子供の頃読んだアラビアンナイト物語がどうしても忘れられず、ずーっとここ数年機会をうかがっていました。
そして行っちゃうしかないでしょ!とPhotoCafe合同展が終わってすぐ、行ってきました。モロッコ!
行きたい場所がツアーでだとなかなかないのと、一人で行くと高いし。
なんか色々面倒になって自由に動きたかったので個人手配で行って来ました。なので、BLOGには記録として交通や移動までメモとして記録しています。
自分も行く前にいろんな人のBLOGや旅行記で調べてとても助かったので...もしかしたら誰かの何かの役に立つかも!と。
(写真は全てiPhoneなので写真を見に来ていただいた方はこの記事を飛ばしても大丈夫です)
まず、日本からモロッコまで。ドーハなど中東を経由する方法が一般的のようですがロシア周りが好きなので
エールフランスでパリ経由でカサブランカに行ってきました。エールフランス→エールフランスなので荷物も(やや)安心。
エールフランスのサイトから直接予約したので追加料金で足元広いエコノミー席にしたらものすごく快適でした!(それ以上にはできない)航空券を抑えたのは4月です(行ったのは10月)機内食はうわさ通り美味しい!例えるならデパ地下のお惣菜レベル!何を食べても美味しかったです。
機内ミールもおしゃれなお菓子やペリエやジュース、サンドウィッチがフリーで用意されてて楽しい。
いつもはガン寝する桐島ですが映画5本見ました…(ズートピア見ましたよ)
トランジット乗り換えの時間が6時間あったのでパリ市内にも弾丸で行って来ました(この話は最後におまけで…)
シャルルドゴール空港からカサブランカ空港まで、またエールフランスで移動。
移動が難しいとか意味不明とか言われるドゴール空港ですが、同じ会社だと同じターミナル内乗り換えなので難しくないです。
↑ターミナルキオスクで大好きなM&Sを発見!
エールフランスだとターミナル2Eに到着。(2Eをトゥー・イーと言うと英語なのでフラ語ではドゥ・エです。不安ならスペルを見せた方が安心)
一回出国したので色々電車乗ったり空港内移動しまくりましたが…標識通りに行けば大丈夫。
(分からなかったら空港の人にボーイングチケットを見せてスキャンして貰えば搭乗口情報がわかるので聞いて下さい)
カサブランカ空港は夜の21時すぎ着だったので入国審査が長いと聞き、日本からタクシーをチャーターしました。
使ったのは
このサイトです。Carresaという会社を予約。かなりちゃんとしたスーツのドライバーが待っててくれましたよ。
事前に乗っている便と行き先のホテルを伝えるので安心!と思ってたら運転手はあまりわかっていないようで(^^;)持ってた地図と住所とグーグルマップで説明して行ってもらいました。ドライバーはフランス語と英語ちょっと。
で、カサブランカ空港からCasa Voyageurs(カサ・ヴォヤジュール)という駅前のホテル
Hotel Al Walidを予約しました。駅目の前のホテルで東横インみたいな感じ(こら)早朝深夜でも移動が短いので安全。
カサブランカには2つ大きな駅があって、有名なモスクとかスークがある観光地はCasa Port(カサ・ポール)という駅。
カサブランカ駅というのはないので注意。そしてCasaというのはCasablanca(カサブランカ)の略語みたいな感じ。ホテルの宿泊シートもCasa=Casablancaで通じました。
Casa Voyageursの方が空港から近いのとカサブランカ市内は観光しないのでこっちに宿をとりましたがカサブランカ市内を観光するならCasa Portでもいいかも。
ちなみに、Casa〜という駅名がたくさんあるので下車は要注意です!!(桐島はGoogleMAPで確認してました)
宿泊して、翌日、朝7時ちょっと過ぎの電車でフェズへ向かいます。
朝7時のCasa Voyageurs駅。夜明けが7時半なのでまだ夜なのです…。
駅前はバスターミナルがあってタクシーがいる感じ。普通です。カフェは2件くらい空いてました。
電車の時間がギリギリだったので急いでチケット売り場へ。窓口に並んで買います。英語が通じるので行きたい街を言えばOK。
