カヤの平と大ブナの森

石の湯ロッジでの過ごし方はいつも何も考えていない事が多く、行きたい場所!というのも決めてないのですが、滞在二日目にして「ここに行きたい!!!」という場所が見つかってしまいました。
「カヤの平」にあるブナの原生林!
ロッジにある地図で目に入ってきて、「今ここに行きたい!!」と唐突に思い。
翌朝、午前中にロッジを出発し、行って来ました。
 

石の湯ロッジは志賀高原にあるのですが、そこから車で1時間以上。
どんどん、更に山奥に行きます。
途中、猿の大移動に遭遇!
 

子猿がいてかわいいー!!

親猿は更に小さい子を抱えていたのでそっとしておきます。
 

子猿は無邪気でかわいいなぁ…。

でも、野生動物だしあまり近寄らないように。触れ合いなんて以ての外です。
 

少しだけ距離を縮める。
でも、お互いの距離はそのまま。

ありがとねー。
 

そして、冬に支配人と一緒にスキーをしたところが…湿原になってました!
本当に…山の景色はびっくりします。
 

ほとんど終わってしまって「化け水芭蕉」になっていた中で可憐な子を発見!水芭蕉です。。。笑
水芭蕉は次期が過ぎると超巨大化して化け水芭蕉になるのですよ…ふふ。。。
 

たぶん、リュウキンカさん。
たくさん咲いてて鮮やかでした。
水辺の植物は艶やかでいいですねぇ…。

さらに車を走らせて崖っぷちの山道をガタガタ進んでいくと針葉樹の植林がどんどんなくなっていき、人間の手が入っていない本来の日本の森、広葉樹林になってゆきます。
子供の頃は杉やヒノキがずらーっと並んでいるのを「森」だと思っていましたが・・・(田舎の山って全部そんな感じですよね)それは一度人間が山を丸裸にして好きに植えただけだ、と知りショックでした。
それからずっと針葉樹だらけの山を見ると悲しい気持ちになっていたのですが・・・ここはブロッコリーのように広葉樹の森が続いています。

そして、急に視界が開けて平地が現れます。
 

え?牧場?と思うほどの緑の平地。
カヤの平です。

夏場は牛が放牧されるそうです!!
 

雨が降っていたので緑も鮮やか!
人も少なく、生き物の気配だけがそこかしこに、といった感じで。
 

敷地内にはぽつぽつと巨木があって。
なんとも言えぬ幸福感。

時折豪雨があって車に避難するけど、それもまた楽しくて。
 

ここは樹齢300年以上のブナの原生林でもあります。
ブナの原生林ってなぜか、本当にいいにおいがするんです。

カブトムシを捕りに行ったのを思い出すにおい、に似てる。笑
 

カヤの平のブナの森は次回装備を整えて挑みます。
なので、こっちの大ブナの森にも行ってみました。
この木の下には社があります。

大ブナは400年以上の年月を生きているそうです…。
 

なんか、もう。見ているだけで、心を、ここに置いて行きたくなる鼓動でした。
あまりに長く生きている植物を前にすると、対峙していても意識が違いすぎて。

ただ、見つめるばかりになってしまいます。

きっと、「思考」が僕なんかよりも、ずっとずっと深いところにあるんだと思う。
その意識は、ここに「社」を構えた人と同じ。「神様」に近い場所にこの樹がいると思う。
 

緑に包まれる、というのはこの場所のことを言うのだと思いました。
ふかふかのブナの原生林。

ブナの木は1本で1年間に8トンの水を保水する。
雨の音が響くこの森自体が貯水庫になっているんだと、かすかな記憶を思う。

杉やヒノキが完全悪じゃなくて、彼らも100年以上手をかけてあげればブナの森に負けない豊かな土壌を作ってくれる。
ただ、それには間伐が必要で、森に光を入れなければ小さな生き物が生きられない。
小さな生き物が生きられなければ、もちろん大きな生き物も生きられない。
 

その、「大きな生き物」に人間が含まれているという想像が出来なくなっている事が多い。
東京近郊に生きていると、森が近くにない。だから、ニンゲンが動物の一種であることを忘れがちになってしまう。

普通、動物は森や林が無くては生きていけない。
本来人間は森や林に寄り添う生き物だったはずなのに、今では緑の欠片もない土地に住み石で出来た四角い建造物に住み、太陽の光を浴びない暮らしをしている。

この、ブナの原生林でふかふかの腐葉土を踏みしめ、雨に当たる葉の音を聞き、苔や菌類のにおいに包まれていると。
人は、ずいぶん遠くへ行ってしまったんだなぁ、と思うのでした。
 

何が正しくて何が必要なことなのかは、全てを知ることはもう難しいのだと思うけれど。

人は人らしく生きるしかないのだと。
そして、もう、森に触らないように、遠くから守っていくしかないんだと感じました。
こんなに遠くになってしまった存在なんだと。ちょっと悲しい気分と。
久しぶりのあの、森のにおいに嬉しくもあり。

もう少し、ブナと話しをしてみたくて。
来月にもここに来る事を決めました。

待ってて。
 
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