冬のモノクローム@ゆーま

お久しぶり。

ずーーっと会って無かったような気がして。どこか気おくれしていたような。
京都に何度か行ったけど仕事だったりしてなかなか会えず。

高校生の頃から撮影をさせて貰っているゆーま。
社会人のゆーまには、初めて会う。

なんか、そんなのに、構えすぎてしまっていたのか。笑
どんなに変わっているのだろうかちょっとハラハラしていたのだけど。
なんだ。全然変わってないじゃん。 笑

なんて。5年くらい会ってない錯覚だった。
さっむい京都の夜に五条烏丸交差点で待ち合わせ。
そのままゆーまのバイクにのっけて貰ってスタバまで走る。

あぁ、そうそう。ゆーま、運転荒いんだよなあ…って苦笑。
お茶して話して、夕飯食べて話して、もう一回バイクで移動。
少しだけ、撮らせて貰いました。
 

特に何も打ち合わせしないで、ただ。撮影させて欲しいとその場で言って。
とりあえず京都駅まで行こうって決めて。

ポートレートを、撮る。

ゆーまの写真はポートレートだと思う。肖像写真。
定点観測として、僕がずっと俯瞰している景色みたいな、そんな写真。

他の人の写真はどうしても僕の世界観で「作品」的になるけど。
彼の写真だけは、そのままの形そのもので留めておきたいと思ってしまう。
 

この時こういう顔をしていたんだなぁ、とか。
あの時の自分の立ち位置はこうだったんだなぁ、とか。

些細なこと。
たぶん、第三者からはよくわからないような、薄氷のふちのような。
そんな曖昧で、あやふやな僕らの関係が、写真になる。

お互いの素性や好きなもの、趣味なんか、聞かなくてもそんなのは要らなくて。

「定点観測」という言葉はゆーまがくれた言葉で。
「ナオさんは俺を定点観測する人だから」と。

あぁ、そうだなぁ。とすごく納得したのを覚えてる。
 

なぜか、ゆーまは被写体になってくれる。

時間を割いてくれる。

理由は聞いたことがないけど、いつもありがとう。って思う。

ゆーまからは、「被写体をやりたい!」とか「表現したい!」とかそういうのは微塵も感じられないのに。笑
被写体をする、となるとカメラチェックもきちんとするし、目線や表情もきちんと運んでくれる。
なんだか、不思議な存在。
 

横顔が綺麗な人が好きで。ゆーまの横顔も、とても綺麗で大好きです。

この写真を撮った時も思わず「あぁ、ゆーまはやっぱり、綺麗だね。」と言ったのを思い出しました。
もちろん造形としても綺麗なのだけど、それだけじゃなくて。
やっぱり内面がとても好きなのだと思う。
 

ちゃんと社会人やって、サラリーマンやってるみたいで。なんか、えらいなぁと思ってしまった。

ゆーまはずっと変わらない。初めて会った時の印象からずっと変わらない。
しなやかに、強くなったとは思うけど。その繊細さと澄んだ眼の綺麗さはずっと変わらなくて。
頭が良いから、きっと、生きづらいだろうけど。なんとかうまくやっているみたい。
 

ほんの数分のその場で即興で撮った写真だけれど。
僕はとてもお気に入りで。良い写真が撮れたなぁ、と思うのです。

撮影させてくれてありがとう。
どうやら新しいバイクが無事に納車されたようなので。
今度は夏に、撮りに行くね。笑
 


それまで元気で。笑

楽しく、生きてて。



 

東京散歩、1970展と真夜中の丸の内散策。

台風の影響で、鉄道が全て封鎖されてしまい、スタジオに出勤出来なくなってしまったので須く休暇となりました。
この台風では甚大な被害が各所に出ています。これからまた台風が来るそうです。
どうぞあなたの大切な人に悲しい事が起こりませんように。
また、まだ見つかっていない方の声が一日も早く届きますように。
お祈りしております。

桐島は、夕方から銀座キヤノンへ行ってまいりました。
かねてから不安だった5Dのフランジバックを測って貰いましたよ…。
なんかマウント圧が強かったので変形してしまったかと思ったら大丈夫でした。
各所調整してもらって完了。フランジも綺麗な数値が出ているとのこと。感謝感謝。。。
しかしEOSMちゃんの再生ボタン異常は入院になりました。ミラーレスはここで開けられないのだよね。。。

そして、アルマーニのギャラリーで開催されている『1970』展を見て来ました。
東京をテーマに1970年代に活躍した写真家たちの展示です。
個性的で、有名な作家ばかりなので、1人以上はみなさん知っているはず。

東京、というテーマ。1970年代という世界観が、多角的に美しく構成された展示でした。
その世界を、自分は知らないから、ファンタジーのようにも見えるし、歴史の1ページのようにも見える。
その世界を、生きていた人はどんな目線でこの写真たちを観たのだろう、と思います。

