初山陰紀行<早朝の海と雑文思考>@3日目その1

風が凄く雨も降っていた深夜。
桐島はぐっすり眠りました(^^;)まくらが変わっても何処でもいつでも眠れる桐島です。



夕飯がヴォリューム満点で朝ご飯までにもっとおなかを空かせよう!という魂胆も含め…朝の海辺散歩に行って来ました。
海まで徒歩数分、というのはいいですね。
雨あがりなので空気も凛としていて5月なのに気温が一桁の冷え込み。
ARIAはおばーちゃんの、僕はおじーちゃんの上着をお借りしてお散歩へ。



こっち側は浜が無いので行きませんでしたが、こんな景色が延々と続いている海岸です。
草原に、大きな樹が点々とあるだけ。
海岸じゃなくて、道路沿いもこんな景色があちこちに。

誰のものか分からない、何にも使っていない土地。
大きな樹がどーんと、生えているのを見るのが好きなので嬉しくなります。

天気はちょっとだけいまいちなのでどんより。



深いブルーグレイ。
海が空の青を映しているわけではない、というのは嘘。

だと、思ってしまう。
鏡面のような色彩。



植物に呼ばれる事があって、そういう時は大抵相性が合う子だと思う。
なんか、分からないけどそういうのはある。

どんなに美しくても惹かれない子もいるから。
イキモノとしての相性なんだと思う。



浜に降りるとその海の水の透明度に驚く。
エメラルドグリーンにロイヤルブルーを溶かした色彩。
もちろん、水深があるからすぐに深い紺色になってしまうけど、とても綺麗な海。

桐島は入らなかったけど、ARIAは砂浜を裸足で歩いていて。
その、足跡を僕はずっと消えるまで見ていました。



靴が、僕の足跡。波打ち際の裸足がARIAの足跡。

こうして歩いてきた後というのは、目に見える時間だと思う。
過去を振り返っても何もないけど、足跡はついている。
で、わずかな時間で消えてしまう。

なんか、そういうことなのかなぁ。と、思う。

100年後に僕は影も形もないし、1000年後に僕の生きていた形跡もないだろう。
だからこそ、嬉しいし幸せを享受出来るのだと思う。

桐島ナオという存在があっても無くても、結局何も無かったのと同じになる。
それは、とても当たり前で、幸せな事だと思う。



生きているものは死ぬ。
死んだら、存在が無くなる。
存在を記憶しているものも、死ぬ。

僕らが所持している古い記憶や書物も、数千年がせいぜいで。
その前は何もない。

そもそも、そんなものは必要ないんだと安心する。
だから、死にたいと思った事は無い。
どんなに絶望しても、面倒でも、どうせ死ねるのだから、と安心する。
死に向かって、人は生きるしか無いし、それは無になることを意味する。



貝を拾うのが好きで、海岸に行くと貝を探す。
とても小さくて可愛いらしい貝をいくつか見つけた。

貝の断面と、水にさらされた流木の断面と、骨の断面はとてもよく似ていると思う。
結局、朽ちて還る頃には何でも似たようなものになるのだと。
子供の頃に安心したのを思い出す。

僕は人間以外のイキモノになりたかった。
だから、なれるのだと、嬉しかった。



波の予測は出来ない。急に大きな波が来たりする。
月の力で作用していると科学で学んでも、見えない手で掴まれるような錯覚に陥る。
それは、とても優しく冷たい細い手だ。



人は死ぬと何処へ行くの?と、会話をしたことを想い出す。

人は死んだら、どこにも行かないと思う。
脳が死んだらそれは「死」で、意識が無いものはアイデンティティを見いだせず個人としての認識は自分では出来ない。
他者の記憶や愛により、個人であると認識し、その人であるかのように継続し続ける事は出来るかもしれないけれど、それは本人の意志では無いから、また違う問題だと思う。

僕は、昨日の自分が今日の自分と「同じ」であるか、分からなくなることがある。

毎日咲いては、枯れる朝顔は、ひとつひとつの花に記憶があるのか。
それとも、花ではなく「樹」が個なのか。

毎日眠る時は明日の自分に「期待」して祈るように眠りにつく。

朝、目が覚めますように。

そして、起きた自分は昨日の自分の記憶を受け取り、一日を、生きる。



そんな、ことを考えながら散歩しました。



帰って、温かい部屋での朝ご飯は本当に美味しかった。
しかも、お弁当まで作ってもらった。
たくさんはここには書けませんが、僕が伝えられるだけの感謝の気持ちを写真にプリントして送りますので待っててください。
本当に、ごちそうさまでした。そして、ありがとうございました。


昼に米子駅まで送っていただき、ARIA家と別れた僕は、ひとり大山へ向かいます。

3日目その2へ続きます。




 

6月に写真展開催決定!




にほんブログ村 写真ブログへ登録してみました

skycloverTOPPageへ戻るサイト TOPを別窓で開く(外部来訪者さま用)

JUGEMテーマ:写真

コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

桐島寫眞表現研究室

写真教室PhotoCafe

桐島ナオ作品展示HP

 

桐島が写真担当してます

selected entries

categories

archives

recent comment

  • それは、白よりも白く @blanc.
    ミー太郎の母
  • それは、白よりも白く @blanc.
    桐島ナオ
  • それは、白よりも白く @blanc.
    ミー太郎の母
  • モロッコ旅の記録1(日本→シャウエン旅程について メモ)
    桐島ナオ
  • モロッコ旅の記録1(日本→シャウエン旅程について メモ)
    みこ
  • 九龍暗躍活劇@昼の部
    桐島ナオ
  • 九龍暗躍活劇@昼の部
    hkakira
  • 6月のネコサツ!
    桐島ナオ
  • 6月のネコサツ!
    りさりさ
  • 暑中お見舞い申し上げレオン。
    桐島ナオ

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM