薔薇のサナトリウム@桐島被写体

木桃いつな撮影、桐島です。
木桃氏に撮られるのは二年ぶり。木桃氏NEWカメラでした。

僕から「撮って欲しい」とお願いしたのです。
なんか色々思うところがあり、被写体をしたかったので。
でも、撮影意図というのは撮られたい、というよりも、「人ではないもの」になりたかったのかも。
なので、「そこにある植物みたいに、人じゃないもののように撮って欲しい」とお願いしました。

そして、木桃氏から返って来た答えが「サナトリウム患者」。笑


以下、文章は、なんか、雑記になってしまったので写真だけで、見て頂いてもいいと思います(被写体をしてる時は無心で考え事はしてないので)

書き直したけどやっぱ同じ内容になってしまうので、自分の為に残しておきます。



隔離病棟を抜け出して、秘密の薔薇園に逃げ込む、ヒト。

僕はただ、ここに居るだけなのだけど。真っ白な綿のシャツワンピースと裸足が。
なんか病的。かも。

精神的には絶賛、鬱状態だったので心象としてはそのまま。
基本的に根暗で鬱体質です。笑

だから、写真が好きなんだろうな。光で描くから。光を見なきゃ撮れない。



でも、光を見るという事は、闇とか影と向き合う事でもある。
どちらか片方だけを見つめて、写真を撮る事は出来ない。

色彩というのは、光と闇から作られた光の波長の種類にすぎないから。
モノクロの眸を持つように、光と闇を見つめることは写真の本質であると同時に自分自身を見つめることとも同じなのかもしれない。


秘密の花園に逃げ込む、他称、ヒト。
どちらかというと、植物、希望。



被写体をする時よく書きますが、「貌」を見てみたいとたまに思うので被写体をします。
自分がどんな顔をしているのか、普段見えないので。
忘れてしまって。

鏡を見ても結局は、パーツがちゃんとついてて、汚れていないか、在る程度こぎれいになっているか、を見ているに過ぎないと思うんです。

自分の貌が好きかと聞かれたら、モノとして嫌いではないです。
でも、それ以上でもそれ以下でもなく。
今、ここに存在しているから許容するという意味での、好きに近い。

両手で触ってそのものの形や感触を理解するように、貌を見る事で認識する。
でも、誰にでも、ってわけじゃなくて。



木桃さんの眸を通してみると、悪い意味で似通った部分があるので(笑)なんか、客観的すぎずに見えて。安心するところはあります。

さくまくんの被写体もしていますが、その感覚とは全然違う。
さくまくんとは、一緒の方向を目指して一緒に作り上げてゆく感じ。

基本、撮られることは苦手なので、基本的にこの二人以外の被写体は今はしてません。
たまに、お声かけ頂くのですが。ありがとうの気持ちと、ごめんなさいの気持ちでお断りしています。
初めて逢った人に、何かを返せるような被写体ではないと思うので。



僕の背よりももっともっと高い、薔薇の壁。
薔薇って樹なんだって知って、なんか嬉しかったのを思い出します。

ばらばらと散る花弁を素足で踏みつけて。
ゆるやかな冷たさと柔らかさの感触が、たまらなく気持ちいい。



この撮影の次の日仕事で。写真について話しをしたんだけど。
何の為に写真を撮るか、みたいな話しをしてて。自分が考えている事を形にしたいとは思うよね。という流れで。
「桐島さんて普段『何を』考えているんですか?」と、聞かれまして。

ちょっと、言葉に窮してしまった。
『何』を。と、言うと言葉に出来ないから写真を撮って生きているのかもしれない。って思っていて。

あえて、言葉にするなら。
自分が生きている価値を、確かめたい。のかもしれない。

どうしたって価値なんか見いだせないのだから、それなら、せめて。価値があるように、在りたいと。 願うのは自由だから。
何もない泥の中から花を探すような作業が、ものを作る事なのかもしれない。



言葉にするのは難しいです。仕事じゃない自分のことは難しい。
誰にも宛てない言葉なら出てくるのに、明確な答えはいつも見えない。

言葉や口にしなくても。伝えたい事は伝わらなくても。
僕は、それでもいいと思います。
「想いは伝えなきゃ!」とか、全く、想いません。

伝えたい、って言うのは自分の中で完結しているなら本当は必要ないんだと思う。
だって、明確な意思があったら、それだけで伝わるから。
曖昧なものほど、項目を羅列して判り易くする必要があるのかな、と思ってしまう。

僕はまだまだ、迷うことが出来ているから表現することが出来るのかもしれない。
明確な答えが見つかったら、きっと、生きている意味が無くなってしまう。
だから、本質は其処じゃないし、見つかる訳がないとも、思う。

わずらわしい事とか、感情とか、惰性とか、将来、とか。
そういうものを全て捨ててしまえたら、幸せになれる気がしても。
そんなことをする勇気も無いから、せめて。
来世は植物になったら、幸せになれるんじゃないかと。
そんな、気持ちになりました。


久しぶりの木桃氏の世界の中。反対側から入り込んで、とても良かったです。
ありがとうございました。






 

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