手吹き硝子と螺旋階段の楽園。

ロンドン写真つづきです。
写真はキューガーデンという植物園に行って来た時のもの。キューガーデンはヴィクトリア調時代に建てられた世界最古の硝子温室。世界遺産だそうです。
 

駅の周りはちょっと観光地っぽくて、でもオシャレで綺麗な雰囲気。
キューガーデンへ向かう人ばかり。
 

開園時間がいつのまにか変更になってて、みんなで待ちぼうけてたのだけど。
職員さんも結構ギリギリに出社してくるのが不思議。まぁ、そんなもんで良いのかもね。

ゲートが開いて、みんなチケット売り場へ。
大人2枚!と言っているのに学生?と何度も聞き返すターバンの販売員に、もしかしてパスポート見せた方がいいのか?と悩みつつも、こんなに言ってあげてるのに大人料金でいいのだね、とあきれ顔でカードを切ってくれました。
いや…学生ですって言って学生証もないし…(^^;;;)そんなんで歳がバレても余計に恥ずかしい。。。。
 

温室は、びっくりするほど大きくて、これを人の手だけで作ったというのが信じられない。
重機や工場生産ではない鉄骨と硝子の温室。
中には何年生きて来たんだろう…と思う大きな植物ばかり。
 

さくまくん。コロボックルになってしまう。笑
恐竜が出てきそうな、スケール感。
 

この温室で素晴らしいと思ったのはそのデザインと大きさと質感と、、、色々ありすぎるんだけど。
一番は、植物の上に行ける、というところ。
螺旋階段を登って、巨大な熱帯植物を上から眺められるこの光景が、不思議で面白くて。
植物園内部には温室じゃなくて普通に地上5mくらいのところを歩けるスカイウォークというのがあったんだけど、それは遠くて時間が足りなくて今回は行けなかったので、空中散歩体験はここで。
 

植物たちはここでどんな夢を見ているんだろう。
硝子の天井は透明だから、星が見えるんだろうか。

とか、ぼんやり考えながらシャッターを押していました。
 

そして、一歩外に出ると、果てしない悪夢の続きのような世界。
あ、こういう絵、どこかで見た事があるけど。
実際に存在する風景だったのね、と理解しました。
地平線が見えてしまいそうな、遠くまで続く巨木の一本道。
これが、この公園の敷地のごく、ごく一部。
この先にもまだ、違う世界があるなんて、ちょっと恐怖も感じる、狭い国から来た人種。
 

そして、樹々が巨大すぎて写真でなかなか伝わらないので、比較にさくまくんを入れてみた。
ら、結構離れているのに樹が入りませんでした…。
レンズは50mm単焦点ですよ。パースついてません。樹の目の前に立ってもらって、50mmで樹が半分しか入らなかった…。
 

さくまくんに撮ってもらった薔薇の樹?もこんな。
全然入りきらない。
桐島の頭の上から伸びているのは今年のシュート(新芽)。
巨大なモンスターみたいな、薔薇の塊。。。

蔓薔薇系はまだ時期が早かったみたいで固い莟でした。
(6月中旬は日中20℃、夜は一桁℃で結構寒いです)
 

温室の裏手にある薔薇たちは、当たり前だけど全部イングリッシュローズ。
剣先咲きの尖った子はひとりもいませんでした。
 

素晴らしい花弁の形にうっとり。
薔薇たちはどちらかというと最近暮らし始めたようで、そんなに巨大でもなく慎ましやかな感じ。
 

この植物園は花ではなく、植物がメインみたいで、一面のススキみたいな草だけのゾーンとかもあるらしい。
植物園というか、巨大な森みたい。
色んな「緑色」があって、思わず絵の具をまぜたくなる。
ここ、ホントにいくら見ていても飽きない。

奥の方に行くと国定公園みたいに野生動物が暮らしているほぼ「森」なゾーンもあるらしくて。
今度行く時はそっちも探検してみたい。

今回はね、ふらっと入ったこの温室たちに心を奪われてしまって。
 

いくつもの温室が区切られていて、延々と世界が変わっていく、不思議な空間。
ここは乾燥地帯。多肉氏とサボテンたち。
 

サボテンの花がとても美しく咲いていて。
これはモノクロでしょ。と、一択。
サボテンて、あんなにトゲトゲしてるのに、しなやかで繊細な花を咲かせるから不思議。

サボテンのトゲは「葉っぱ」が変質したもので、水分をなるべく蒸発させないように、と。身を守るため、とウォルトの映画で見て、そうなんだー!すごいなー!って思ったので小学校の理科の授業で話したのだけど「葉っぱがトゲになるわけないだろ!」と、理解されずにそのまま嘘つきで終わってしまったのを、ずーっと忘れられないでいる。先生も知らなかったみたい。
知識って、結局「興味」がないと無用のものだし、サボテンのトゲに興味がある人は少ないんだって、知った。

花が咲いていると、少しは興味がある人も増えるかな。
でも、本質はきっとそこじゃないんだよね。
 

ダイアナさんは植物の研究に熱心だった。
この温室はダイアナさんに捧げられてるんだって。

何かを残す事自体に意味があるわけじゃないけど、この温室に感動した人がこの名前を見たら。
彼女の事を全く知らなくても、きっとどんな人だったのか知りたくなると思う。
それで、彼女の功績を知って、もっと植物が好きになると思うし、地球に興味がわくと思う。
 

それには、結局自分自身がどんな場所に立っているかきちんと見極める必要があるし、巨大な植物や美しい花ばかりではなく。
足元の小さな花を変わらず愛でる定点観測は忘れないように。
ひといき、冷静な気持ちで向き合えるように。
 

どんな時だって、どんな被写体だって、写るのは自分自身の心。
まっすぐ、透明なまま、そのまま投影して。焼き付けて。

“Only do what your heart tells you.”

美しさとは、その心が示す光そのものである。


ロンドン写真。ぽつぽつ、続くかも、です。

 

 

秋の京都(紅葉とかは無いです…)2日目。

比較的早起きをする。
比較的、というのがポイントで。旅に出たら「休める〜〜!!」と思っている所があるので出来るだけ眠っていたいと思う派。
それでも楽しみに起きれる、っていうのはこの宿の特権だと思う!!
ぜったいに今年中に来たかった!!錺屋さんのお姉さん宿の「月屋」さん!!
 