この個性豊かな作家たちが同じ空間に存在するとなると、一見不協和音に思えるかもしれない。
実際、桐島も行くまではそう思ってました。
でも、実際にこの空間に対峙してしまうと、ここが世界の縮図のようにも思える不思議な空間でした。
雑感を各作家さんごとに記載しています。まだ会期中なので白文字にしています。ご一読頂ける方は反転してください。

有田泰而「First Born」
衝撃を受けた。この人は人を殺しそうだと思った。美しさへの追求は生の欲求でもあるけれど、死の香りがする。
真っ白な膚が生々しく全くエロスを感じない。その清らかさが、死を思わせて美しかった。

沢渡朔「Kinky」
大好きな沢渡さん。東京とは思えないファッショナブルでお洒落な写真。その暖かみのある色彩とファンタジーのような作り込まれたモダンさがとても可愛いく、繊細。何処か退廃感をも感じるプリントが素晴らしかった。
須田一政「わが東京100」
初めて拝見しました。一個人が観た東京の私手帳のような狭い世界、低い目線。閉じた世界の中での広がりや深さ。時代の温度や人のざわめきのような質感が感じられて映画を見ている様だった。
立木義浩「舌出し天使」
立木さんはいつだって粋でお洒落でカッコイイ。その目線かぁ!と思わせる物語がある。どんな風にも捉えられるのに、閲覧者に自己の世界を確実に魅せる事が出来るエンターテイナー。今回も素敵な構成でした。
寺山修司「摩訶不思議な客人」
好き嫌いが別れる寺山ワールドですが、個人的には大好きです。サディスティックな演出や卑猥な目線など、何がしたいかという目的が目の前のショッキングな光景をかき消してしまう。実験と表現を両立させた唯一無二の作品です。
内藤正敏「東京」
東京は、こんな街だったのか、と改めて考えてしまう作品。現代の写真と言っても通じそうなスラム感ある写真です。でも、伝えたいのは悲壮でもなく哀れみでもなく社会問題でもなく、その眸の美しさだと思いました。
細江英公「シモン 私風景」
細江さんの写真は何回か拝見し、このシリーズも観た事がありましたがこの展示に於いて占める作品の立ち位置が完全に「悲しみ」や「孤立」であったのが印象的です。悲しい、と思いました。その、悲しさが美しかった。人は理解されない。人は人を蔑む。人は人を攻撃する。それでも、美しい人は、美しいのだ、と思いました。
渡辺克巳「新宿群盗伝」
バブル好景気に向う予感のような焦燥感や欲望や野心、さまざまな心象が渦巻く世界…と思いきや物語が色んな方向に進む不思議な作品たち。観ているだけで誰かの人生に触れてしまったような錯覚を起こします。
森山大道「写真よさようなら」
これぞ大道風!と言わんばかりの迫力のプリントと展示。森山さんはアマチュアよりもアマチュアらしく、己を貫き表現している方だと思います。その強さはまさに1970的。自己の確立と時代の流れ。この展示を少し包括しているようでした。

少し詳しく感想を書いてみました。
写真は、こう観なくてはいけない。というのはありません。
それでも、作家の意図はあります。だから面白い。
本気で作り上げたものには、本気で向き合いたい。その圧力を感じる展示でした。
ほとんどの写真に「人間」が写っているので人間が主役というか、渦の中心にいる感じです。
ちょっと、パワーダウンしている時には観れなかったかも(たくさんの人間が苦手なので。。。^^;)
 

 
今日の写真は、この日の帰り道、独りで有楽町裏から丸の内を歩いて東京駅までの道のりの写真たちです。
こういう都会のスナップ写真が苦手で、あまり撮らないのですが。
好きなブランドのお店がいくつかあったので撮ってみました。

ギャルソンは水玉モチーフのディスプレイだったので、窓の写り込みを利用して丸ボケをロゴに。
バーバリィもイルミネーションを写し込んで華やかに。
 

これはポール・スミス。魔法のタクトをふるって光が生まれているように見えました。
ふわって光が立ち昇っているみたい。
 

ブランドものというか、「ブランド」は好きです。
デザイナーという1人の思考が世界観を生み、クリエイションという形で物語を具現化しているという事。
そして、デザイナー(創始者)が居なくなってもその思想だけは存在し、それを愛する人が大切に受け継ぐという事。
さらには、全く違う風を吹き込むデザイナーもいる。けれど、ブランドへの敬意は勿論深く愛を感じるという事。

ブランドもの、というと高くて「持てばいい」というイメージがありますが、本質はそうじゃないと思います。
もの作りというミニマルな世界を、何千人という単位の夢に昇華する事。
それはブレたら壊れてしまうし、ほとんどの人がなし得ない事だと思います。

独りで作って独りで完結する世界は割と作り易いです。
でも、関わる人数が多くなればなるほど色んな問題が出てくる。
その中でも、譲れないものは確固たるものとして確立し、かつ最高の品質を追求する。
「ブランド」というのは良い、悪い、ではなく。一つの世界観のモデルとしてとても素晴らしいものだと思います。
 

