6月の柘榴

出張PhotoCafeで横浜へ行っている時に、駅の道沿いに大きな樹がありました。
赤い花が点々と。傾いた日差しが花びらを撫でる。



ぎゅっと握った手首が、うっ血したような。毛細血管みたいな鮮やかな模様。
柔らかに何枚も重なる花びらは、細い首の女の子がぐっと、こちらを見ているようで。

息を飲んで、被写体に飲み込まれてしまう。
呆けて、その美しさに心を奪われてしまう。



この花は、タイトルにもある通り「柘榴(ざくろ)」の花なのですが、柘榴の花を見たことはありませんでした。この日、初めて見ました。
でも、見た瞬間「あ、柘榴の花だ!」と。思った。

特徴的なこの、「実」みたいな蕾。
たぶん、蕾なんだろうけど。何故か、この花が、閉じてゆくとこの「実」になるような錯覚で見てしまう。



鮮やかに咲いた花が、ゆっくり閉じて、内側にたくさんの意識を宿す。
それが鮮やかな柘榴の実に、なる。

そんな妄想をしてしまうくらい、美しい花でした。

実際には花弁だけが落ちて、がくの部分が閉じて実の口の部分になるみたいです。

突然出逢ったのでカメラはEOSMちゃんだったのですが…この花、もう一度きちんと向き合って撮影したい。Nikon+100マクロで撮りたい。
そしたら、もっともっと、飲み込まれてしまう気がする。



ぼとぼと、と。落ちているのも、花。

後から調べて知ったのですが、こういう八重の柘榴は園芸品種なので基本的には結実しないそうです。
落ちているのを見るとなんだかタコさんウィンナーに見えてきます。笑
色っぽいのに、なんか間抜けでかわいい。。。。笑



そして。これは結構珍しいみたい。
白い柘榴の花。

少し傷んでいるのが、またいい。

咲くと、どこまでも透き通るような白。

もう、ずっとずっと。見ていたい花。



夕闇に映えそうな樹木。
柘榴とか、無花果とか、和の実がなる植物が好きです。

なんか、人間の身体や内臓を彷彿とさせる食べ物って、官能的な香りがします。
初期の、長野まゆみの世界みたい。「冷たい井戸水で冷やした、水蜜」とか。
手のひらで握りつぶして、蜜を吸うような感覚。
そういう生ぬるい温かさが好きです。



その、花弁に唇を寄せたくなる植物っています。
柘榴の花。

初めてみて、心を奪われてしまいました。


あぁぁぁ…一緒に暮らしたい。。。。笑




 

6月に写真展開催決定!




にほんブログ村 写真ブログへ登録してみました

skycloverTOPPageへ戻るサイト TOPを別窓で開く(外部来訪者さま用)

JUGEMテーマ:写真

関連する記事
コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

桐島寫眞表現研究室

写真教室PhotoCafe

桐島ナオ作品展示HP

 

桐島が写真担当してます

selected entries

categories

archives

recent comment

  • それは、白よりも白く @blanc.
    ミー太郎の母
  • それは、白よりも白く @blanc.
    桐島ナオ
  • それは、白よりも白く @blanc.
    ミー太郎の母
  • モロッコ旅の記録1(日本→シャウエン旅程について メモ)
    桐島ナオ
  • モロッコ旅の記録1(日本→シャウエン旅程について メモ)
    みこ
  • 九龍暗躍活劇@昼の部
    桐島ナオ
  • 九龍暗躍活劇@昼の部
    hkakira
  • 6月のネコサツ!
    桐島ナオ
  • 6月のネコサツ!
    りさりさ
  • 暑中お見舞い申し上げレオン。
    桐島ナオ

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM