アンダルシア巡礼3@コルトバ メスキータと路地裏散策

 

連泊をして良いホテルを満喫してからの早朝出発!(といっても7:30。スペインはまだ薄暗い中)

ホテルの裏口にタクシーを呼んでもらって駅へ。セビリャ駅からAVE(スペインの新幹線)に乗ってコルトバへ。
チケットはネットで予約せず、前日夜に駅へ直接買いに行きました。当日は満席近かったので少なくとも前日購入がいいかも。
と、いうのも窓口のお兄さんがとても良い方で「特急券」を買おうとしたら「5分しか違わないのにこっちがすごくお得だよ。僕ならこっちにするかな」とサラリ、と良い電車の提案をしてくれてお得に乗れたのです。
微妙な時間まで時刻表ではわからなかったのでとても助かりました。
アンダルシアの人はなんか色々親切に話してくれる人が多い気がします。

 

そして車窓風景(オリーブ畑が続く荒涼とした大地)にレンブラント光が射して、眺めているうちにコルトバに到着。
1時間もかからないので早いです。

 

で、コルトバ駅でそのままバスターミナルに行き、数時間後のバスを予約。
なんか窓口がいくつかあって(4〜5??)一か所にすごく並んでいて、待つのが嫌なので誰も並んでいない窓口のお姉さんに「グラナダ行く?」って聞いたら「行くわよ。何時のバス?今?」と普通に返されたので…みなさん何処へ行こうとしてたのか…。
で、桐島が「グラナダ行くって〜」とさくまの分までチケットを買うと並んでた人たち(20人くらいかなぁ)が「まじか」「まじか」ってこっちのカウンターに並び始めたのが面白かった…。
並んでいるとそっちに行ってしまうのはどこの国でもある心理なのかなぁ??笑

 

 

で、着きました。メスキータ。
入場チケットは全く並んでおらず、その場で購入。入場は20人くらい待ちました。

 

で、入ったらこれ。
わーーーーーー。

 

 

スペインで世界遺産ばっかり行ってて何が世界遺産か分からなくなってきても、ここは行きたかった。
元モスクを改造しまくってモスク部分を残したまま大聖堂として使ってる、メスキータ。
メスキータって、アラビア語由来のスペイン語で「モスク」なので本来のままです。正式名称は「聖マリア大聖堂」。

 

そして、この2枚は最初に作られたモスク部分。
アブド・アッラフマーン3世が施工を命じた一番最初の部分(日本の平安時代くらい)

 

メスキータって増築に増築を繰り返しているから、同じに見えてこのアーチが全然違うのですよ。
もちろん修復はしているだろうけど、ここが最古の部分。
赤白なのは赤いのが煉瓦で白いのは石灰岩。どちらも再利用資材で数がなかったから組み合わせたとか。なので、この最初に作られた部分だけは遠く離れた古代ローマ王国の建材とイスラム前の西ゴート王国の素材MIXなのです。
「アーチと円柱の森」と言われた薄暗い空間。アンダルシアではこんなに暗い森はないと思うから、不思議です。
さらに、グラナダは地震がある国なので、このアーチによる構造によって耐震構造になっていると…!!
すごすぎる…。。。

 

 

進むと増築部分に行きます(日本はメスキータ改装中はずっと平安時代)
アーチが下まで全部赤になってない部分があったり、天井の装飾はここが一番綺麗(草花っぽい感じ)で、ライトの形も違う。
当日は蝋燭が並んでいたんだろうなぁ…と思うと幻想的…。

 

 

で、さらに奥に行くと煉瓦じゃなくて赤く塗っている場所とか出てきてて。
まぁ見た目だけ似せればいいんじゃね?な精神が意外とそんなもんでいいのか…と、面白い。

 

 

で、ど真ん中部分に突然これです。大聖堂!!!

 

聖歌隊席の真ん中から広角で撮影したので左右にパイプオルガンがそびえ立っています。
正面にはキリスト、天使、聖人たちの彫刻が勢ぞろい。

 

あまりに、明るく、白く、ぶわっと、こっちの世界に出たので頭の中真っ白になりました。

 

この日が、「コロンブスの日」で午後からメスキータが閉鎖されて式典が開催されるのでその準備が行われていて。ちょうどパイプオルガンを弾いていたんですね。
パイプオルガンは素敵だったし、大聖堂も素敵なんですけど。なんか、すっごく怖かったです。

 

場所の印象があるのかもしれないけど、「制圧」って感じがして。空間に「圧」を感じる。
…でも宗教ってそういう面もあるのかもしれないと思いました。

 

 

イスラムアーチをふさいでドアにした門がたくさんありました。
左はモロッコで見たカスバに似てる気がします(水飲み場だった)

 

 

照明じゃなくて、自然光で輝いて見えるこの場所は、メッカの方角を示すアーチのくぼみ、「ミフミブ」
なんていうか、ものすごく惹きつけられて、美しい。と思いました。
イスラムは偶像崇拝を禁じているので祭壇に像などなく、コーランの文字だけが美しく並んでいます。イスラム教から地理学、物理学、化学、数学、医学、薬理学、建築学、言語学や天文学が育ったと言われてるだけあるなぁ、と。
当時はキリスト教徒やユダヤ教徒が学びにイスラムの都に留学してたそうで。
なんか、全部そういう風にならないものなのですかね。
宗教は違っても学び合えるってすごく素敵な関係だと思う。今でも平和な地域では出来ているけど、そうじゃないとこでは人種や性別なんかで差別があったりして。
あ、同じことなんだな、と改めてこの対比する二つの宗教を見て、思ったのです。

 

 

そして、見上げるとこの世界。
既視感……あ!バルセロナのグエル邸だ!!

