春の花。

 

どうやら春が来たようで。

春になってしまったようです。
今年は一週間見込みがずれて早まってしまったようで。。。

 

 

この写真はPhotoCafe撮影会の下見の写真。
なので、ちょっとやってみました感がありますが。。。

 

 

ヒヨドリやスズメがたくさんいてあちこちで鳴き声がしてとっても心地よい空間でした。
春爛漫て、すごいなぁ〜。って、ちょっと外側からみてしまう癖があるのですが。
春は「嫌い」ではないのです。(根暗なので急に明るくなるとついていけないのです)

 

 

2箇所の下見が終わり、桜を今日1日で100本以上みたかなぁ…と思いながら歩いていると、辛夷が咲いていました。
こんなところにいたかな?って場所。
たぶん、この前の雪にやられた感じ。茶色い部分が目立って。
鎌倉の木蓮はほぼ全滅だそう。

 

 

木蓮さんの親戚の辛夷さん。
すごく好きな花なんです。木蓮は大人っぽいというか、白いと白鳥とか、祈りの手みたいだけど。
辛夷はもうちょっと、柔らかい感じ。
ふわっと開いた愛しい手、みたいな。
春の、ため息を花にしたみたいな。少し弱さがあって、いい。

 

 

なんか、この子に「呼ばれて」撮影をし始めたけど。
結構難しい。しばらく、撮影の手を止めてぐるっと回って、少し離れて呼吸。

 

君はなんで声を掛けたの?と、声をかけるようなシャッター。

 

答えは結局自分の中に落とし込むしかないんだけど、相性の良い植物は少し歩み寄ってくれる気がする。

 

 

カチっと、石がはまったような感覚。
あ、ここだ。って、何もかもが一瞬で「美しさ」になる。
この感覚を知ってるから、写真が好きなのかもしれない。

 

辛夷のたおやかな手先に柔らかな夕暮れのグラデーション。
呼吸の先の、伸ばした手を掴んだような。

 

 

一気に心が昇華されていくような。
この白い花に吸い込まれていく感覚。

 

特別な場所じゃないのに、ファインダーの中の世界だけに魔法がかかる。

 

甘い香り。薄いグラデーション。
角度によって、色を変えて、染物のように敷かれて。

 

 

自然の美しさには敵わないというけれど、人間だって自然の一部だし、人間の作ったものだって自然の一部なのかもしれない。
たまに、そういう風に感じることがあって。
絵を描くことは絵筆を使う技術と脳をリンクさせることだけど、写真を撮ることはカメラと数値を脳とリンクさせることだと思う。
その世界が美しくて。

 

なんだか、辛夷に話を聞いてもらったような気分になって。
写真を撮ることで、何かに救われている気になる。

 

 

日没。

 

夕陽の後の方が好きであまり見ることがなかったけれど、赤がほのかに残った空もいいよ、って言われたみたいでした。
辛夷は夜のブルーに染まってきていて。

 

 

そのまま撮影していようかと思ったのだけど。
さっきの気持ちを大事にしたいので、カメラを止めて帰りました。

 

ただ、美しいものを撮影するのではなく、自分に正直に撮影していきたいし、技術はきちんとしていたい。

 

久しぶりに、一本の樹と向き合ってとてもよかったです。
ありがとう。

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