そして、ノーブランドというブランドに、「ブランド」をつけてしまったこちらのお店も大好き。
アンティークやリユース、デットストックを再利用したり委託販売したりする形態。
自分の大切な、でももう使わないものを、必要な人へ譲る。
そういうリユースも、とても大切だと思います。
古くなったからこその、傷や経年劣化。そこに物語があるものも、ある。
 

 
新しい物語が始まるのをワクワクしながら待っているテディベアや、必要としている人を探しているようなマリア様。
日本ではなかなか見られないものから、懐かしいアンティークまで。
もちろん、開店している時間帯も素敵なのですが。閉店後の深夜のショーウィンドウは、舞台裏のようで。
彼らの内緒話が聞こえそうなのです。
 

あれ?あんたニンゲンかい?
もう店じまいだよ。客なら朝になったら来な!

って言われてるみたいな鹿さん。ほんとは真正面を向いているはずなんです…が。笑
 

植物たちは眠っているみたい。
でも、少しまぶしそう。

古い建物が好きなので、三菱一号館は大好きです。
都会の喧噪の中に存在する凪のように、美しく佇んでいます。
 

最後の片付けをしているリストランテ。
今日もお疲れさまでした。
台風のせいで、なんだかとっても長い一日でした。
でも、充実していたので良かった。
 

最後は東京駅。
灯りが煌煌としているので23時も近い時間なのに空が明るく見えました。
ライトアップはしてないのですが、明るめに撮影して見たら結構綺麗に出たので嬉しい。
ドーム天井の建築はなんだか神聖な感じがして無条件で好きになってしまう。
 

さいごは構内。
夜中のお散歩は、とても心地よい夜風で気持ちよかったです。
都会が苦手なのは人間が多いからで、夜中なら結構好きかも、と思いました。笑
長々となってしまいました。読んで下さりありがとうございます。






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秋の夢の欠片、薔薇園。

いつも初夏の薔薇園で撮影に行く京成薔薇園ですが、初めて秋に行ってみました。
夏から日程を合わせて休暇にしていたhayanoさんとのおでかけで「薔薇園に行きたいね!」というお話になって。
ちょっと遠いけど、都内の薔薇園よりも絶対感動する!!と、桐島のお勧めで京成薔薇園へ。
hayanoさんが薔薇好きなので、とっても楽しんで貰えて良かったです♪

なんか、今日は鮮やかな色彩でした。Canonなんだけど、ランドスケープ設定。高彩度。
もう10月だというのにギラっと暑い太陽でした。
園内は炎天下なので、薔薇園で貸してくれる傘をさして巡りましたよ。
光が溢れ出ている写真が好きで。
真正面から光彩を受け止めてしまうから、白くなってしまうのだけど、これが好きなんです。
ふわっと、光が回って、溢れでてしまったような。
輪郭も、境界線も、飲まれて消えてしまったような、錯覚。感覚。

でも、適正露出も好きですよ。
シークレットガーデン。
満開にはまだ早かったので、とっておきの子が見つけ易い素敵な空間でした。

咲いている樹はこんな感じで、咲いてない子は1〜2輪くらい。
でも、真っ赤で元気なシュートを見たり、はちきれそうな莟を見るのも好きなんです。
京成薔薇園はロサ系の原種の薔薇とか、バビロン系も多いのでほくほく。
やっぱり野生種の強さと美しさはちょっと違いますね。なんか、カッコイイ系なんだもんなぁ。

お願いして、撮らせてもらったhayanoさん。なんか、この黄色い薔薇の子と合いそうで。
伏せた睫毛が素敵。

ここには何千、何万との薔薇が咲くのだけど、その中でも「あ」って思う子は10輪かそこらで。
なんか、呼ばれるんですよね。
ここにいるよー。って。

前に、植物の意思について考えましたが、やはり植物は1輪1輪、個性があるように思えてしまいます。

これは薔薇の実。ノイバラ系なのもあるけど、サンキライかナナカマド!?ってくらいにびっしり結実。
なんだか、壮観でした。

1つ1つがこんなに大きいので迫力あるんです。
薔薇の赤い実は、可愛いけど。したたかな感じ。

春はとにかく薔薇の勢いと生命力に圧倒されて、世界に飲まれてしまうのだけど。
秋の薔薇園は、少ししめやかで、穏やかで受け入れてくれるような雰囲気でした。
なんだかすごく静かだったなぁ。

薔薇を撮影するhayanoさん。今日はシグマのDP2でした。
金属フードに憧れを抱いている桐島です。なんか、カッコイイ。。。

気になった品種がいくつかあって。この薔薇は「夜の調べ」っていう子なんだけど。
確か、何回か前を通って「素敵な名前だなぁ!どんな薔薇なんだろう…」と、思っていたのを思い出しました。