列車は1等と2等があって値段があまり変わらないので1等をおすすめします。旅行者には「ファーストクラス?」と向こうから聞いて来ることが多いです。
(別の日に撮ったONCF)
モロッコの鉄道は
ONCFという国鉄。車体はフランスのものみたいです。時刻表もHPから見れます。
チケット購入は窓口のみなので日本から買うことは出来ません。二日前から購入可能。
で、Casa Voyageurs駅からFez駅までの切符を買いました。これが実際のONCFチケット(行き先は別の日のです)
まず乗る電車を確認してファーストクラスの車両を探しましょう(だいたい1両目と2両目)。でコンパートメントの番号がBOX番号なので、自分のチケットをみながらコンパートメントの扉の番号(BOX番号)を探します。
席は指定席なので座席の上にある番号と席番号を照合して座ればOK。空いている時はみな好きな席に座ってますが混んでくると違う席は移動しろと言われることも。コンパートメント(個室)自体が違うのはNGなので車掌さんに移動しろと言われます。
1等は6人のコンパートメント(個室)になっていて、スーツケースなどの荷物も上に置くことが出来るので安全。
何回か乗りましたが乗客はほぼ旅行者。たまに都会のモロッコ人や学生など。
車内販売もあり和やかな雰囲気。おトイレもついてます。
というか、行きの飛行機よりも快適でフッカフカの座席に大きな窓にエアコン!快適でした…。新幹線より広い。
(これは新型車両だったようで後日とても味のある旧型車両にも乗りますw)
ずーーーっと荒野。おおおおお…ここで降ろされた死ぬ…。みたいな。
ちょっと都会の駅はこんな感じで花が咲き乱れていてとても可愛いです。
(画像の白い点は窓の外側の汚れ…めっちゃガラスが汚いw)
列車の時刻は全て定刻で遅れたりしませんでした。かなりキッチリしてます。座席も何回か車掌さんが切符をチェックしに来るので変な人が入ってきたりはないです(というか後でも書きますがモロッコ全般において治安や人間性はかなり素晴らしいです)
鈍行しかなく速度は出せないので(荒野の真ん中で危険)とろとろ行く感じですが、景色が面白いのでぼんやり旅気分を味わえる感じ。
車内販売でクロワッサンと水を購入しました(アラビア語しか通じませんがジェスチャーでも大丈夫かと)
そんなこんなで席でぼんやり車窓とGoogleMAPを見ていたら、予想と違う動きで焦りました。
え!?この電車合ってる!?と。
カサブランカ(左)からフェズ(右)までこういう風に行くと思ってたんですね。大きい道路があるので。
で、実際の鉄道はこんな感じだったんです。
え!?ラバド(首都)でフェズ方面に曲がらなかったけど!?タンジェ(北)に行っちゃう電車だったりした!?と。
確認しましたが途中で行き先が変わるとか海外ではあるので、ちょっと焦って隣に座っている英語ができそうなモロッコ人のお兄さんに聞いたらこういうルートだから大丈夫。僕はフェズ手前のメクネスで降りるからちゃんと着くよ、と笑って言ってくれました。
どっと安心。お兄さん感謝です。
そしてフェズ駅到着!とても綺麗で大きな駅!天井がすでに美しい!
電車を降りると駅のホームにポーター(荷物運び屋)がいます。有料ですがとてもありがたい。
桐島はほぼ全ての移動でポーター活用しました。チップは10DH〜と聞きましたが暑くて助かったのでだいたい30DH〜50DHくらい払ってました(駅ホームタクシー間だと20〜30DHくらい。バス停からリヤドだと30〜50DHくらい)
ぼったくりはなかったです。本当に助かるしありがたいサービス。ちょっと多めにお渡ししたりしました。
ポーターに荷物を預けて歩いていると(これで盗まれたりとかの気配は一度もなし)タクシーの客引きがあるので、声をかけてきた相手に行き先(新市街CTMバスターミナル)を伝えると「オーケー!じゃぁ俺のタクシーへ行こう!」ということに。
この時点でだいたい個人タクシーであることが多いのでメーターがなかったりする。それが怖かったらタクシー乗り場まで行った方が無難。
桐島はメーターなかったらまず料金交渉。でもこのフェズ駅から新市街CTMバスターミナルの間の料金は確か30DHだったから安かった気がする。相乗りだったからかな?