どーしても泊まりたかった「三日月」のお部屋!!
和風の中の洋風。ってレトロクラシカルの一番のハイライトだと思うなぁ…!!
ベンガラ格子の窓にアンティーク家具とか…!たまりませんよ。。。
そして、お部屋出しの朝ご飯つき!
今回はとっても堪能させて頂くだけ頂いて撮影はほとんどしていないのです!また連泊させて頂く時にじっくり撮らせて頂きたいのですが!HPのそらこちゃんが撮った写真もとても素敵なのでぜひぜひに!!
錺屋にも顔出し出来てほくほくです。
そしてまたも食べ物ですが(笑)時間は経ってますよー!お昼です。
いつも混んでて通り過ぎてた韓国粥のお店。
ちまっとした食器と器が可愛い!
快晴で気持良いお天気だったので、こちらもテラス席で。
藤が綺麗なお店で。5月に行く度に前を通ってたのを思い出します。
硝子のテーブルと硝子のコップがとても綺麗で。
ずーっと見ていられそうでした。
で。食べ物の写真ばっかりですが。笑
この間に撮影をしてます!!(^^;)
無事に終わって、北山のマールブランシュ。イートイン限定のいちじくのケーキ!
とっても美味しかったです〜〜。
そして、移動してもう1本撮影してからのー。
お久しぶりです!京都に来たらここは外せません!!
桐島家のマトリョーシカや可愛い雑貨はほぼこちら。お馴染み、Vesna!さん!!
夏の買い付けから戻られてからの更新がもう、羨ましすぎて!
わー!!行きたい!!行きたい!!と、思ってたので嬉しすぎ。
全部手作りで一点ものなので、Vesna!さんはお店に行って欲しいと思うんです。
我が家にいる同じ種類のマトリョーシカも全然違う顔をしてたりして。
全国からわざわざお客さんが来るのも、行けば納得。だって、手に取って選ばないと意味が無いんだもの。
今回はリトアニアの手工芸アイテムが増えていて。
これまたほっこり系でほんとに愛らしい。。。
食器系もとっても充実していてみててホクホクなのです。
Vesna!さんに来るとほんとうに色々買い占めたくなってしまって困るんです…。。。笑
色々購入させて頂きましたが!!
今回の桐島的マスト!は、この陶器の愛らしいおうちとネコマトリョーシカ!!
おうちはキャンドルを点灯させた時の可愛いらしさがハンパないので是非おうちで試して欲しいのです!
キャンドルを消した時に煙突からふわ〜って煙が出るのも可愛い。。。
遅い時間までお邪魔してしまってすみませんでした!!行く度にますます好きになるVesna!さん。
もう7年も通いつめさせて頂いておりますっ。
これからクリスマスグッズもどんどん増えるのですよ…。わーん。
我が家のネコリョーシカ一家とまたFB更新を楽しみにしております〜!(^0^)
撮影もお買い物もスイーツもとっても充実な京都でした*
撮影した写真は年末のPhotoCafe合同展にて展示します!!どうぞお楽しみに〜!!

 
↑PhotoCafe生徒達&桐島による写真展今年も開催します!↑

 

秋の大阪(とちょっと京都)1日目。

京都にはよく行くのだけど大阪って4月にあーりんの撮影に入った以来で。
実は近いけどあまり行ってない場所かもしんない。
 
PhotoCafeのkonoriちゃんの写真を見て大阪駅って素敵な所だなぁ!!と思ったので是非行ってみたかったのです。
時空の広場って場所。
天井が高くてとっても綺麗。
この時は珍しい花の展示をしてて。
青い紫陽花とか。秋色紫陽花ならわかるけど、真っ青な子はこの時期珍しい〜。
お花畑みたいだけど、青空じゃなくて。
なんだかSFみたい。
ここは宇宙空間のコロニー。とか。 砂漠の中の実験室、とか。
プロテアの鉢がたくさんあって。
深海みたいに見えた。
たくさんの目が、沈んでいるみたい。

 
小鳥のオブジェがあっちこっちにあって。
カメラを持った人が結構いましたよ。

 
まぁ、桐島も他聞に漏れず…がっつり三脚を担いで平日の大阪駅に参上したわけですが。笑
この写真はさくまくんがiPhoneで撮ってくれたものです。(FBでイケメンたちに好評で嬉しかった…)
大阪に来た理由は大阪駅がメインではなく…実はさくま個展でもお世話になったScones&Tea Quality Seasonさんに来る事だったのです。
大阪駅から歩いていける「福島」という隣の駅からすぐ。
 
さくまくんの高校のときからのお友達。彼女のお名前で売られている紅茶はとっても美味しくて、ちょっと他では無いと思います。
きちんと、素材の味がする。って紅茶ではなかなか無いなぁ。
しかもここはスコーンの工房になっていて、タイミングが合えば焼きたてのスコーンも頂けるのですよ…。
イートインスペースは無いのですが、あちこちのお店に卸しているのが納得の美味しさなんです。
 
この天板も、照明も自分で選んだものやから。と、嬉しそうに語るのを聞いて。
とっても美味しい紅茶をその場で頂戴しました。
本当にありがとうございました!!
オリジナルの紅茶「enTea」が本当にお勧めです…!!(本気で美味しくて感動してお店までお伺いしたくらいですから。笑)
 

そして…「大阪なんだからたこ焼きが食べたい!!」というさくまリクエストで駅を移動して食べて来ました…!
お店を教えてくれたちゃりー。ありがとう〜〜。
ちなみに8個入りでとっても美味しかったのですが!桐島は5.5個しか食べれませんでした…(さくまが11.5個食べた)
そして目的を全て達成したので京都へ移動!!
京都ではいくつか撮影予定があったので、キルフェボンへ。
ちょっといい感じの気候なのでテラス席へ!平日は待ち時間なくて素敵ー。
 
なんか、シークレットガーデン風です。
緑とお店のこのブルーがいい感じなんだよね。
キルフェボンは銀座が好きだったけど改装してからは全く行かなくなってしまった…。
無機質な感じがほんと馴染めなくて。
雑貨屋さん風で可愛い、からこそ。だと思うのです。

