バルセロナ街角散策思考録@ちょっと追記

10月に入ってすぐ、スペインモロッコ建築巡りの旅に出てきました。

スペインバルセロナ市内〜モロッコ南部〜スペインアンダルシア地方各地の旅。自分記録も含めてほろほろと記していきます。
モロッコはヴァカンス的な感じでしたがスペインはホントに建築巡り。バルセロナと言えばガウディですが市内の路地裏や大通りのスナップも楽しみにしていました。

 

 

バルセロナの大通りと言えばグラシア通りランブルス通り。大きく1本、整備されていて突き抜けているので出ると「あ、ここに来たか」と遠くから見てもすぐ分かって便利。
東西南北把握というよりも坂道の上にサクラダファミリア、下に海。真ん中にグラシア通りランブルス通り。
で、自分はその左右上下のどこにいるのか?で考えるとわかりやすかったです。
(京都みたいに区画が分かりやすく碁盤目で整理されているので数で数えれば迷わない)
大きな通りはヨーロッパ!って感じの白亜な建築物。ヨーロッパってどこも一緒で飽きちゃった、と言っていたおねーさんの言葉がよぎります。

 

 

ランブルス通りは今年8月に歩道に自動車が突っ込むテロがあってからかなり警備が強化されていて。警察やパトカーがあちこちに。路地も封鎖されていたり少し物々しい感じ。
あと、桐島たちが到着した日はちょうど10月1日の独立選挙のデモのゼネスト日(3日)だったのでそれもあるかも。
写真は翌々日の10月5日。ゼネストやデモのお話もあとで少し。

 

 

これはグラシア通り少し北のほうの高級店が並んでいるほう。
ディオールの出窓に下はブルガリ。この辺りすごーくハイソな感じ。
こういう切り取り方をするとフランスなのかロンドンなのか桐島には分からなくなってしまう。もうちょっと知識があるといいんだろうけど。

 

 

結構遠くから目立った建物。カサ アントニ ロカーモラ。1914年完成のネオゴシック様式の建物。カサ、というは家という意味(だからモロッコのカサブランカは白い家という意味!)。
オレンジ色が朝日に映えてなんだか夕焼けみたいな雰囲気だなぁ、と思ったのです。

 

 

マックスマーラが入ってる建物。上に天使がついていてなんか素敵なんだけど名前が出てこない。
そんなに名のある建物ではないのか…。
グラシア通りとティプタシオ通りの交差点。結構目立つ。

 

 

ちょっと規模は変わるけどランブルス通り下のほうの映画館かなぁ…?と思って帰って調べたら「王立科学・芸術アカデミー」!とあってびっくり。よく読んだら1Fは現在劇場として使われているらしい(ほっ…)
上のドームは天文台でこの時計がバルセロナの公式時間とされていたみたい。
夕暮れ時。デモの集会場だった広場を眺めながら色々考えながら撮影した一枚。
スペインは建物がビシっとしているトコとそうでないトコがいい。

 

 

ではでは。大通りからちょっと路地裏へ。
路地裏は主にゴシック地区と呼ばれるカタルーニャ広場から南のほう。
急に狭くなって建物が高く感じる。

 

 

広角レンズで撮ってこんな感じ。細くて日が入らない路地裏。
モロッコのフェズの迷宮を思い出してちょっとワクワク。スペインは日差しがキツイのでこの仕組みは日陰が多く出来てとってもいい。

 

 

まぁ日陰には日向では暮らしにくい人が集まったりもするわけで。
ゴシック地区はスリやひったくりが多いので要注意とあちこちに書いてある。
でもこの感じは嫌いではないのです。

 

 

まだ日中。明かりが点くとまた違うけど点くちょっと前。
まっすぐの先に進みたくなる。

 

 

見上げると電線とか植物とか絡んだり繋がったりして。
高級店が並んでいるよりも落ち着く感。
ベランダに植物を置いている人が多くて見ているだけで楽しい。

 

 

あと、フツーの建物にこういうレリーフが入ってたりして。
なんかいいなぁ〜と思うのです。必要性ではないデザイン。美しい。

 

 

狭い道なのですがギリギリ下がって撮ってみた路地の交差点。
左の建物が今回のお宿「Hostal Grau Barcelona」。とっても感じよく清潔でよかったです。超おすすめ。
HPから直接予約しました。カタルーニャ広場から徒歩5分以内。

 

 

ちょっと数本路地裏に入るとこんな感じになってたまらない。
ブーツの音が石畳に響いて気持ちいい。

 

 

ピカソら芸術家たちがたむろしていたと言われている「4Cats」というカフェ。一度なくなって再建されたというから別物なんだろうけど雰囲気はよかったです。中身を期待して行った人はただの観光地でがっかり!というけど。
その「場」の雰囲気って場所ではなく人間な気がするからきっと同じものはその時代に生きていないと感じられないんだと思う。その残り香の最後のかけらを綺麗に並べて保存しておきたい、って人が店を維持するんだと思う。
去年のパリのShakespeare and Companyも同じ。ヘミングウェイやマンレイが通いつめていたと言われているけど今あるのは2号店。でも、無くしたくないって考えている人がいる。

 

 