深い緋色が黒に染め落ちて。真ん中にはにぶく光る金色。
しめやかで、少し怖いような、緋色でした。 赤、じゃなくて緋。

奥の蔓薔薇コーナーは枝が伸び伸びで森みたいになってました。笑
ぽつぽつ咲いてて、それがまた可愛い。赤い新芽もアクセントで素敵なのです。

蔓が伸びる植物の可愛いらしさは、その意思の強さだと思う。
意識ある可愛いらさしさ、って植物ではなかなか判ってもらえないけど、蔓は判り易いと思う。

夕日の金色に染まる一房。
溶けてしまいそうな光彩が美しいと思うのはこの金色。
真っ赤な夕日じゃなくて、黄金色の夕日。

光を読んで、写真を撮る事は難しい事ではないしとても面白く、自分のためになると思う。
逆光は撮っちゃ駄目とか、逆光をねらいすぎとか。どっちもすぐに飽きそうだし。
結局は撮影理論では、答えは出ないままなんです。
答えを出すのは自分自身の記憶や感情から引き出されたものたちしかない。
それが、作品の答えになっていなければ、露出1つさえ、決められない。

まっすぐ向き合う事は恐ろしい事でもある。
でも、知らないふりして逃げる事や、諦めて何かを失う事に比べたら、怖くはない。

本当に恐ろしいのは、自分で自分を許してしまうことだと思った。
自分に優しくして得られるのは漠然とした忘却の時間と、無だけだと感じる。

植物と向き合う事は、自分自身と向き合う事でもあり、その本質を捉えようと思うならば、毎朝目覚める度に新しい自分が咲いている事が前提となってしまう。
結局は人は美しいと感じるものを美しいと賞賛するしか出来ないのだと思う。

秋の薔薇園は、とても優しい冬の足音がしました。
もっともっと、寒くなってくれていいんだけどね。笑

hayanoさん、ありがとうございました!またご一緒しましょ〜♪




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永遠の、白。 @ウェディングドレスのハウススタジオ撮影でした

6月の2人展で一緒に展示をしたジェシカが同じ専門の卒業生のみなと服飾のチームを組んでて。
その展示会に関わらせてもらって来ました。
撮影担当です。
ハウススタジオを押さえて、みっちり4体モデル撮影。
そのうち3体はデザイナーがモデルも兼ねるというので楽しみにしておりました。

これはジェシカのドレス。
僕はジェシカの活動しか知らないのだけど、依頼でドレスを作っているようで、みていてとても楽しい。
依頼者のイメージに合わせてから作るから、カタログはないんです。という潔い顔が忘れらんない。
いつも凛としてまっすぐ進むジェシカ。
ちょっと適当な所もある彼女の「作品」を撮らせてもらう事がとても楽しみでした。

メンバー唯一の外部モデルさん。ドレス担当はハマショーちゃん。
ぎりぎりになってイメージ変更で詳しい事が判らないまま撮影に突入してどうなることやら(笑)と思ったのですが…
コンセプトというか、モデルさんとの呼吸がとても気持ちよく。一番時間をかけてたくさん撮らせてもらいました。
たぶん、ハマショーちゃんの「撮りたい絵」というのが「ドレスを魅せる絵」でもなく「イメージ画の通りの写真」でもなく、漠然とした中に浮かび上がる作品だったからかもしれない。
それを、モデルさんも感じて、とても一生懸命被写体をしてくれました。

当日はアシスタントにさくまくんがついてくれたので安心して撮影に集中。9月の終わりといえど結構暑かったのでクーラーをONにしてスタイリング。

そしてこちらはジェシカ。自身の作品の飾り付けをしています。
自分の作品を自分で着て被写体もするのでちょっと忙しい。
イメージを作品にするために色々工夫をこらしております。

イメージラフが一番明確だったユリさん。モデル変更があったので、最初に聞いたイメージとはだいぶ変わりました。
最初は森の中のウェディングだったのだけど、ふんわりした感じじゃなくて被写体の個性でパリモダンウェディングな感じに。
それか、モガみたいな感じ!
現像を、セピア調で依頼頂いていたので調整して現像しています。

ジェシカのスタイリング中のさくまくん。真剣。

チームは全部で4人。
それぞれの個性があって、作り上げる世界は面白いですね。
今回はウェディングをメインにして作り上げたということで、それぞれのウエディングドレスへの解釈やドレスへの考え方や世界観の作り込み方など、全て違ってとても面白かったです。

それでは、撮影作品を一足お先にどうぞ〜。

まずはハマショーちゃん。
ドレスよいうよりもimageありきで、ドレス撮影をしています。
ちょっと陰鬱な花嫁さんの、朝の雰囲気で。と。

モデルさんがとても頑張ってくれて、目線や手の動き。
呼吸までも、シンクロするようでした。
とても緊張していたと思います。初めての撮影のようでしたが、とても綺麗で。

桐島が一番好きなカットはこれ。
skycloverのTOP写真にさせて頂いております。
メンズライクなハットを持つ、というのがストーリィ性があって素敵です。

ドレスはロングにもなって、ビスチェのラインとボーンがとっても美麗でした。
思わず全身を撮りたくなってしまう。

作品は被写体との共同製作、です。
モデルさんがドレスという作品を一生懸命表現してくれました。
初対面で撮影させて頂きましたがとても素敵な表情をありがとうございました!