 
撮影が終わったので晴れて食べれるさくま。うれしそう。笑
 

そして、色々お店を見て回り。帰りは気になってた野菜の美味しいお店でワイン。
ちょっと素敵な感じでハウススタジオみたいでした*

のんびり出来るかなぁ〜…と思ってたけど、やっぱ撮影が入ると忙しいですね(^^;)

 

さいごの、夏の記憶。

桐島ナオが講師をしているPhotoCafe写真教室で生徒達と一緒に開催する合同展が今年も12月にあるのですが。
その、「全員課題」で「トトロのイメージ」というものが8月に出ていて(桐島が出したんだけど)。それを、自分でも撮るということを少しだけ忘れていまして。ちょっと焦って。思いだしました。

トロロのイメージって、どうしても「田舎」で。
自分にとって、田舎というのは「ひぃおばーちゃんち」なのでした。
三浦半島の田舎の、山の中の、その奥のあたり。ひぃおばーちゃんちは、和風というか古風というか。
その辺り一帯が、映画の中の世界のような不思議な場所だった記憶があります。
でも、桐島が小学生の時にひぃおばーちゃんが亡くなってからというもの。一度も行った事はありませんでした。
だから、頭の中は記憶というか、想像に近くて。もう、相当変わってしまっていても可笑しくないような年月。

でも、やっぱり自分の田舎はそこしかないな。と、朝から電車で片道2時間半。
そんなに遠くないといったらそうかもしれないけど。意識的に、遠かった。
実家で荷物を置いてカメラを担いで。父上のギアつきチャリを借りて、そこから2時間。ふた山越えて行って来ました。
 

汗だくで、心臓が破裂するくらい運動して、とうてい会話が出来ないくらい肩で息をするなんて。
最近あんまり無かったなぁ、と。一気に山を登って、ペットボトルの水を飲む。
そこからまた、一気に谷を下って入る。

変わってない事にびっくりする。
自転車で風を切る僕は、小学生の時と同じ目線で山道のカーブを曲がる。
山の間の段々畑を抜けて、いつかの犬小屋を横目に見て。
ぐんぐん加速するスピードを押さえないで、昨日遊びに来たみたいに、当たり前に神社についた。
 

全然変わってなさすぎて自分だけが急に歳をとったようにさえ、感じる。
小学生の頃、近所の子供達に混じって遊んだような、喧嘩をしてたような。笑
神社の樹に登ったり、カブトムシを取ったり。
この神社と公園の縁日に来た時は本当に怖くてドキドキしたのを、急に思いだした。

そうだ。「おみこし」を引っ張ったのも初めてだったなぁ。
親戚のおじちゃんの良く判らない柄杓みたいな楽器がとても不思議だった。

道の写真を、撮る事を本当に忘れていて。笑
もっと感動したり懐かしいかと思ったら、当たり前の景色すぎて、すっと、自分の中に入って来てしまって。
カメラを構える事を忘れてしまった。
写真を撮るより、この「場」の中に入ってしまったようで。

それでも、ひぃおばーちゃんちの敷地に入った時はちょっと緊張した。
同じ名前の表札が並ぶ地区。
その、一番奥にある、ふるい、ふるい、大きな家。

あまりに、変わらなさすぎて、ちょっと衝撃だった。
そのまま、時間を止めて。誰かが持って来たみたいで。

門、というものはないから、道をそのまま進むと庭の中にある家の前に出る。
呆然としていたら人の気配がして。誰だか分からなかったけど、作業着のおばぁちゃんに「こんにちは」と挨拶したら。
顔を上げた人を見て、僕は「この人知ってる」と思った。
記憶の中を脚色したら、こうなる。人が年齢を重ねたらこうなるであろう顔。
でも、そのおばーちゃんは桐島を覚えていなくて(そりゃそうです…)血縁関係を説明したら、「折角だから線香でもあげていくかい?」と言ってくれた。
 

実は、僕はその時にもう、ちょっとだけ涙が出そうになってて。
土間のある玄関からではなく、子供の頃高すぎて登れなくて苦労した縁側から入ったこの空間で。
ほろほろと、泣いてしまった。
 

子供の頃は「好き」というのがよく分からなかった。
人を好きになる、というものもどういう感情になったら「好き」なのか分からなかった。
勿論、大人にそれを伝える手段なんて知らなかったし、思いもつかなかった。
 

変わらない景色は、人が少なくて。でも、もっともっと広くて怖い場所だった。
自分の背が伸びたのと、あまり怖いものが無くなったというのもあるけど。
この写真には写ってない場所も、怖くて。

夏休みに泊まりに来た時に部屋の真ん中に「かや」を吊って、その中で眠ったのだけど。
窓を全く閉めなくて、夜風がどうのこうのよりも、真っ暗闇の山の中と布団のある空間が繋がっていて。
自分を守るものはこの「かや」しかなくて、全く眠れなかった記憶がある。
 

おばーちゃんは、いろいろな事をゆっくり話してくれる。
こういう時の会話は聞く専門になるから、とても楽でいい。聞いているだけで心地いいから。
誰それの息子に嫁が来た、とか。今年はキャベツがいい、とか。
そんな事を話して、縁側にただ、座っていた。
 

花がね、もう終わりなんだけど。きれーーーーに咲いてるから。と。
案内してくれる。

たぶん、この樹、ずーっと前から知ってる。
この奥に行くとずーっと畑で左に行くと蜜柑畑(山)があるんだ。
右はきゅうりで、小さいのは食べていい。トマトは駄目。ビニールハウスまで行かないこと。

なんで、覚えてるんだろう。

「写真を、撮らせてください」と、お願いして、撮らせて貰った。
 
  
僕は、どんな顔をしていただろうか。この写真を見て、思った。
でも、シャッターを押した気持ちは、忘れないと思う。

人に何かを伝える事は、やっぱり難しい。
 

と、撮影中に猫がやってきて。
「誰だ、お前は」と、不審者を見る目でじっと観察された。
 

しばらく睨まれるとどうでも良くなったのか、ぷいっとそっぽを向いて行ってしまう。
おばーちゃんの娘さんが飼ってたみたいだけど、娘は一緒に住んでなくて。
今はほぼおばーちゃんちにいるみたい。

