色々考え出した時間でした。




バルセロナ@ガウディ建築巡礼1(カサミラ・カサバトリョ)

バルセロナに来た一番の理由がガウディ建築関連を訪れること。

興味を持ったのは建築雑誌。建築に興味を持ったのはさくまくんと逢ってからの影響なので、ほんとに微々たる知識なのですが。とりあえず関連書籍や写真集を買いまくって読んでから行きました。

 

 

 

訪れた順番は違うのですが、いくつかに分けて記事にします。まずはグラシア通り沿いにあるカサ=ミラとカサバトリョ。

こちらは、カサ=ミラ。La Pedrera書いてあることが多いのであれ?と思う。
これが直訳で「石切場」なんだって。当時はものすごく評判が悪くて石切場ってのは悪口の意味。
うーん。そういう意味でつけた名前を今評判がよくて人が集まっている場所ならCasa Milàだけでいいと思うんだけどなぁ…と。思った。

 

 

ある意味観光地写真なので、割愛しようとも思ったのですがカサ=ミラの評判は他のガウディ建築に比べて良くなくて、「入場料の元が取れない」とか「時間がなければ行く必要なし」とか書いてあったのでどうなんだろう?と思っていたのですが。
ここって現在も入居者がいる生きている建築なんですよね。マンションなんです。だから入れる場所が少ない。
ここは観光客が入れるエントランスの吹き抜け。もう1つは住人用。

 

 

一番好きな場所はここ。エントランスすぐの鉄の門が水面の波紋みたいでとても美しいと思ったのと、この天井!!フレスコ画法みたいなんだろうなぁ…と勝手に推測。漆喰に塗料を混ぜ込むんじゃなかろうかと。
うねりの混ざり具合がとても美しくて、夜に見たらライトが生えてまた違うんだろうなぁ〜と、しみじみ思いました。

 

で、このあとエレベーターに乗り、一気に屋上に行って屋上散策ができるのですが。
屋上…すごい人混みで自撮りをする人、人、人、、、で。風景写真は無理でした。笑
人が映りすぎているので載せられる写真がないので気になる人は検索してみてください。
屋上からサクラダファミリアが見えたりしてきゃっきゃしますよ。

 

 

で、急に別の世界にやってきてしまったかのような洞窟みたいなこの場所は最上階の博物館。このレンガのアールがモンセラットの地下聖堂を思い出して勝手に胸熱になっていた桐島です。
ガウディと言えばサクラダファミリア。サクラダファミリアと言えばアレです。

 

 

これこれ。逆さ釣り模型。
下が鏡になっていて立体的に見ることができます。サクラダファミリアにもあるけど、実際に回りがこの施工をされているので何だか不思議な感覚。今回モンセラットには行けなかったので次回ぜひ行ってみたいなぁ。

 

 

さっきいいなぁ!って言ってた玄関の模型。1/35だったかな。
ものすごく精巧に作られています。建築は、模型ありきだけど実際に見ると面白い。

 

 

サクラダファミリアや他のガウディ建築の模型なんかもあって好きな人は本当に面白いのだけど。
興味がない人にはつまらないようで…。さーーーっと歩いて行く人はいました。これ、よく見るとガウディみたいな人形が座っているし鏡がついてて下から観れるし!

 

 

ガウディのことを狂気の建築家とか言う人がいて、まぁ好みは分かれるけど。
少なくとも建築学と物理と数学と生物学が大好きな人だという事はわかりました。そして美術や文化史、宗教学にも興味が有るってことも。偉人と呼ばれる人は本当に多彩だけど、作品を作るために何から見出すのか?は結構重要なのではないかと思う。ガウディはそれが植物や自然科学であることが多かったという。

 

 

で、もう一個下の階も展示スペースになっていて。ここは当時の家具や調度品を再現しているのだけど。
この部屋を見たとき「あ。ベーリックホール!」って思った。そういえばベーリックホールはスペイン様式!

