記憶の雪原@木桃いつな

二年前の同じ日に、同じ場所で撮影をしていました。
http://photodiary.skyclover.hacca.jp/?day=20090115

二年前と、何が変わりましたか?
二年前と、何が変わりませんか?



まっすぐ向き合う。
それは、初めて撮らせて頂いた日から何も変わらない。
でも、しなやかになった気がする。 
  


雪原は変わらない。
けれど、前に見えなかったものが見えるようになった気がする。
前回よりもかなり、低い気温。そして、吹雪。



指先の感覚が無くならないように、カメラを操作出来るように。指をうちつけて、撮影する。
カメラは幸いにも動作良好。
世界が綺麗で。気温も音も忘れてしまう。



ファインダ越しに見る世界は、何故か肉眼で見るよりも鮮明に見えます。
鮮明、というか。自分が居なくなってしまうような錯覚。
意識だけがそこに存在して、肉体が消えてしまうような感覚。
ぼんやりしているようでとても鋭利な脳が見る夢。

写真を撮る。という行為は、僕には息をすることさえ煩わしい、快楽です。

ここまで。デジタル一眼レフの写真。
カメラはCanon EOS5DMarkllでした。
ここから、ネガフィルム一眼レフの写真です。
カメラはNikon F100です。  



使ったのはFUJIFILM PRO400H。
逆輸入のフィルムです。

穏やかで優しい色彩。 



35mmデジタルは、既に35mmフィルムを画質的に越えていると思います。
それでもフィルムを使う理由があります。

取り返しがつかない事が好きで、勝負が好きで、自分の腕を信じたくて。
不安で泣き無くなるくらい心配になることもあるけれど、結局は自分が自分に救われる事を確かめたいから。
だから、好き。なのも、あります。 

 

乳剤の化学反応で感情と記憶を写し込む。
0と1で写し込むよりも、規則性が曖昧な情報。

その、曖昧な隙間に。何かをいれたいと、思うのかもしれません。何か、入ってくれる事を願うのかもしれません。

ここまでが、ネガの写真。
ここから、ポジの写真です。



使ったのはFUJIFILM T64。
タングステン用の蒼いフィルム。
僕がこのフィルムを使うのは3回目。
この、蒼い世界に魅せられて、どうしても欲しい時に使うようになりました。



ISO64の世界。
何処までも沈んでゆくような、蒼の世界。
水の中のように透明で、清らかで無慈悲な感覚がたまらない。

感覚さえ、覚えていないくらいの、世界。



舞う、地吹雪が視界を遮って。
蒼に消えない白を作る。



変わらないものも、あるけれど。
変わったものも、ある。

見えるもの、見えないもの、どっちでも良くて。
誰かに何かを指摘して欲しいわけでも、判って欲しいわけでもなくて。
僕は、単純に。美しいと思う時にシャッタを押しているだけだ。
と、写真を見ながら改めて思いました。


木桃さん、とても寒い中本当にありがとうございました!








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