鎮魂花@伊佐沼花火大会

2年ぶりに、花火大会とやらに行ってきました。
2年前も、此処に来て、此処しか来なかった…。
川越市にある伊佐沼花火大会。
小さな花火大会なんだけど、なんというか雰囲気はとても好き。
桐島の地元の、横須賀でやる久里浜花火大会みたいなローカルな雰囲気。笑 



浴衣で行きたくて、持って行ったのにお昼寝してしまって結局急ぎ足で出かけてしまったという何とも残念な
僕。笑
そして、浴衣を持って来てカメラを忘れたというもっと残念でもある、僕。。。
カメラは咲真くんに1台借りました…(^^;)NikonD90とTokina80-400です。
使ってないレンズでい〜よ〜と、借りたのですが。なんか今回はこのレンズで良かったかも。 



花火はお盆の時期に打ち上げます。鎮魂の意味があると、知ったのは大人になってから。
そもそもお盆て、死者が戻ってくる季節で、その為に盆踊りをしたり、花火を上げたりする。
日本のそういう、死者を迎えて一緒に楽しむ文化はとても好きです。



所詮、こっちの世界とあっちの世界の境界線など、曖昧で。
輪郭など、溶けてしまう。
僕が肉眼で見ている世界と、レンズを通して見ている世界。
全く、同じではないけれど、僕の心には、こう見えている世界では、ある。



物の、貌など、あってもなくても同じ。
美しさとは、なんだろうか。境界線とはなんだろうか。
打ち上げる音と、少しずれて咲く花。
これだって同じではない、のにみんな当たり前の事として受け入れている。



物の、貌など、あってもなくても同じ。
美しさとは、なんだろうか。境界線とはなんだろうか。
打ち上げる音と、少しずれて咲く花。
これだって同じではない、のにみんな当たり前の事として受け入れている。



少しずつ、感覚は麻痺してゆく。
僕の腕を引くのは、あの日のあなただ。
今日、生まれたあなた。
今日はあなたの誕生日だ。
夏生まれの、美しい眸を、持つ、あなた。



僕が、僕で在り続けられること。
自分の世界観で作品を作る自信が持てること。
全て、全て、あの時のあなたの言葉です。
あの言葉が10年経っても、20年経っても、今も僕の中に在り続けています。



僕が感じた世界。あなたに見せたい世界。
でも、あなたは、僕が此処に居る事を知らない。
僕がまさか、写真を撮っているなんて思わないだろう。
それでも、それでも、あなたに伝えたいことがある。
僕があなたから貰った世界は、こんなにも美しいのだと。
いつだって、あなたに伝えたい。




閃光が網膜を焼く。
チリチリ、と音がする。
あの日の夏のグラウンドの記憶と同じ。
向日葵と土埃の夏休み。
僕はグラウンドの向かいであなたと向かい合って立っていた。
あなたも僕を見つけ、黙って立っていた。



赤い花を、あなたに。
まっすぐな炎のような、あなたの心。




青い花を、あなたに。
何処までも透明な海のような、あなたの心。



緑の花を、あなたに。
光が生まれる木漏れ日のような、あなたの心。
僕は、どんな花を見ても、あなたを想います。
あなたがくれたこの眸と手で、花を描きます。




収束する記憶と、魂。
向かう先は闇なのか、光なのか。
一瞬の、逢瀬。
記憶が光とリンクする。
あなたはいつだって、僕の中にいる。



鮮やかな色彩と夢のようなカラーリング。
あなたに見せたいものばかりなんだ。

ねぇ、知ってるかい。
一年で一日しかない、今日だよ。




手を伸ばしたら届きそうな、記憶。
魂は何処へ行きたがっているのだろう。
僕は記憶に生かされているけれど、過去に戻りたいわけじゃない。
あなたに生かされているけれど、あなたと生きたいわけじゃない。



ありがとう。ありがとう。 ありがとう。
あなたに、逢えて本当に良かった。

僕はこれからも、そう心から言える人とたくさん逢うだろう。
それでも、僕が僕で在り続けられるのは。あなたのおかげです。




時間は流れ、あなたはいなくても、記憶は決して消えない。
物など無くても、僕が生きている限り、ここに在り続けるよ。

降り注ぐ光のように、僕の両手に降り積もる。
決して消えない大切な、大切な記憶。




魂は、何処へゆくのだろう。
死んだら、あなたと逢えるだろうか。

そうだったら、少しだけ楽しみになる。
そうだったら、きっと。涙が出る。

あなたが幸せでありますように。
あなたが健やかでありますように。



パチパチと、はぜる光が降り積もる。
水面に届く前に燃え尽きて消える。

それでも、僕の中には消えずに降り積もっている。
この手の中に、この心の中に、ずっとずっと、降っている。



ホルストの「Jupiter」が流れ、涙が伝う。

この曲で良かった。あなたの曲じゃないから。
あなたの指揮していた曲はずっと忘れない。

あなたがいなくとも、僕は奏でられるから。




鮮やかな夏の光。
艶やかな夏の記憶。

ずっと、ずっと、忘れない。この日に。
久しぶりの花火大会と花火写真でした。
とても、とても、楽しく。考え深い花火大会でした。

花火は鎮魂。

見るもの、見送るもの、見送られるものの、為の花。
被災した方への献花という意味でも、中止にしないで欲しかった。

もうひとりの大切なひと。
上から、見ていましたか?それとも、僕の隣に居ましたか?
夏、ですね。



良い夏をお過ごしください。





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