「一緒に寝てるんだよお」と、嬉しそう。
「それは素敵ですね」と、僕も笑う。
 

あの日見た景色はそのままで、この地面の色さえ覚えてる。
縁側の下には薪がたくさん積んであって、裏の竹林はたくさんタケノコが生えるんだって。
なんにも変わってないけど、変わってないものなんか、本当は一つだって、ない。

自分はもう子供ではないし、ひぃおばーちゃんはもういない。
後悔しても、もう償う相手もいない。

理不尽さを嘆くより、自分が納得いくまできちんと行動すること。
それが結果として間違っていたとしても、後悔はしない。
自分への甘さや保身が、その脚を、手を止める。

片手は大切な人を守りなさい。
もう片方は、何かを作りなさい。
 

言葉は、消えない。
想いも、消えない。

それは、生きている限り、ずっとずっと消えない。
だから、自分が存在している限り、あの人の言葉を、この景色を忘れないと思う。

そして、絶対に自分だけは赦さないで行こうと、思う。

久しぶりの、海でした。
 

カヤの平と大ブナの森

石の湯ロッジでの過ごし方はいつも何も考えていない事が多く、行きたい場所!というのも決めてないのですが、滞在二日目にして「ここに行きたい!!!」という場所が見つかってしまいました。
「カヤの平」にあるブナの原生林!
ロッジにある地図で目に入ってきて、「今ここに行きたい!!」と唐突に思い。
翌朝、午前中にロッジを出発し、行って来ました。
 

石の湯ロッジは志賀高原にあるのですが、そこから車で1時間以上。
どんどん、更に山奥に行きます。
途中、猿の大移動に遭遇!
 

子猿がいてかわいいー!!

親猿は更に小さい子を抱えていたのでそっとしておきます。
 

子猿は無邪気でかわいいなぁ…。

でも、野生動物だしあまり近寄らないように。触れ合いなんて以ての外です。
 

少しだけ距離を縮める。
でも、お互いの距離はそのまま。

ありがとねー。
 

そして、冬に支配人と一緒にスキーをしたところが…湿原になってました!
本当に…山の景色はびっくりします。
 

ほとんど終わってしまって「化け水芭蕉」になっていた中で可憐な子を発見!水芭蕉です。。。笑
水芭蕉は次期が過ぎると超巨大化して化け水芭蕉になるのですよ…ふふ。。。
 

たぶん、リュウキンカさん。
たくさん咲いてて鮮やかでした。
水辺の植物は艶やかでいいですねぇ…。

さらに車を走らせて崖っぷちの山道をガタガタ進んでいくと針葉樹の植林がどんどんなくなっていき、人間の手が入っていない本来の日本の森、広葉樹林になってゆきます。
子供の頃は杉やヒノキがずらーっと並んでいるのを「森」だと思っていましたが・・・(田舎の山って全部そんな感じですよね)それは一度人間が山を丸裸にして好きに植えただけだ、と知りショックでした。
それからずっと針葉樹だらけの山を見ると悲しい気持ちになっていたのですが・・・ここはブロッコリーのように広葉樹の森が続いています。

そして、急に視界が開けて平地が現れます。
 

え?牧場?と思うほどの緑の平地。
カヤの平です。

夏場は牛が放牧されるそうです!!
 

雨が降っていたので緑も鮮やか!
人も少なく、生き物の気配だけがそこかしこに、といった感じで。
 

敷地内にはぽつぽつと巨木があって。
なんとも言えぬ幸福感。

時折豪雨があって車に避難するけど、それもまた楽しくて。
 

ここは樹齢300年以上のブナの原生林でもあります。
ブナの原生林ってなぜか、本当にいいにおいがするんです。

カブトムシを捕りに行ったのを思い出すにおい、に似てる。笑
 

カヤの平のブナの森は次回装備を整えて挑みます。
なので、こっちの大ブナの森にも行ってみました。
この木の下には社があります。

大ブナは400年以上の年月を生きているそうです…。
 

なんか、もう。見ているだけで、心を、ここに置いて行きたくなる鼓動でした。
あまりに長く生きている植物を前にすると、対峙していても意識が違いすぎて。

ただ、見つめるばかりになってしまいます。

きっと、「思考」が僕なんかよりも、ずっとずっと深いところにあるんだと思う。
その意識は、ここに「社」を構えた人と同じ。「神様」に近い場所にこの樹がいると思う。
 

緑に包まれる、というのはこの場所のことを言うのだと思いました。
ふかふかのブナの原生林。

ブナの木は1本で1年間に8トンの水を保水する。
雨の音が響くこの森自体が貯水庫になっているんだと、かすかな記憶を思う。

杉やヒノキが完全悪じゃなくて、彼らも100年以上手をかけてあげればブナの森に負けない豊かな土壌を作ってくれる。
ただ、それには間伐が必要で、森に光を入れなければ小さな生き物が生きられない。
小さな生き物が生きられなければ、もちろん大きな生き物も生きられない。
 

その、「大きな生き物」に人間が含まれているという想像が出来なくなっている事が多い。
東京近郊に生きていると、森が近くにない。だから、ニンゲンが動物の一種であることを忘れがちになってしまう。

普通、動物は森や林が無くては生きていけない。
本来人間は森や林に寄り添う生き物だったはずなのに、今では緑の欠片もない土地に住み石で出来た四角い建造物に住み、太陽の光を浴びない暮らしをしている。

この、ブナの原生林でふかふかの腐葉土を踏みしめ、雨に当たる葉の音を聞き、苔や菌類のにおいに包まれていると。
人は、ずいぶん遠くへ行ってしまったんだなぁ、と思うのでした。
 

何が正しくて何が必要なことなのかは、全てを知ることはもう難しいのだと思うけれど。

人は人らしく生きるしかないのだと。
そして、もう、森に触らないように、遠くから守っていくしかないんだと感じました。
こんなに遠くになってしまった存在なんだと。ちょっと悲しい気分と。
久しぶりのあの、森のにおいに嬉しくもあり。