モロッコはタクシーが相乗OKなので人が乗ってても止められます。乗りたい人数の指を上げて手を出せばOK。
行きたい場所を告げて方向が一緒だったら乗り込めます。全然違かったらNOです。
このシステム、ものすごく助かるし慣れると楽しくなってきます。笑
タクシー運転手はアラビア語、フランス語、英語がちょっと出来る人が多いですが、英語通じないと困る時は「Do you speak English?」と乗る前に確認すれば大丈夫。その運転手がしゃべれない場合、駅なら他の運転手に声をかけて聞いてくれます。
モロッコのタクシー運転手は顔見知りが多くあちこちで挨拶したり笑顔で会話をしていて、助け合っている感じです。とても良い雰囲気で感じがいいです。
ぼったくられた!とか聞きますがそんな事は一度もなく、まして変な場所に連れていかれるとかはないです。
気のいい町のおじさん的な人が多いです。個人的な初見ですが、プジョー(車種)のタクシー運転手は特にアタリな事が多かったです。笑
新市街CTMバスターミナルに着きました。タクシー運転手に伝える時はCTM=セーテーエムと言うと通じます。
(CTMバスターミナルに行きたい!は「ブギーッツ ヌムシー ル マハッタートゥ〜 セーテーエム」です)
「CTM モロッコ」とかで検索をかけると予約の方法が出てきます。本当に助かりました。
桐島はすんなり予約出来ましたが、クレジットカードの種類によっては決済できないようです(認証つきVISAでOKでした)
ネット予約の用紙をプリントアウトしてカウンターに持参するとチケットと引き換えてくれます(その時大きな荷物があればカウンターで預けます)
バスも定刻に来るので注意。待合室みたいな場所に充電出来るスペースやカフェもあります。
下が人間のチケットで、上が荷物(スーツケース)のチケット。
荷物の料金は現地で払います(といっても5DH)。小さな手荷物は車内持ち込みで。
席は番号で決まっていて、桐島の席はNo39。席の上のエアコン吹き出し口付近に数字が書いてあるので見て座ります。
車内はとても綺麗だしエアコンが効いているのでとても快適です。モロッコの交通事情素晴らしい!
で、出発!して、しばらくは街の中を走ります。
見たことない景色で面白い〜。
赤い車がメーターのあるタクシーです。結構小さいので近距離用。
そして、、、また荒野!!笑 かなりすごいです。楽しくなってきます。
途中トイレ休憩で例の肉屋(色んな人のBLOGで見てた)に寄ります。20〜30分くらいあるのでみんな買い食いしたりして。
モロッコのおトイレはレストランでもお掃除の人がいてチップ(2DH)が必要。
わりと綺麗にしてくれていますし、トイレットペーパーもくれるので良いと思います。
小銭を用意しておくべし。
シャウエンまであと少し!の街のターミナル。
なんか異国だなぁ〜…とバスの窓から撮影しました。山の上に赤い街がある!
Wi-FiなくてもGPSでGoogleMAPなどは見れるので確認すると現在地把握が楽です。写真を撮ったところはこの辺。
そして、シャウエン到着〜!で、バスターミナルについたら自分の荷物を確認して降ろします。
バス停のすぐ横にタクシーもいるし、声をかけてくると思います。
桐島はメディナの中にあるリヤドを予約していたのでタクシーを使いました。公共タクシーが出払っていたので民間タクシー(というか普通のおじさんのバンw)を使いました。どこへ行くの?と聞かれて宿名を行ったら「知ってるよ〜」と言われたので信じて乗ったら本当によく知っていて(笑)日本が大好きなおじさんでした。
この車内…。宮島!?と、乗って、かなりびっくり。笑
日本好きは本当だったようです…(阪神グッズとかあったので何故か盛り上がりました)
Dar Meziana(
ダール・メジアーナ)というお宿を予約していたのですが、日本のガイドブックや雑誌にも載っているので日本人利用が多いようです。結局タクシーターミナルではなく、メディナの中まで車を入れてくれて(超ギリギリ!!)お宿まで荷物を運んでくれました!
坂道&階段だったので非常に助かりました!料金交渉はなしで、そのまま笑顔の握手でお支払いしたのは50DH。
ホテルまでの道も知れたのでとても助かりました!
通常のタクシーはこの写真の茶色の建物の前あたりで止まります。タクシーターミナルです。
(※メディナの中にはいくつかの門があり、その前にタクシーターミナルがあります。)
ダール・メジアーナの最寄り門はここです。茶色い門をくぐり、左に曲がってスーク(商店街)を登っていくと左手に小道があり看板(ちょっと見つけにくいかも)があります。その小道(階段あり)を登っていくと突き当たりにあります。
地元の人に聞いたら分かりますので迷ったら声をかけてください。GoogleMAPを見ながらでも行けます(治安的にもスマホ大丈夫です)タクシーターミナルからの徒歩は5分もかかりませんでしたが、荷物が重いと階段が大変かも…。
と、いうわけで、お宿にとうちゃ〜〜く!!
日本から第一目的地のシャウエンまでのルートでした。
自分は渡航前の下調べで色んなBLOGにとても助けて頂いたので、この記事もモロッコを旅するどなたかの参考になったら嬉しいです。(何か質問などあったらわかる範囲ならもちろんお答えします)
ご一読ありがとうございました。
さて。次回記事から一眼レフ写真掲載しますー!!