お二人目はユキさんの作品で、モデルはメンバーのユリさん。
繊細なレースの袖つきのクラシカルなドレス。
その、繊細さが判りますでしょうか。

ややマーメイドラインのドレスの裾にはたくさんの種類のレースがあしらわれていて。
それもとても素敵でした。

ユキさんの撮影はこの場所でこういう絵を!という明確な1枚があったので、とてもスムーズに。
被写体さんにもよく伝わっていたと思います。

背景をちょっと気にして撮影してみました。
ショートヘアにレースというのがモガっぽいのかもしれません!
なんか、レトロアンティークな欧風なのに、どこか中原中也的な感じがしてならないのは、桐島の趣味のせいでしょうか。。。笑
伏せた睫毛が素敵な横顔なのです。

ジェシカの作品は、ジェシカがモデルをしています!
今回は鳥をモチーフにしているという事なのですが…普段は依頼主の顔を見てからデザインを始めるジェシカ。
なので、あえて、顔を出さない被写体です。
な、なるほど…と、そのポリシーと考え方に感嘆。

でも、せっかくなのでジェシカを撮りたくて少しだけ。
チュール越しの表情がカッコイイジェシカです。
こだわりのラインがここ。
流れるチュールにふんわり立ち上がる形がクリノリンみたいでいいですね。

さくまくんいわく「ちょっと怖い」くらいのimage。
なんだか、ジェシカの写真のようで、とても不思議な感覚でした。

アイデンティティが確立されている人は、何を作っても何をしても、その個が表現されるのだと。
だからこそ、まっすぐに自分を真摯に貫く事が何よりも大切なんだと。
ジェシカの撮影をしながら、思いました。

最後は自身のドレスを着たユキさん。
ユリさんのレトロドレスの被写体もしているので2着目のモデルです!
イメージはモロッコとかオリエンタルな雰囲気のビーチウェディング!

ユリさんも事前に明確なimageを頂いていたのでそのラフっぽい感じで、動きのある写真を。
現像はトイカメラ風に仕上げを希望されていたので、桐島の写真では珍しい感じに!

この写真ではみんなのチームワークにより時差を設けて風船を飛ばしております!笑

色々小道具を持参して頂いてスタイリングをして貰っていたので、世界観に入り易かったです。
鮮やかな緑と少しレトロな高い色温度。
どこか、オリエンタルな、乾燥した空気を感じるでしょうか。

肩から袖のラインがシフォンで、とても素敵。
ギリシア風にもなりそう。なんか、彫刻のドレスみたいなんです。
日焼けした肌にも映えそうな珍しいドレスだなぁ!と思いました。

4人の個性がそれぞれ出ている撮影。
同じスタジオ内とは思えないでしょ。笑

4ever作品展 『展示タイトル未定』
11月15〜17日
鎌倉 KAYAgallery


展示は11月です!詳細が決まりましたらまたこちらでも告知致します。

みなさま撮影、お疲れさまでしたー!!
今回撮影した写真はDMや会場に展示されるそうです。是非ご覧頂ければと思います。
展示会、桐島も楽しみにしております〜〜!(^^)



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結婚式の為の記念撮影を、きみと。

PhotoCafeの生徒として初めて出逢った時からどのくらい経ったでしょう。
graph.でも山写真コラムを執筆してくれているDAIさんが7月に結婚式を挙げました。
桐島も参列させて頂いたのですが、その写真はプライベートなので内緒で。

改めて、ロケ撮影をさせて欲しいとお二人にお願いして。
撮影に行って来ましたよー!
 

最初は谷川岳山頂にしよう!!と言っていたのですが荷物多すぎて崖登れないよねwということで赤城山になりました。
ちょうど台風が来ていて1週間延期になっての、撮影でしたが。。。なんとか天気は持ってくれたり。
 

実はお二人の他にも被写体が…。さくまくんのスリングの中に入って待機している、くりくん。挙式でも大活躍のかわいこちゃんです。
 

この二人の写真は、絶対に、大自然の中で撮りたい!と思ってて。
でも、ちゃんとドレスは着てね。スーツも着てね。
このロケーションが似合うのはDAIさんとMくんでしょう!
 