もう少し、ブナと話しをしてみたくて。
来月にもここに来る事を決めました。

待ってて。
 
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京都、オフタイム。

少し前の日記です。書いているのは5/28です。

5月1日のこと。関西に住んでいる大切な友人、ARIAと。逢った事はないけれどWEB上で仲良くしてもらっているARIAの友人のとりちゃんに逢って来ました。

とりちゃんとは本当に初めまして!だったのですが、桐島意外と(?)お喋りですみません(^^;)
好きな人と話し出すと止まらなくなってしまうタイプです。。。
 

向かった場所は旧明倫小学校。撮影会でも行く場所でしたが、とりちゃんが小学校好きなので、是非紹介したくて。
中に入っている前田珈琲でのんびりランチをして、色んなお話しをしました。

ARIAとは4月に桜撮影で逢っているけど、とりちゃんは勿論初対面で。
なんだか、すごく柔らかい空気を持った人だなぁ。と思いました。
 

カメラを持って行こうか迷ったくらいなんだけど。笑
いちおう、ペンタコちゃんとEOSMちゃんを鞄に入れてたので、自由に撮っていました。
PhotoCafeではない、作品でもない、写真たち。
この日はモノクロームばかりです。
気持ちが何かに絡まったままなので、きっとそのままの世界です。
 

生き物の形。
クモの巣に埃が絡まっていて。なんだか血しぶきみたいだなぁ、と思いながら撮影したのを覚えてます。
モノクロの眸で見る世界は、光と闇しか無くて静かで美しい。

それに甘えてしまう事もあります。逃げてしまう先がモノクロである事が多いです。
そうして呼吸を整えて、また戻ってこれるなら、良いと思うのです。
そうじゃなくて、ただ単にカラフルな世界から逃げているだけなら、意味が無い。
 

結局は自分自身が何処へ向かいたいか。明確にする事。
明確に出来ないなら、せめて顔を上げて力を入れて進む事。

自分が出来る事、出来ない事、したい事、色々考えました。

きっと、写真集を作り終えたからだと思います。
去年の10月頃から編集作業に入って、5月にやっと完成した、桐島10年以上分の写真集。
出来たんです。

10年以上の間、求め続けていた答えが解けて、方程式が出来たから。
今はその方程式を元にして、違う係数に向き合っています。
 

この場所が好きで、大きな鏡でいつも写真を撮ります。
自分とカメラが写るのが好きで。
しかめ面の桐島を、見ています。
 

でも、ARIAと、とりちゃんがいるとこんなに笑っているんだなぁ、と自分で思った写真。
きっと、一人の時の自分の顔は自分が知っているけれど。
好きな人と一緒にいる時の自分の顔は、自分では見えないもんね。
 

そして、雑貨屋さんやらカフェやら、たくさん寄り道して紹介して。
ご招待したのは桐島が泊まっている錺屋さんのお庭に建っているお茶室。
どうしても、お夕飯を一緒に食べたくて。

午前中からソースとか、サラダとか、仕込んでみました。
野菜たっぷりのトマトソースニョッキです。ニョッキは3つの種類の味が入ってます。
サラダは朝イチで漬けたピクルス。
早朝に京都に到着して、いっそいでスーパーやら酒屋やらはしごして食材買って料理してみました。
 

しかし夕方なので、お茶室はこんな感じに仄暗いのです。
この写真は見た目の明るさに近いかな?上の写真は明るめに撮ってます。

ワインは桐島が大好きな銘柄!あって良かった〜。
二人とも撮影に必死。笑
 

 
こうして、何でも無い日に逢ってくれて。
こうして、桐島が作ったご飯を食べてくれて。
こうして、一緒に笑える事は、本当に嬉しいこと。

ARIA、とりちゃん。
今日を一緒に過ごしてくれてありがとう。
また、一緒に遊んでね。


 

2月の青森@弘前編

雪はすっかり止んで曇天模様の翌日。
すこし重たい瞼みたいにのしかかるブルーグレイのまだらな空を見て「あぁ、そういえば室蘭て毎日こういう空だった」と呟くhayanoお嬢様。
出身の室蘭の事はあまりたくさんはお話した事はないのですが、「重い」という印象です。
北国の冬はずっと、曇りか雪の日が多いですもんね。

今日は弘前へ移動して散策なんですが、実は…雨でした。
びっくり!!
青森の人もびっくりな、2月の雨。
「ぎょねんは〜おおゆきでさぁ〜だいへんだったんだがら〜」と話してくれるタクシーの運転手さん。
そうなんですよね。去年は積雪量が多くて除雪費が足りない!!と言っていたくらい。

弘前駅から弘前中央の昇天教会まで歩いたのに、雪の少なさにびっくり。。。

教会はちょうどミサだったので入れませんでしたが、やはりここの空気が好きです。
大粒の雨で結構寒くて。
皮肉にも撮影した写真の雨粒が雪に見えたりして。

吉井酒造倉庫の前の公園も、ベンチが見えるほど!去年は1月初めだったのに獣道みたいな一本道を埋もれながら歩いたのに…うーん。地元の人は雪かきがなくてラクだけど〜…と顔を見合わせます。

弘前犬にも雪が積もってません。
2月なのにー。さっぱりした感じ。でもやっぱ可愛い。

雨です。あめー。

ちょっと頑張って歩いてsalon de cafe Angeまでやってきました。毎回同じコースです。
青森県弘前市、って言ったら「教会・洋館・カフェ・雑貨」な桐島です。
洋菓子店とフレンチのお店も多いんですよ!!

なんか、あまり知られてないようなので、いつも声を大にして言いたいのです。
あと。アップルパイが有名。
ずんごい沢山アップルパイがあるんですー。で、しかもすんごい美味しい!!
お嬢様が甘いものをお好きなので、パンフレットに釘付けでした。笑

で、思わずアップルパイを頼む。(それがアップルパイ選手権の始まり…)

何回も載せているのでお馴染みな方もいるかもしれませんが。
カフェになっている洋館は本物の洋館で、2Fは当時のままになっています。
もちろん撮影OKで、入場は無料!

