Viridianblueの森の中で@aria

 

ariaを撮らせてください。と、一年ぶりのお願い。

 

溶け合うようなずるずるした雰囲気で、陰鬱な、隠者のような、探し物をしているような。

でも、暗がりの中で惚けているような。

 

 

たぶん、共有している世界は言葉にするなら、そんな感じで。

何があったとかは、お互いにあまり聞かないけど。撮影前のお互いの精神イメージというか、落ちている部分の深度がちょっと似ているかなぁ、と思ったので。

自分の心象そのままに、撮らせて貰いました。

 

 

掴みたいわけじゃないけど、最後の一粒みたいに思えて。

でも、実は、求めているのは光じゃなくて、雫だったのかもしれない。

 

 

触れたら壊れてしまう。

求めているわけじゃないし、欲しいわけじゃなくて。

ただ、それは綺麗なものだとは、思う。

 

 

大切にしている温度、熱、質感、とか。

そういうのを、撮らせて貰っている感覚。

 

ariaと、絵の話しが出来るのがとても嬉しくて。

なぜか思っている事が同じだったりして。

目の前にキャンバスがないけど、まるで一緒に絵を描いているような感覚になったりして。

 

 

雨音が聞こえる中、透明な光と遊ぶ。

そんな強い光はいらなくて。少しだけ。

 

 

繊細な星がきれいで。可愛いとかじゃなくて、とてもきれい。

星を集めたらこんな星図になりそう。

雨の蒼が写り込んだ黒が、天幕の紺色になる。

 

 

その、先を求めるような気持ちはあるけど、今は「そこにあるもの」を美しく認識出来るように、気をつけて撮影しました。

悲しくて、暗くて、どこにも行けない気持ち。

だけど、美しい、その景色。

 

 

哀しいのと美しいのはちょっと似てる。

あなたのことだとしたら、楽しい毎日がそりゃあ一番にきまっているけれど。

自分には当てはまらないんだなぁって。

たぶん、ariaもそう思ってるはず。

 

 

怒りみたいな強い感情はもう何処かへ消えて流れてしまって、ずっとないけど。

ひたひたと浸み込んで、水張りをした紙へ滲んで消えないような。

そういう感覚を、閉じ込めたいと思った。

 

ariaの心に触れたというわけじゃなくて。心は見せてくれているのだけれどね。

通じ合うわけじゃない。踏み込んでいるわけじゃない。交流しているわけではない。

深度が、少し似ていた、感覚。

 

 

どうしたって消したくない灯りはそのままで。

それが最後の砦のように、自分の心を守ってくれるような。

 

森のにおいと、雨音と、水の音を聞きながら、撮影しました。

とても美しくて、シャッターを押す音さえ聞こえないくらい。

 

この世界でよかった、って。思いました。

aria、撮らせてくれてありがとう。

 

フィルムは現像に出すので、もうちょっと、待ってて。

 

 


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