 

 

レースカーテンがちゃんとアンティークだったり。

 

 

壁に飾ってあるのがちゃんと木彫りだったりして。
モデルニスモ建築流行りの時期だからちゃんとアールヌーヴォー!美しいです。

 

 

これは同じ部屋に飾ってあったお花。
紫陽花とかすみ草と、緋色のテーブルライナーが美しくて。人の波を縫って撮影しました。

 

 

中に売店もあって、いろいろ。モリスなんかも売ってて面白かったけど。
足元が2色組のヘリンボーンになっててゴロゴロしたくなったのでした…(堪えた)

 

 

天井もめまいがしそうに美しい漆喰。
カサ=ミラは建築好き、当時の暮らしやにおいに興味が有る人におすすめです。
単純に面白い建築(パっと見わかりやすい)が見たい!という人には物足りないかも。

 

 

で、パっと見わかりやすくてテーマパーク的な面白さは断然こっち。カサ=バトリョ。
(でも両方それぞれ良さがあるので桐島的には両方見た方が面白いと思う)
骨みたいなデザインの方です。両隣共デザイナーズなので次回はお隣さんに行くことを決意。

 

 

表面の粉砕タイルがきらきらして美しい。夕焼けとか綺麗だろうなぁ〜。

 

 

中に入ると人の多さにまずはびっくりしますが(笑)それ以上に「想像するガウディ建築」っぽさ。
ちょっとディズニーのトゥーンタウンっぽい感じさえします。笑
「ガウディって直線がないんでしょ?」って聞かれたけどこの建物はそうかも。

 

 

カサ=バトリョは個人邸でバトリョさんちでした。海をテーマに作られたおうちなので、もうあちこちがブルー。
そのブルーもいろいろで面白い。人が感じる青だったり、光の濃淡の蒼だったり、生物の碧だったり…。
海というよりも海を解釈した感じ。
写っているのはさくまくんで、吹き抜けを撮影しています。(ヘッドフォンはオーディオガイドの付属品)

 

 

 

ガラスがいちいちステンド技法で水面みたいに波打っているから困る。
ほんと美しくてモネの絵画みたいだし、氷みたい。触れると、とろんと、していてため息です。

 

 

予約制なのですが、一番人が多いと感じた場所かもしれません。
建築自体がポップで非現実的なのと、ある意味わかりやすいのと、オーディガイドが秀逸すぎるのです。

 

 

貸してくれるのはこれ。スマホ型オーディオガイド。
VR方式で、部屋の中を映し出すとその場所に応じたCGが動いて説明と共に動き出すのです!
この場所は「この窓は亀の甲羅をイメージして作られました」ってアナウンスがあると実際に亀が窓から生まれて動き出すという仕組み!これはすごい!!
で、画面の中には人はいないから、人混みを感じない不思議。

 

 

これは天井。ミルククラウンが繊細な石膏で表現されています。
VRではこの真ん中にシャンデリアがありました。

 

 

これは別の部屋のシャンデリア。珊瑚みたいだなぁ。と思って。

 

階段で上まで登るので体力必要です。(身体都合や難しい方向けにエレベータはあります)
途中の小部屋の扉がディズニーぽい。凝っていない場所がない!!のですが、人がいない瞬間を狙ってもそれがないのでなかなかアップできる写真が少ないのです。。。

 

 

屋上にも行けますがここは面白かった。屋根裏部屋。
いきなり真っ白の石膏作りで、あれ?モロッコ?と思ってしまった。
いやほんとこれはモロッコ感満載です。乾燥室と洗濯室として作られた模様。

 

 

この壁の段々とかは通気口なのです。アールのアーチはレンガを石膏で埋めたんだろうなぁ。
教会みたい。

 

 

小さな階段や照明にも愛を感じます。
下の凝りまくった空間も面白かったけど、この屋根裏部屋はすっごく落ち着く場所でした。

 

この場所に来て思い出したことがあって。ALEXANDER McQUEENの存命最後のコレクション2010S/Sのテーマが海だった。

その時の会場の光とか色彩とか、海の見え方がこのカサ=バトリョにとてもよく似ていて。
もしかしたらマックイーンはここに来たのかもな、と思ったのでした。
ほんとーーーーに時間がないか、建築にあまり興味がなかったらカサ=バトリョだけでもいいけど。
カサ=ミラの祈りの場みたいな敬虔さも素敵だと思います。
記事はガウディ建築2へ続きます。


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