九龍暗躍活劇@昼の部
異文化MIXの場所がとても好きで、オリエンタルな感じに近代が混じったような場所や複数の宗教が絡んだ場所が気になります。
そんな趣味趣向で15年くらい前にやっていた人形服飾で「九龍」をテーマにドレスや式服をもりもり仕立て、架空のお話仕立てにしていたことがありました。行ったことないのに、香港の地理や歴史を組み込みまくり、いろいろやってたんですよね。笑
その時のタイトルが「九龍暗躍活劇」。なので、ずーっと、ずーっと気になっていた場所なんです。香港。
で、思い立って行って来ました。旅の道連れはhayanoさん。モロッコから帰って来て半月くらい。
またすぐに飛び出して来ました!
拠点は九龍半島の旺角。モンコック、と読みます。
当時自分で地図を描いて色々設定を書き込んでいたおかげで香港の地理が頭に入っている桐島。笑
旺角はとても好きな場所だったのでここら辺に宿をとりました。(お宿は九龍維景酒店です)
最寄駅は地下鉄「旺角」で、15分弱歩くのですが、直線だし、九龍駅からTAXIすることが多かったので問題なし。
歩いているだけでも、こういう風景が次々に現れて全然飽きない。
ちょっとだけ台湾でもこういうのを見たけどやはりそれ以上で(笑)あーーー香港に来たんだ!!!と感動。笑
原色のパッケージ。漢字びっしり。すきすき。こういうの。
日本の昭和のデザインてやっぱこういう雰囲気な気がする。今は西洋風になっているけど、なんかいいなぁ〜って感じるデザイン。そして、非常に「効きそう」笑。
香港では何匹か路地裏に猫を見ました。
あと、お店で飼っている子が多かったかな?台湾でごろごろ寝ていた犬はおらず(都会だし危ないから良かった…)。
細い路地を見つけると突入したくなる病気です。
桐島の海外でのお楽しみに、その国のスタバに行くというものがあります。香港も楽しみにしてました。
ちょうどお宿と駅の間にあるスタバがコンセプトスタバでレトロな香港を再現したもの、と聞いてわくわく。結構混んでいたので全体の写真は撮れなかったのですが、映画館の椅子だったり麻雀牌が飾ってあったりして、雰囲気が良かったです。
日本のスタバにもっと頑張ってほしいのがフードメニュー!!!
食べなかったけど、なんかレトロなパフェがあってPOPがまたかわいいのです。中国語でスタバは星巴克。
エッグタルトはもちろんパンの種類も多いし、グリル系メニューもたくさん。
サラダとかヨーグルトもたくさんありました(ヨーグルトが美味しくてまたびっくり。香港のヨーグルト旨いです)
ホテルは朝食なしにしたのでスタバに食べに来てほくほくしてました。そしてレシートに60分無料WiFiのパスワードが印字されているのです。なるほどね〜。
(スタバといえばモロッコのスタバはモロカンサラダとパスタのフードパックが非常に美味でした)
半分はレトロ香港で半分はおしゃれなふつーのインテリア。ソファ席が多くて席がひろめ。
(よく見たら鞄で座席取りしてますね。。。笑)
店内はほぼ白人さんで少しアジア人。香港は白人さん多いです。
レトロ香港スタバで有名なのは中環(香港島のほう)なので、今度はそっちにも行ってみたい!
旺角を北へ行くと金魚街へ着きます。ここは香港に興味を持ったきっかけの場所。
「金魚」というモチーフで服を作ってたことがあって、調べていたら香港にたどり着いて。四柱推命や呪術、龍が支配する闇の街、香港。当時はまだ九龍城があって混沌とした世界観にそうとう憧れていました。
金魚街は文字通り金魚を売っている場所。香港は問屋街みたいに「売り物」ごとに地区で固まっていてその商品のみのお店がズラーっと並びます。(というのはモロッコのスークと全く一緒)
金魚は「縁起物」で香港ではとても人気があるペットだそう。でも金魚や熱帯魚(結構大きな高級魚も)こういう売り方をする場所ってあまり無いのではないかと思うのです…。
11月でも気温が30度近いからいいとして、寒い日は熱帯魚寒いんじゃ…と。
考えたら香港て沖縄よりもそーーーとーーーー南だから熱帯魚わんさかいるんですよね。捕ってきたら来た分だけ売れるような。
そんなわけで、扱いがぞんざいな店も多く。うーん、、、やっぱり動物の扱いに関してはちょっと…。
金魚街にはペットショップ的なものも多くありましたが雑居ビルの2F以上にあり見る勇気がありませんでした(猫カフェ的なものもありました)
衝撃だったのがこれ。
魚を運んでいる透明袋が破けて道に魚が散乱…したのを無表情でほうきで穿くお店の人。
え?助けないの!!???と、精神ダメージ受けまくり。
ちょっと、いや、相当ちーーーん。となった桐島です。
日本でも魚は「愛護」対象じゃないのは知ってますけどね。それでも目の前でビチビチ、跳ねているのを見てしまうと…凹
硬直している桐島にhayanoさんが「こういう風に人間がされている国もあるんですよね」と、ぼそり。
なんか、ちょっと目が覚めてしまいました。
価値観の違い、倫理観の違い、違いっていうか、麻痺してしまうようなこと。
日常は、全員共通ではないということ。色々考えてしまいました。
撮るのをやめようと思ったのですが、記憶のために撮りました。
とぼとぼ歩いていくとPrince Edward Rd(太子道西)へ出て、渡ると「花墟街」に。この辺りはお花屋さんが集まっているところ。
知りませんでした。園圃街雀鳥花園に行こうと思って通りすがり。なーんか花屋が多いなぁ〜と、思ってたら全部花屋さんでした。
こちら、香港的花屋さん。ショーケースから選ぶタイプじゃなくて、巨大なブーケが壁にたくさん掛ってます。それを購入する感じなのですが、日本ではあまり見かけないくらいでかい。
でも、気温が高いのに…痛まないのかなぁ??
