Dolly Dolly @蒼

春は怖い。

漠然とそんなことを思うようになったのは、春に嫌な思い出があるからかもしれない。
うきうきなんかしない。むしろ、浮かれている周りを見て疎外感を感じていた。

それでも、花は咲くから、なんだか救われないような救われたような、どうでもいい気分になってしまう。
 

もし、人間じゃなくなって。この世の中をぼんやりと、見れたら、どんなに幸せかと。
本気で思ったことが、何回もある。
動物でもない植物でもない、何かのマテリアル的な。
可能なら、大気になりたいとか。
 

そんなことを考えながら、蒼さんを撮らせていただきました。
「リアルドールの、蒼さん」とは、木桃氏の言葉。
そうかも、と思いながら柔らかなトーンの部屋で佇む人形のような蒼さんと向き合う。
 

ふわふわ、した淡い色彩は、どこか悲しい感じがする。
パステルカラーじゃなくて、シャーベットカラーじゃなくて、ペールトーン。
白じゃなくて、灰色を混ぜたような、少しくすんだ色味。

儚いと、寂しい。は、ちょっと似てる。
 

別に悲しくないのに、なぜか悲しい気持ちになりました。
こんなに柔らかな色彩で穏やかな光なのに。
なぜか、心に引っかかる。
 

自分に対する愛を人に与える事はとても難しいことだと思う。
人は自分を愛せるなら、他人を愛す必要が無くなってしまう事が多いと思う。
他人のためだけに生きる事は、また別のお話。

人に愛されたい、と願う人はとても多い気がするのだけど、人を愛したい、と願う人は少ないと思う。
 

本当はその行き違いがとても「さみしい」のかもしれない。
交換条件の関係なんて、長続きしないから。
 

ひとを、撮影する時、とても色々考えてしまいます。
でも、考えているのはきっと自分自身のこと。

それが、誰かの事でもある。
目の前の事柄よりも、もっと奥深くのことを撮りたい。
心象、とは心の象(かたち)のこと。

それが光で描くものになって存在出来るなら、美しいか、恐ろしいか、どちらかだと思う。
 


撮影おわり。スイーツタイム。笑
人間バージョンの、蒼さんでした。

今回はほとんどメイクをしていない蒼さんです。まぶたに指で乗せた赤が鮮やかで印象的でした。
ほんものの、人形。ぽく。不思議な雰囲気をありがとうございました。


 
 
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