 

これは「マスクラ」という八角形のドーム。
交錯し合う光に浮かぶ文字と光。ほんっとにスポットライトみたいに美しく輝いているんですけど、これ、光学計算に則って建築されているそうです(光学の第一人者はイスラム)
いや、もうほんとに美しくて。ただ、ただ、ため息。

 

なぜバルセロナのグエル邸を思い出したかというとこれを見上げた時に「宇宙」を思ったからです。
天体というか、遥かなる広がり、光の反射、むしろそこから光が生まれているような、錯覚。
モスクは「宇宙=全能」もイメージしている面もあります。

 

 

そして、やっぱり、どうしてもぬぐえない何か。
セビリャの大聖堂の恐怖を引きずっているような気がしてならないのですが。
メスキータの大聖堂部分が、とても怖いものに見えてしまいました。
大聖堂が怖いって、まぁ、自分の宗教じゃないから異様なものに見えることはあるのですが。いくつもの教会では感じたことがない違和感をここでも感じました。

 

でも、当時のスペイン人の人たちもこのメスキータが美しいと思ったからこそ、壊さず残しているからであって。
そこは認めているんですよね。うーん。

 

 

さて。重苦しい空気になってきて、コロンブスの祭典が始まりそうになり追い出された桐島さくま。
もうちょっとゆっくりしてからランチにしようと思ったのでお店がやってない!(こちらのランチタイムは14:00〜)じゃぁ町歩きをしてみようと、コルトバの町をあっちこっち探検!

 

セビリャの真っ白な壁に対して、ちょっと茶色と赤のレンガの壁が増えてきました。

 

 

奥の家とか完全にメスキータな感じ。笑

 

スペインのアンダルシア地方は「イスラム文化が残る街」と称されることが多いのですが、ここコルトバはさらに言えば「ユダヤ教」文化も混じった街。

 

 

この街の見どころが、この壁につけられた鉢なんですが。
これ、ユダヤの文化なんですよね。イスラムにはこの文化はないです。で、この様式を見たことがある街が近くにありました。
去年に行ったモロッコの山の中にある隠れ里、青の街「シャウエン」です。(その時のBLOG
シャウエンはここコルトバで迫害されたユダヤ教徒がアフリカ大陸に逃げて、山中に作った隠れ里なんですよね。海峡を越えてお向かいさんだけど、実際に文化としてみると感慨深いです。

 

 

街角にいる中世の衣装のおにーさん。お馬さんも一緒に記念撮影ができます。
この方々はモロッコみたいに撮ってもお金を請求されません。笑
観光教会の人とかなのかなぁ??

 

 

個人的に、とってもとっても、素敵だと思った場所。
爆発するように咲いているブーゲンビリア!!!

 

こんなに巨大化してるのは初めてみました…!

 

 

さくまが並ぶと大きさがわかります。
引くと規模感がわからなくなるけど引かないと全部が入らない、ちょっと遠近感が仕事を放棄しているやつ。

 

 

一部だけ切り取るととっても可愛いです。笑

 

この路地裏素敵だったなぁ。お屋敷の入り口みたいでした(そうだったのかも…)

 

 

モロッコからスペイン大陸に戻ってきて感じたのは「猫が足りない…」でした。
視界に猫が入らない事がなかったモロッコに対して、スペインには猫がいない!!!
いても室内飼いなのかなぁ?と思っていたら窓辺でひょっこりしている黒猫くんに遭遇。コルトバ唯一の猫人でした。

 

 

で。これ。コルトバの街のあちこちにあったベンチなのですが…どこかで見覚えが…。。。

 

…!!!!あーーーー!!!モロッコのエッサウィラの港にあったベンチだ!!!と。
この度では写真は撮ってないのでさくまくんに説明しても信じてもらえず(というかあまり聞いてない)、とりあえず撮影し帰宅してから検証しようとHDをみてみたら…

 

 

1年前のモロッコ写真!

 

やっぱりーーーー!一緒だし!!

 

他の都市では見かけなかったので理由はよくわからないのですが…なんでモロッコにこんなお洒落なベンチが??と思ってた謎が少し溶けたような気がしました。

 

そして、夕方にはバスで移動!駅にタクシーで戻り、最後の地グラナダはアルハンブラ宮殿へ向かいます!

 


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