なんだか、くりくんとMくんがいちゃついている写真ばっかりですね。笑
さくまくんがアシスタントでついてくれてたのですが「だいさん天使!!」とずーっと言っておりました。笑
 

ドレスは挙式と同じもの。とっても可愛いかったのです!!
花冠は今回の為に、DAIさんがお花屋さんで買ってきてくれた花を、桐島が即興で冠にしたもの。紫とピンクの薔薇がアクセントに、とっても可愛い!!
 

ちょっとボリューミーなのも、DAIさんに似合っててかわいいでしょ。
ドレスに三つ編み、というのもとってもキュートです。
 

とっても嬉しそうで、楽しそうなDAIさん。
挙式も、とっても楽しい式で(笑)今まで色んな挙式に出てきましたが、あんなに笑って楽しんでしまったお式は初めてでした。笑
 

くりくんもドレスアップ!!
ちょっと迷惑そうな顔が、くりくん。笑
 

Wタキシードにウェディングドレス。
少しだけ紅葉した山と深い紺色の湖に映えます。
 

撮ってる時の様子をさくまくんが撮っててくれました。
自分が撮影中に写っている写真というのは不思議。笑
たまに、橋から落ちそうになって撮ってました。。。
 

そして、少し場所を移動して、森の中で撮影。
なんかねー。ほんとに可愛いくて妖精みたいでしたよ。。。
 

おすましした顔もあるのだけど、DAIさんぽい笑顔がやっぱり可愛い。
DAIさんの気さくな感じとか、はにかんだ笑顔とかが、やっぱり可愛い。
 

鮮やかな花冠とひたすら楽しそうなDAIさん。笑

登山道なので道行く人が「あら!!結婚式!?撮影!?」「おめでとうございます〜!♡」「わ〜!可愛い〜〜!!!」と、口々に言ってゆきます。
中には、二人に、とその場でプレゼントをしてくれる方も。

祝福されるのって、ほんとにいいですね。
その場の空気がほんわか。幸せな感じになりました。
 

そして、ここから微妙に衣装チェンジ。笑

ウェディングドレスに、ザック!!!笑
タキシードスーツに、ザック!!!笑

二人が普段使用している登山用ザックです!笑
 

思いっきりネタ写真で(笑)道行く人の反応が「あwwおめでとうございますwww」という反応に切り替わるのが面白かったです…。笑

なんでウェディングドレスにザック?www

という感じがなんか、シュールで面白い。
 

でも湖面への写り込みがあまりに綺麗なので、ザックだけじゃなくてちゃんと正装も撮りました。笑
なんか、ここだけ見ると綺麗な庭園みたい。
 

そして、帰り際に鮮やかなハンモックを発見し、3人で撮影!
…なのですが、Mくんの顔がハッキリ出てしまっているのでちょっとトリミング。。。
したらDAIさんとくりくんの挙式みたいになってしまった。笑


撮影は無事に終了し、みんなでごはんを食べてわいわいお話し。
連れて行ってもらったお蕎麦屋さんがほんとに美味しかったです。
ありがとうございました。

また、次回。みんなで谷川岳に登る日を楽しみにしています!
だいさん、Mくん、くりくん、さくまくん、お疲れさまでした〜!!(^^)
とっても楽しい撮影でした!!




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いつかの夏の記憶と、緑のトンネルと。@木桃いつな

夏は苦手です。出来ればずっと冬の国にいたいくらい。

それでも、写真を始めてから夏が少し好きになりました。
色濃く染まった緑と、日差しと、鮮やかな色彩が美しいと思えたからです。

その中で、いつも繰り返す記憶と感情があります。



おいてけぼりみたいな緑のトンネル。
豪奢な日傘に、丁寧な濃淡で染め抜かれた夏着物。

長い髪を結って、1人歩く薄暗い道。



記憶というのはいつも美化してしまいがちで。
本質というものにたどり着く事は、もう無理だと諦めて眺めています。

どうしたって人間は都合の良い事しか覚えていないもの。
都合の悪いことだって、罪悪感という名の自己都合で繰り返し味わって楽しんでしまう。
そうする事でしか得られない悲しさもある。
生きているから、覚えている事でしか、想い出す事が出来ない。



着物は桐島のものなので、丈を、相当織り込んでおります。笑

着る人によってイメージが変わりますね。
凛としたイメージの中に静寂というか、凪の空間が見える雰囲気にしたくて。
それでも、柔らかさは忘れたくない。

木桃さんは、其処に立つだけでimageを表現する事が出来る。

勿論、撮影前に色々お話をして伝える事もあるけれど、それ以上に共通の世界を「表現」したいと思ってくれているからだと思います。

ヴィジュアル的なものやロケーションも大切だけど、「何を写したいか」と問われた時に、テーマだとか物語性だとかじゃなくて。
もっともっと、深層の部分を表現してゆきたいと思って向き合っています。



その人から感じる印象、空気、色彩や服や表情や、世界観。
全部ひっくるめて、何を得られるか。
人物写真は難しい。
伝えたいのはその人の顔でも表情でもなく景色でもなく衣装でもなく、空虚の中に浮かんだ一つの、心象だから。