すごーーく古いであろう書籍。テープで補強してあります。
所蔵印てなんかいいんですよね。
本に自分のものだ!って印鑑を押すのって、ちょっと官能的な感じがしてしまう。
所有する、って事にこだわりを持つ事は美的感覚の問題だと思います。

だから、撰ぶものはとーーっても時間をかけるし、断捨理とか絶対しない。笑
大事なものしか無いから、捨てるなんてとんでもない。
生きている時間が長くなればなるほど、大切なものは増えます。
それが当たり前だし、それでいいと思います。

お気に入りの納戸。この馬の子とも8年目のお付き合いになりました。
どうだい?元気にしてる?

また、逢えたね。

バラが閉じ込められた燭台の蝋燭が美しいなぁ、と思ったり。
曲線を描く手すりが膚のように艶やかだったりして。

自分より長く生きている建物はドキドキするのです。

洋館を巡って少し歩いて、また入りました。
こちらもカフェがあります。夢路の世界に迷い込んだかのような建物で名前も、大正浪漫喫茶室
さっきのsalon de cafe Angeが初期長野まゆみ的和風なのに対してこちらは竹久夢路的な和風。

建物自体がガーリィで、ほんとうに。好きな人にはたまらない空間だと思います。

ここでもアップルパイ2個目。洋菓子店ノエルのアップルパイ。ぎっしり林檎!!

で、さらに3個目。笑
甘栄堂の、焼き上げた林檎ではなく林檎ジャムを使ったパイ!

1日に3個もアップルパイを食べたのは初めてですが、もっと計画的に食べればもっとイケたはず…と考えていました。笑
そして、カフェの建物は洋館なので、やっぱり素敵なのです。
日没間際なので、ブルーモメントの時間。
前にも1回だけ来た事があるのですが、その時も何故かブルーモメントの時間でした。
この、懺悔室みたいなくらーーーい狭い部屋が大好き。笑
目の前に立つ2羽の鳥が迎えてくれます。

身体が温まったので、少し夜の教会巡りに行きますよ。
ここは和風な内装が素敵だった日本キリスト教団弘前教会。
2Fに上がれる不思議な懐かしさのある教会ですが、今日はもう閉まっているのでライトアップのみ。

そして、大好きなカトリック弘前教会。
ライトアップも素敵です。
こちらは夜19時までなので、余裕で開館中。
扉の黒い十字架もとても素敵なのです。
去年は吹雪の中、誰もいない昼間に辿り着いたのですが、今年は雨の夜に。
やはり、誰もいませんでした。
灯りをつけたのですが内面反射してしまって駄目。
メインの証明を消してみました。
ゴシック様式の天井が美しく映えます。

しばらく休ませて頂いて。帰ろうとして全ての灯りを消したら、光が、生まれました。

赤い小さな電球の灯りとステンドグラスから外の光が反射して。

真っ暗な中にぼんやりと浮かぶステンドグラスと赤い灯り。

「怖い」と思わないのは何故だろう。と、撮りながら考えました。

それはここがカミサマのいる神聖な場所だから、しか。ないです。

桐島は無宗教ですが、「カミサマ」が居る場所がとても好きです。
宗教は、人によっては必要なもの。
「赦し」によって、生きる事が出来る。健やかに過ごす事が出来る。

自分自身のジャッジメントを「カミサマ」という他人に任せる事で、心が軽くなるのだと思います。
それは、最近はやりの自己啓発本やセミナーとも同じ。
自分自身で発見した事ほど、強固なものはありませんが、それを発見しなくても誰かが提示してくれるものに、従う。ということ。

それにより、「幸せ」になれるのなら、良いと思います。

ただ、それが全ての人を救う訳ではないという事も、考えます。

のんびり、弘前駅に戻ってきたらとても素敵な灯りが迎えてくれました。
星屑を集めたらこんな風になりそう。

光は色彩であり、色彩は光そのものである。

見つめるという事、思考するという事。
答えは数年では出ない。そういう単純なものではない。

きっと、もっとずっと遠くに眠っているはず。
それは、綺麗で、優しくて、涙が出るような悲しさに似た美しいもの。

その、ものが何なのか、僕は見てみたい。
その為に、何が出来るか。何をしなくちゃいけないか。

よく、考える必要があると思った、青森の旅でした。

hayanoお嬢様、同行ありがとうございました。
連れ回してしまってすみません(^^;)

大好きな雑貨屋さん、「木a」さんはペンタコちゃんで撮影したので、また追ってご紹介させて頂きます。
どうぞお楽しみに!

いつも変わらない温かさで迎えてくてる、青森。

大好きです。ありがとう。また、行きますね。



※去年はこんな感じでした。宜しければ是非どうぞ。
「カトリック弘前教会にて@PENTACONSixTL」
「雪の弘前散歩@雪の教会巡礼」


 
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静かな2月の青森。

ふと、思いついて。なんとなく空いた週末に。
遠くへ、北へ行きたいなぁ、と思って。
ふらっと、青森県へ行ってきました。

桐島の「青森」といえば、青森県立美術館。2006年7月13日に開館なので、まだ若い美術館なのですが。
2006年9月に初めて行ってから。もう、惚れこんでしまい。
毎年行っています。
特に、この雪の時期は最高に美しく。桐島が行くのは何故か1月が多い。だから2月は初めて。

青空の中の青森県美。この景色を見ると、あぁ。青森にやってきたなぁ!と思います。
青森は晴れの日が少なく、この日もすぐ吹雪になったのですが。
この瞬間はしばらく青空が気持よく。

ようこそ!!!って、言われてるみたいで嬉しい。

青森県美の白い壁は煉瓦。
白い煉瓦じゃなくて、普通の煉瓦の上に白を重ねてる。
だから、均一じゃなくて、ぼってりしてて。とても、深みがある白。
ここの空気を肺いっぱいに、吸うと、浄化されるんです。

はーーーー。。。。。。。。

って。ふかーく、息を吸って、吐く。
言葉にしなくても、全部大気に溶けてしまうような。

今回は取材で来たわけではないので、館内写真はここだけ。
一年前の1月が懐かしいです。その前の1月も、その前の前の1月も懐かしい。

すべてが大切な記憶で、同じ姿で迎えてくれることが本当に嬉しい。
建築の良さ、というのは。
変わらぬ姿で、自分を受け止めてくれることではないかと、思うのです。
写っているのは唐突な弾丸ツアーのお誘いに快く乗って下さったhayanoお嬢様です。
初青森上陸。連れまわさせていただきました。笑