4Catsはグアトロガッツでそのまま4匹の猫。お店の看板にも猫がいて可愛い。
ツアーの団体が通るくらいの人気スポット。

 

 

モデルニスモ建築という名前を知ったのはガウディを調べ始めてから。
アールヌーヴォー様式が流行ってスペインにやってきたのがモデルニスモ建築。だからほとんど意味は同じ。町のあちこちにこんな趣のある小さなお店があります。

 

 

でもこういうお店もその土地の雰囲気がわかって好きだなぁ。
花屋がある町だったら花屋は見に行きたいと思う。花の選び方ってその町の雰囲気そのものだと思うから。

 

 

まぁ、観光地だから個性あるお店は色々あるけど、カラフルな感じが多いです。
赤とオレンジに緑!って雰囲気。
あとこれ。小さいお土産マグカップマグネットに多肉植物とかサボテンが入ってんの。
…で、千日紅がぶっ刺さっているのです。。。
あ、サボテンの花…じゃない!!!(笑)気づいておかしくなった。

 

 

ここにも多肉植物に千日紅。千日紅って花です。乾燥しやすいやつ。
そもそもいろんな種類の植物なのに全部同じ花咲いてるし。おかしーーんだけど。
まぁ、そんな細かいことパっと見気にならないかな…。
自分も一瞬「あ!サボテンに花が咲いて…」って近くに見に行って気づいたくらいだし。笑

 

 

路地裏にたくさんぶら下がっていたのは観葉植物。
花より植物が多くて、結構巨大化してる。
バルセロナは北部だから南部に比べたら涼しいけど、それでもフランスのニースよりもだいぶ南なわけで。

 

 

ちょっとモダンだなぁ。と思ったほかのお店と違う雰囲気のアレンジ。
色数は多くないんだけど、原色をうまく使う感じがする。

 

 

素敵だな、と思ったブーケ。薔薇の実を主役にしてアジサイも入ってる。
きれいと美しいの違いってここかなと思う。
蕾を売っている店がほとんど無いのもいい。咲いている状態で貰ったら嬉しいと思うんだ。
日本は蕾が多い方が好まれるけど出荷時点ではもっと固い蕾だからよほど状態がよくないと咲かない子も多いから、咲いている状態で迎えた方が元気だと思うけどなぁ。
価値観って、それぞれだなと思う。
今回の旅で色々思ったことはあるけど総じて「許容」「受容」について思うことがあった。

 

 

白い建物は夜になるととても美しいと思う。
ちょっと白っぽい石でできた建物。コンクリートのてかてかしたのじゃなくて。
夜の紺色と肌色が相まってとても艶っぽい。
この時期は明るくなるのが朝8時、暗くなるのも夜8時で。
スペインのお夕飯は21時過ぎてから。ぷらぷら、よく歩きました。

 

 

そして、独立デモやスト。
それらを行使することは誰かに迷惑をかけることでもあるけど、迷惑をかけたって「やりたい」事なんだと感じた。
日本では「迷惑をかける=悪いこと」が割と一般常識で。何が迷惑なのかも「一般常識」もしくは「相手が迷惑だと最大想定で思うこと」であることが多い。察する文化っていうのが苦手で、分かっていても我を通すこともある桐島ですが。
迷惑だからやめる。じゃなくて、まず自分はこういう考えを持っていると主張すること。
それを相手に伝える意味を考える。

 

<「」はスペイン語の「Yes」独立に賛成します、という意味>

 

言われた方だって自分の考えを主張するし、権利がある。でも、本当はどっちも同じだけ権利はある。はず。
だから、主張することはとても大切で、そもそも自分の意見を持つことが大切で。その理由と求めている結果も自分自身の結果になる。
で、お互いの考えを「認められるかどうか」が争点なのかなと。

 

<デモのあと。ものすごいゴミの山だった翌日、街はピカピカに。残ったデモのかけら>

 

協調性や集団性を重視するとその手前の「意見を言う」というのが争点になってしまう。だから、意見を言うこと自体が問題になってしまう。

 

 

外国、に来ると手書きの文字が気になる。
そこに暮らしている人が書いているんだな、って思うから。

 

 

自分には旅でもここが生活の人がもちろんいるわけで。自分の目線とはもちろん違う視点でここを見ている人がいる。
だから、お互いに「良いと思うところ」と「嫌だなと思うところ」が違うんだと思う。
日本と海外を引き合いにしてもお互いどっちがどうなんて決められなくて。結局はどっちもどっちだと思う。
ただ、そのどっちもどっち、のたくさんの項目の中に自分が重要視する何が含まれているか?は考える。

 

 

可愛い文字。おしゃれな友人の書くメニューボードの文字にちょっと雰囲気がにてる。

 

多様性って個性でしかなくて、個性は個人でしかない。
多様性がないと集団は伸び代がなくて、伸び代がない集団は衰退していくしかない。
じゃぁ、その集団はどうやってうまくやっていこう?と考えるのが政治なのかな、と。

 

そんなことを考えながらバルセロナの旧市街を歩いたのはガウディについて考えていたのと、カタルーニャ独立問題があったからでした。
ゼネラルストなんて日本じゃ有り得ないと思うけど、じゃぁなんで有り得ないと思うのか?をもう一人の自分が問いかける。

 

問いかけつつ、旅が続きます。

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