台湾では見なかった薔薇やチューリップがたくさんあります。そして、花にレースやチュールを巻くのが香港スタイル。
お家用の花はこんな感じ。
11月に熱帯水連が売ってます。これ、初日に来てたら買ってたなぁ。
数日滞在するホテルのお部屋に花を飾るのって、素敵じゃないですか?
なんか外からの佇まいでも素敵そうな花粉熱(Cafe Hay Fever)さん。1Fか花屋で2Fがカフェでとってもおしゃれ。
東京青山の路地裏みたいでした。珈琲が美味しそうなのでぜひゆっくり行ってみたい。
東へ歩いてゆくと園圃街雀鳥花園に到着!観光地的にはちょっとマイナーなのかもしれないけど、行きたかった場所!
中華式庭園内に所狭しと鳥かごと小鳥がいるのです!
で、面白いのがこの子たち、「売り物」じゃないんです。
売り物の小鳥たちは普通の四角い籠に種類ごとに入れられています。。。ので、この子たちは「個人の自慢」。笑
美しい竹の籠に凝った絵付き陶器のエサ入れに水差し。栄養抜群のごはんを頂いて…お互いの鳥を自慢し合っている「場」なんです。
あちこちに鳥籠を引っかける場所があって、みんな優しく籠を引っかけます。
鳥たちは心地よさそうにしていて、よい声で鳴いてるし、その姿を眺める飼い主(すべて中年男性!)の幸せそうな姿と言ったら…。。。笑
金魚街の殺伐とした感じが癒えました。。。
こんなとこに引っかけている人も。
鳥たちを撮らせて貰っている間おじさんたちはとても誇らしげ。
撮っていい?と声をかけると「どうぞどうぞ」と場所を開けてくれる感じ。で、後ろで「俺の鳥を撮ってる!」「いや、俺の鳥だな」とか言い合ってるんですよね…。笑 (今回の旅は18-200の汎用ズーム1本なので遠くからでも撮れる)
日曜日に行ったのですが、非常に和みました。昼前あたりから夕方までがにぎわっているようです。
香港は昼過ぎから動く人が多いみたい。まぁ、日本の朝が早すぎなんですよ、って昔言われた記憶があります。
早く起きて早く寝る!というのが日本式ですね。東の温暖な国だからなんだなぁ、と思います。
山水画のような鳥。尾長みたい。声は綺麗ですよ。笑
渡航前にねずさまに「香港はみんな怒っているみたいでちょっと怖かった」と聞いていたんですが、目を見てしゃべってくれるし会話を続けると大笑いしたりして。
変にニヤニヤしない人たちで声が大きくてハッキリしたイントネーションなんだな、と感じました。
で、親切な人が多かったです(おつりは投げるけどwww)
おおざっぱなアジア人、嫌いじゃないです。大笑い。
11月の香港はまだまだ30度近く。半袖でもいい感じ。
ブーゲンビリアが綺麗です。
次は夜の部の暗躍活劇を記載します!
- 2016.11.03 Thursday
- 海外の旅の記録
- 22:18
- comments(2)
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- by 桐島ナオ
今年に2回ペースで台湾に行っているので香港にも行きたくなりました(^^;)
香港、て独特の色気があると思います。どんな国でもとりあえず会話をして相手の意見を聞いてみる、って大切なんだな、と思います。
表情だけでなく、言葉の続きとか、楽しく交流できると楽しめますよね♪