桐島だけのものでもないし、木桃さんだけのものでもない、二人が作り上げたもう一つの別の空間のもの、に近い。ものが、漠然と見えているような気がします。



それは、自分が生きてきた年月と、相手が生きてきた年月と。
全く違うから、いいんだと思う。
人は同調することで理解したような気になって、何かを分け合った気になって。
同じものを共有した気分になる。それが理解、という事になったりもする。



置いてきたものは、取りに戻る事は出来ないし、これから何を掴めるかなんてわからない。
僕は僕の孤独に向き合うしかないし、木桃さんは木桃さんの孤独に向き合うしかない。

その、ベクトルというか波長が、ほんの少し近づいて共鳴する。
その時共鳴した波長がぶつかり合って、別の波長が生まれる。

その波は、真冬の海のように音が無くて。静かで、冷たくて。
穏やかなはずなのに、足元は何処にも見えない深さが、ただ、ただ存在している。

それは、絶望でもなく、希望でもない。
自分自身が抱えているものと、ほんの少しだけ似ている感覚。



まだ、それを見つめる事しか出来ていないのかもしれない。
もっと深く手を入れて、触りたいし、掴みたいと、思う。

木桃さん、蒸し暑い中被写体ありがとうございました。
ヘアアレンジも久しぶりにさせて頂きましたがとても楽しかったです。


<おまけ>



かき氷を食べている時が一番嬉しそうな木桃いつなさんでした(笑)






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蒼に沈む花と、心。

6月の展示ぶりに、Röntgenシリーズを撮りました。
これは、ほんとに今撮ったもの。
ひとつ前に書きたい記事があるのだけど、こっちを先に書きたかった。




ある人に、「お願いだから、戦場とか政治的な事とか、そういう危ない場所に行かないで欲しい。綺麗なものだけを見て、綺麗な写真を撮って欲しい。」面と向って。そう、言われました。

その人は、僕の写真を、僕自身をとても評価してくれて。とても良くしてくれる人です。
きっと、僕の性格や言動を思っての、言葉だと思います。



表現者は、政治的な事に思う事があれば、それを表現する義務があると思います。
関心があれば言葉ではなく、作品に反映する。
その対象が、自分自身の心象なのか、愛する人なのか、世界なのか、政治なのか、戦争なのか、それは分かりません。

何の為に表現するか。もう一度考えてみる。
けれど、答えはいつだって、同じ。

僕は、僕の思考の確認の為に写真を撮ります。



だから、その表現対象が何であろうと、関係無い。
僕は僕自身を写すだけ。

喜びも、悲しみも、空しさも、愛しさも、全て等しく価値があるもので。
対象物が何であろうと、僕は作品を作るだけ、です。



それでも、僕はその人に反論しなかった。

僕は、表現者ならば対象物が何であれ自分自身に正直に在るべきであり、行きたい場所に行くべきであり、撮りたいものを撮るべきだと思います。
美しいものだけを見ていても美しさは分からない。
むしろ、醜いものを知っているからこそ、美しさに気付く事が出来ると思うのです。



けれど、その優しい人は、
「何人も、戦場や政治的な事に関わって心を病んでしまったのを見ているから…あなたにはそうなって欲しく無い」と、まっすぐな目で僕を見ました。

僕は、何も言わずに見つめ返しました。



あなたが美しいものだけを見れるように。
あなたに美しいものだけを見せる事が出来るように。

僕はどんなに醜いものを見ても、残酷なものを見ても、心を折る事はありません。

優しいあなたの場所を、僕が守れるだけの強さだけは。
絶対に、無くさないようにします。


そう、思いました。

言葉にはしなかったけれど、それは。写真に込めて届けたいです。
あなたの優しい目は、あの人を思い出すから。

あなたの笑顔が、僕はとても、とても。好きなんです。

あなたに、美しい写真を届けられるように。
僕は、生きていたいと思いました。






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お喋りな植物。

お盆が終わって、心がぽっかりしてしまい。
なんとも、ちょっと低迷してしまったので…。
植物のある場所へどうしても行きたくなり、あまりに暑いのでちょっと夕方になるまで待って…悩んだ末に行って来ました。




疲れた時は、植物の側にいたいと思います。
人間よりも、植物が多い場所が好きで。植物ばっかりで、人間にたまに会う、という空間が究極の、理想。笑



鮮やかな色彩。熱帯植物園の硝子ドームの中の楽園。
気温と湿度が高くて息苦しいのに、急に気持ちが楽になる瞬間。

この赤いハイビスカスが嬉しそうに出迎えてくれてすごく可愛いくて。
今日の写真はいつもの設定と全く変えてみました。

雑貨写真は自分8:被写体2くらいの気持ち。
風景写真は自分7:被写体3くらいの気持ち。
人物写真は自分5:被写体5くらいの気持ち。
植物写真は自分6:被写体4くらいの気持ち。