展示は、冬のコレクション常設展だったのですが、大好きな工藤甲人さんの絵がたくさんありました。
普段弘前の美術館にある絵たちも並んでいてずらーーーっと甲人さんの世界が並んでいて。
呆けてみてしまったくらい。笑

この方の描く「普通の」植物と、やさしい目線、どこかアルカイックな世界観と、深い深い蒼と藍が大好きで。
絶筆の、未完成の絵がとても穏やかで美しかったです。
額装されていない木枠の絵。
筆の跡がやわらかく、絵の具の運びもおだやかで。
あぁ、本当に良い絵を描く方だなぁ、と思いました。

外はいつのまにか大雪。
館内は地下部分の方が広く、上がり下がりがたくさんあって遺跡を探検しているみたいなのですが。
ふと、外の景色が見える場所がいくつかあって。
現実との境界線が、程よいのです。
ガラス越しですが、雪に、ピントを合わせてみました。
ふうわり、ふかふかの雪の塊が落ちてきています。

ガラスの水球をぐーーーーーーーっと拡大すると雪景色が写っています。
そういうのをただ、ただ、見つめる事が大好きで。
写真を撮っていても、撮っていなくても、見る事が好きなのです。
何度も紹介しているのと、有名な場所なのでご存知の方も多いかと思いますが。
館内の目につくものすべてがデザインされていて。
「意思」に包まれているようで気持ち良い緊張感があります。
人の作ったものというのは、意思があります。
だから、壁の文字や案内板、ごみ箱や壁の質感まで、ぜんぶが一人の意思で生み出されたとしたら。
もう、それはその人の夢や思考の中に迷い込んだのと同じじゃないかと。

ふうわり、館内を旅していました。

館内のレストランも大好きな場所で。いつ行っても本当に美味しい。
県内産のものを使っていて、お味もデザインもセンスもいい。

ふんわり、カプチーノ。

今日は、ふんわりする日みたいです。笑

アンチョビの美味しさがしっかり入ったペペロンチーニ風パスタ。
キャベツも甘くて幸せな気分になるのです。

外に見える八角堂に雪が積もるのを見ながら、ぼーっとしていると。
あぁ、遠くに来たんだなぁ。。。としみじみ思います。笑

県美の夕暮れもとってもきれいなのですが、青森駅の近くの港公園で素敵なものがあると知って。
夕暮れを待って、行って来ました。

ブルーに染まる空と海と雪の中に温かい灯。
ちいさなねぷた。あおもり雪灯りまつりです。

りんごの木箱のトンネルの中には可愛いらしい丸いねぷた!!
浮かんでるみたいで幻想的。

桐島はこの、海の青みたいな子が可愛いかったです。
外にいたから、ほんとに青い。

あと、小さな雪だるまみたいな子たちがずらーーーーーっといて。
カラフルな色彩がとっても可愛い。

こんな感じで湾内をずーーーっと取り囲んでいるんです!
か、かわいい!!

マトリョーシカ発見!!身体に日本が描いてあるー。

ぜんぶ、手作りで。子供が描いたんだろうな〜っていうのもたくさん。

あ!グラフちゃんみたい!!って思ったら猫でした。笑
でもかわいいーーー。

撮影するお嬢様。
とっぷり暮れてしまう直前の、このブルーモメントの時間が一番世界が美しく見えると思う僕です。
身体も眼も、全部深い深い、蒼色に染まってしまう。

その中に灯るカラフルな子たちが、なんともおとぎ話みたいで。
凍りついてツルツル危険な道を(何度か滑りながらw)楽しくお散歩してきました。

そして、Quadrilleと、チャロ文具店を巡り、ご挨拶とお決まりのお買いものをして。笑
quatre cafeでおゆうはん。閉店が19時に変わっていて慌てていただいたのですが。。。
今度はまたゆっくり昼間にもお伺いしたいです。

チャロ店主に「桐島さん、よくこんな時期に来ますよね(^^;)」と言われるのですが。
ほぼ、どこへ行っても貸切ですもん。笑
こんな素敵で美しい時期に来ないって、おかしーですよ。ほんと。

ちなみに、寒さ体感は雪が降っていなければ東京の方が寒いと感じます。
青森の冬は湿度が高いのでほっこりな寒さ。深呼吸したくなる、冬の大気です。

二日目に続きまーす!!

(よろしければ去年の県美もご一読ください*夜も素敵なのですよ!)


 
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冬の宵口。錺屋さん。

京都に来て、何が楽しみか。って。
もちろんたくさんありますが、錺屋さんに泊まることが目的の半分のこともあります。
そんな、魅力的なお宿。
桐島BLOGでは何回も登場していますが、何回もお話したいお宿なのです。
毎回違った表情を見せてくれます。
 

宿に戻ってきたのは夕暮れが近づいてきた時間帯。
暖かな笑顔で出迎えてくれて、ちょうど女将と空子ちゃんもいたので嬉しかったなぁ。
いつでも、出迎えてくれる。って、とてもすごいことなのだと。
改めて思いました。
 

ちょうど空子ちゃんがお庭の撮影をしていて。日差しの加減も素敵だったので。
お仕事の邪魔にならないように、桐島も撮らせてもらいましたよ。
(空子ちゃんは錺屋の庭師であり大工であり、よろず屋なのですがカメラマンでもあるのです)

今が一番綺麗かも!という女将の言葉通り素敵なお庭を眺めてうっとり。
 

ひょっこり、お邪魔しまーす。な、紅葉さん。
全部が朱や橙に染まってしまうよりも、すこーし緑が残っているような感じのほうが好みです。
色のグラデーションが、ほんとうに美しい。
やさしい冬の明かりで繊細な色彩が広がります。
 

