早春の石の湯ロッジ。

4月の長野県は、ちょっと時間の流れが違う。
行って来たのはGW直前の八重桜も散ってしまった26日から27日。

東京はもうすっかり葉桜で、初夏の陽気なのに群馬県を抜けて長野県に入ると急に八重桜が咲き始めて、もっと進むと今度はソメイヨシノが咲き始める。どんどん山を登ると、時間を逆戻りしているみたいで、どんどん冬に昇っていくような。
車で東京から志賀高原に行くと、いつもタイムマシンに乗っている感覚になる。
時間旅行、ってすごくしっくり来る言葉。
1時間前に居た場所と、季節が変わってゆくのが、本当に新鮮で、驚きで。
カメラに納めるとなんだか違ってしまう気がして、ずっと車窓の風景を目で見ていました。
 

そして!!長野県の山越え!!群馬県の山麓、草津温泉の裏手を登ると雪の壁があって、そこを進むと…どーんと開けた風景!森林限界を超えた低木の世界。雪の残る壮大な光景。
 

足元には雪が残る「壮大な景色の中の、さくま」!!
 

「壮大なさくまと、景色」!!

タイトル意識してみました。笑
さくまくんて何でこう、楽しそうに写ってくれるんだろう。笑

壮大な、さくま!!。。。。なんかおかしい。笑
 

「壮大な景色とジュークたん。」
さくまくんの愛車。ジュークたんです。うん。自然が絵になるなぁ。
 
ジュークたんは目があおくなってから、あんまりザクレロに似てなくなってしまいました。(さみしい)
(ちなみに「ザクレロ」と画像検索するとジュークが出てきます←悲報)

もちろん、目的地は石の湯ロッジなのですが、冬期の間はこの群馬から入って県境の2000m級の山越えをする入山ルートは封鎖されているのです。(道路がスキーコースになるのですよ…)
その山の上の景色、山田峠が本当に、この世ではない美しさなんです。
 

4月に、雪原。魔の前には、空しかない。
2000m越えてるので当たり前なのですが、空が本当に近い、と感じる世界。ちょっと被写体をしてきましたので、iPhoneでも撮ってもらいましたよ。すごい違和感ある風景。
 
ちょっと被写体をしてきましたので、iPhoneでも撮ってもらいましたよ。すごい違和感ある風景。
砂漠にも見える、白の世界。
もうふかふかの雪ではないので、普通の靴で歩けるのも、不思議なのかも。
 

上の景色でちょこんとある草みたいなのは、こんな大きな樹なのです。壮大さが伝わりますでしょうか。
サングラスしててすみません…。。。すっごい眩しくて何も見えず歩けず。。。でした。笑

ちゃんとした写真はそのうちさくまBLOGにあがるかも?しれません。どうぞお楽しみに〜。
 

そして、目的地は石の湯ロッジです!
去年の夏からずっと毎月通い続けているので春の景色は初めて!!
思えば、早春に雪山というか、こんな山奥まで来た事なんて無かったなぁ…と。
まだ雪があります!
 

でも、冬ではないこの淡い緑と暖かな小川。
石の湯ロッジのこの小川は単純温泉なので、暖かな純水。
だからたくさんの生き物が暮らしています。目で見える小魚や鮮やかな水草に、サワガニまで!
もちろん蛍の幼虫もこの中ですくすく育っていると思います。
 

地上はこの通りまだまだ雪がありますが普通に歩くだけなら普通の靴でもOK。
さくまくんとお庭周りを散策してみました。ざくざく、雪を踏みしめます。
冬の景色はこんな感じだったので、比較すると雪が無いのがよく分かりますね。
あと、冬の晴れの陽に比べて彩度が低いのが、日本の優しく融解する春の色なんだなぁ、と。実感。
 
時期は少し過ぎてしまいましたが、まだフキノトウがあちこちで芽を出してて。
ちょっとびっくりするのですが、その辺中にたくさん生えてます。笑
(駐車場の脇とか普通の道ばたとか…)
 

本当に、まだ、芽吹きの時期なのがよくわかります。
冬の間中、3mも4mも雪の下で暮らしてすっかり茶色くなった地面に、小さな小さな緑が顔を出しているのは可愛いらしくて仕方無いのです。
 

これは翌日の写真。
お天気が良いので、お庭の更に奥まで散策に行ってみました。
小川を越えて少し雪が深くなるので、スノーシューをお借りしました。
 

少し進むとまだ「冬」がいました。
それでも、大気が優しくて風が穏やかで、あちこちで鳥が飛び立つ音がしたり、小動物が居たりして。
ずっと鳴いてたウグイスがとても楽しそうだった。
 

雪が残るけれど日差しはとてもあたたくて。
樹に寄生している苔たちがとても嬉しそう。光を浴びてとってもキラキラしてて。
 

冬にはこの手すりよりも高く積もってた雪も、こんなに溶けました。
ここでは季節が明確に色彩を変えてゆきます。
本当はこういう景色で、「動物」は生きるものなのだと、ここに来る度に思います。
 

この時期だからこそ見れる小川の中。
ふっかふかの緑の世界。透明度が高くて水の中の世界が全て見えます。
ここに生えているクレソンがまた、美味しいのですよ〜。
いつも撮影しながらつまみ食いしてます。笑
 

空は低彩度のすっきり水色。
東京の灰色の空とは違う、自然の中の、でも穏やかで優しい色彩。

枝先がちょこっとモフモフしているのが…分かりますか?
 

アップにしてみました!
ユキヤナギみたいな、小さな動物みたいな新芽!!

じっさいに触ると、仔猫の指先の短い毛のように、びろうどの触り心地!
なんて可愛い…なんて気持いい。。。と、しばし触ってました。笑
 

石の湯を彩る美しい白樺の森も深呼吸をしているようで。
真冬の真っ白な霧氷も、夏の鮮やかな緑も、どちらも本当に綺麗だけど。
この、穏やかな大気にゆっくりと手を伸ばす姿もとても、素敵でした。

「何も無い」世界なんて、何処にも無いから。
被写体は何処にでも存在するし、「撮るといい写真になる」ランドマークなんて必要ない。

世界は等しく美しくて、全てが関わり合って、全てがお互いを向き合っている。
人間だけが、勝手に顔を背けて、何をしているのでしょう。

早春の志賀高原は幻想的だけれど、とても暖かくて穏やかで。
僕が知っている「怖い春」ではありませんでした。
子供の頃に見た、きらきらしたペールトーンの景色の中のようで。
とても、美しかったです。

ペンタコちゃんでも撮影したので、別記事で掲載しますね。



 

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