吐息が漏れてしまったような、光。

美しいのと柔らかいのを、温かく包んだら。
こんな感じになるんじゃないかと思ってしまう。

錺屋さんそのもの、のようです。
 

格子から眺めるお庭もいい感じ。
お茶室で、お茶をいただきましょう、と空子ちゃんが言ってくれて。
みんなでお茶会をすることに。
 

錺屋の台所は安心する。
こんなレトロな台所、使ったことないはずなのに。
なぜだか、ただいま。って気分になる。

女将がやかんを火にかけているのを、幸せ気分で頬杖をついて見ていました。
しゅんしゅん、やさしい音のする湯気。
 

お茶会では空子ちゃんが最近ハマっている「バニラ煮」を試食。
かぼちゃの甘みがとても美味しくて。
鉄の手鍋で煮ていると言っていたので、ルクルーゼで煮たらもっとほっこりするんじゃない?とアドバイスしたら。
やってみる!と嬉しそうな空子ちゃん。

中身の乙女度は急上昇なのに、外見はなんだか渋みの出てきた男子です。笑
 

とっぷり日が暮れた錺屋は飴色に染まります。
むかしは夜というのは全部飴色でした。電球の温かな灯り。
あまり明るくならないから、それがいい。
夜はそれくらいが、いい。
 

そして、急に寒くなった京都の夕闇におでかけです。カウンターに鎮座している花梨さんにいってきます、と告げて。

さて。夜です。




続きます。笑

 

12月の京都散策@その2

その1の続きです。

平安神宮を抜けて岡崎を走る。ここら辺は静かで塀の高い路地が多くて面白い。
可愛いお店があっちこっちにあって、目移りしてしまうけど…まだやってないのが救い。笑
お散歩気分で北上し、そのまま北大路通りを抜けて一乗寺まで。
 

店先にもちらっと紅葉。
アイアンの鳥籠が可愛い。
ここはカフェっぽい。なんか、前にも気になってた気がする…。。。
 

一乗寺の目的は恵文社さん。ここは京都のサブカル文化乙女系本屋さんなんですが、雑貨やギャラリーも充実しててほんとに飽きない。何も買わずに出てくることは不可能なのではないだろうか…と言うくらいに魅力的なものが多すぎて。

今日はちょっと荷物が多いので本は買わず…きっと次に来たときもあるはず。
だって、ここは流行りの本もベストセラーもあんまり無くて。
独自の目線で、いつ来ても発見がある陳列。いつ来ても「あの本」がある不思議な本屋。
 
改装したと聞いて楽しみにしていたのは植物。
桐島の好きな田中美穂植物店珈琲ショップさんがプランツコーディネートをされているのです。
なんか、やっぱり。笑 
どこか適当なんだけど、愛がある、一見「普通」に見えるコーディネート。
普通っていうのはすごいです。ずっと変わらずそこに溶け込んでいるように見える、ってこと。
 

あ、なんかこれは珍しく可愛いらしい感じだなぁ。と思ったゴールドクレストたち。
根元が苔で覆われていてもふもふ。
 

通り向かいに出来たサロンの窓にも蔦が這っていて可愛いかったのです。
窓枠に、蔦。というスタイルが好きなんだな…自分。
ここは、作ってる時に店構えから「カフェ?カフェ??」とわくわくしていましたが…化粧品のサロンでした。
 

恵文社さん。改装して、扉の向こうが庭になっててびっくりでした。笑
一瞬、異世界。笑

ギャラリーは別棟になったようです。
 

でも、こうして置いてある鳥籠の中のケイトウさんのドライやユーカリは可愛いし。
壁の塗り方も、ほんとにいいんですよね。

で、寒い中大丈夫なのかな??と、いい感じのクネクネくん。
シダ系植物のクネくんは愛らしい事が多いです。
手洗い場に居た盆栽でした。うーん。かわいい。。。

そして。お腹が空いて来て、ちょうどランチタイムになったのでカフェを探してちょっとうろつくことにしました。
京都はほんとにたくさんのカフェがあって、迷うし情報もありすぎてしまうのですが。
今日は前もって決めず。行った事がないカフェで、ビビっと来たら入ろう!と決めて、出発。


 
そして、眼について入ったカフェは一乗寺から高野川を渡ったところ、すぐのCAFE airさん。
川に面した温室みたいなテラス席が心地良さそうで、明るくていい感じ。
メニューも美味しそう!!
 

昼からワインー!と、喜ぶ桐島でしたが…あれ?グラスワインってこんな量だっけ?とグラスをまじまじ。
まぁ、そうですよね。ワインって普通こんな感じですよね…。。。と、諭されました。
普段、ビールのごとく飲み過ぎなんですよね…桐島。。。(反省)

カフェ、と書いてありますが、お料理は本格的!前菜の野菜も丁寧な仕上げです。
 

メインはパスタにしました。野菜は全て京都産の大原野菜とのこと。ワインも全てbioワイン。
お味もとても上品で美味しかったです!パン&オイルもついてきて満足。

ここは、テラス席わんこOKで、常時全面喫煙可。なので、色んな人がいて面白かったです。
時期的なものもあるだろうけど、地元の人がふらっと来る感じ。
 

温まった身体と心で、南下します。
ちょっぴり雨がパラついてたのですが、青空も見えたりして、空が美しい。

道路は走らず、ずっと土手を走ります。土の上を自転車で走る感触がとても好き。
錺屋さんのニュー自転車、いい感じです!
 

途中、ちょこっと気になった小さな小さな神社へ入る。
ここは数年前にも来た記憶がある。
出町柳の神社さん。
猫がなんかたくさんいた記憶が。。。
 

と、思ったらなんか筒の中に猫が居ました。笑

おーい。なにしてんのー。笑

とか声をかけても答えず。。。神様みたいな猫だった…(後光が刺してたし)
 

途中、思いついて御所へ。
紅葉が散ってるころかなーと。

しかし御所の中の砂利道をチャリで滑走するのは結構難しいと思うのですよ。笑
 

銀杏がたくさん落ちてました。ちょっと、危険。笑

でも、美味しそうだなぁ〜!前に航空公園の銀杏拾って食べたなぁ…とか思い出してみたり。笑

夕方から予定があったので15時にはお宿に帰宅。錺屋さんです。
錺屋さんでもゆっくりして、写真を撮らせて頂いたのでまた別で書きますね。

桐島の初冬の京都巡り、でした。




 


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