なんだけど、今回は自分2:被写体8くらいの気持ちで撮られてみました。
撮った、んじゃなくて。植物に撮られた気分。


色彩感覚とか、露出感覚とかって、自然と無意識下で制御していると思います。

好き、嫌い、やりたい、やりたくない。ぜんぶ、なしで。
植物の中に入り込んだような感覚。ひとりよがりと言ったらそうだけど。
自分の色じゃなくて、これは「植物」の色、だと思う。



正解も不正解も無くて、ただ其処に放り投げられた「感情」を受け取っただけの写真。
植物は、ひとの心を掬ってくれる。

必要とあらば、てを伸ばしてくれる。



人は酸素を必要としている。
それは、この子たちが生み出してくれるものが大きく占めていて。
人はそれを消費し、また植物に還してゆく。

呼吸の交換を、している事を強く意識する。
植物園の植物は無口な事が多いけど、今日はこんなにも雄弁。

命の輪廻に触れること。
一方的なものじゃなく、確実に自分は「生かされている」と思うこと。


強く生きる事は難しいけれど、優しくされることを意識する事なら出来る。
人間と向き合うのは苦手だけど、植物と向き合う事なら出来る。

触れる、という行為がとても好きで。

人の熱に弱い子もいるから注意しながら、植物に触れる。

自分以外の感覚。人ではないものの、感覚。
とても、落ち着いて。とても、優しい。



色彩が混じりあう世界。混じりあわない世界。
たくさんの色をパレットに出して、混ぜないままでキャンバスにのせた色彩。

自然は、考えていないのではなく、考えて、考えて、この形と色になった。
だから「自然」というと何もしていないイメージになる事に違和感を覚える。
自然こそ、遺伝子単位、生命単位での究極の思考の結果で。
そこには無駄がないからこそ、美しいのだと思う。



対極にあるように思えるのだけど究極に考え抜かれた機能性を重視した機械(基盤とか戦闘機とか)も、思考し抜かれたものだから。僕は、在るだけで美しいのだと思う。

思考する事としない事では、美しさの基準が全く違う。
それは「美しく在ろう」とする思考ではなく、「より良く在りたい」という思考だと思う。
人はすぐ「美しく」あろうとする。
それは短絡的で、努力すること自体が美しいとさえ言う事があるらしい。



「美しいもの」は、存在すること自体が美しい。
意識のベクトルの向き方が外側ではなく、自分自身に向いているからだと思う。

美しくなりたい、と思う事はとても素晴らしい事だと思う。
全ての生き物が、そう思って生きているだろう。

ただ、何を以て美しいと思うか、はイキモノによってレベルが違う。



植物や花を美しいと思う。

それは、僕が僕自身を醜いと思っているからだ。
だから、美しいものに惹かれる。

美しい物に触れたい、優しいものに触れたい。
ただそれだけの欲求。

人に触れたいと思う事よりも、原始的な衝動だと思う。
触れる事だけが全てで、他には何もない。ただ、それだけの接触。



柔らかな花弁は僕の熱で傷む。

一瞬触れて、離す。

本当はもっと触れていたい。もっと、傷ませたい。
優しくされたら、欲が出る。


僕は、出来るだけ出来るだけ、「美しく」在りたい、と思う。








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鎮魂の花。

PhotoCafeの後に、近くで花火大会があるという情報を得て、行ってきました。取手花火大会。
桐島の住んでる柏市のちょっと先。実は茨城県なのですけど(笑)電車で20分もかからないという…。
今日は東京湾花火大会もあったようですが、そっちは本気で人ごみだと思って。
授業が終わった18時頃から自由参加で行って来ましたよ。




少しだけ空が明るい時間に撮ったので空の明るさが出てるかも。
赤い月が出ていて。この写真だと小さくて見えないかもですが、月を一緒に写しています。
あと、常磐線の電車がちょうど陸橋を渡っていたので写し込んでいます。



ちょっと明るい空。
双子の花火。

海の近くで育ったので、花火は浜辺で見るのだと思っていたのですが…内陸だと川辺や湖で打ち上げるのを大人になってから知りました。
海だとちょっと遠いんですよね。
河川敷とか、めちゃくちゃ近くてびっくりします。



いわゆる花火写真。
打ち上げの場所も写る近さ。

海の花火も風情があって良いけどね。
(船で火をつけて逃げるスターマインとかw)
最近、この内陸の花火が好きになってきました。

花火を、ちょっと変わった手法で撮る事が好きなんです。
普通に長秒間露光で撮影すれば綺麗な花火は撮れるのだけど、そうじゃなくてもっと、花火を見ていて自分が思った事とか感じた事を、撮りたいのです。



例えば、花のように開く花火をイソギンチャクみたいだなぁ、、、って思ったり。笑
透明な光がすーー…っと消えてゆくのを見ていたんだよ、とか。



やっぱり、降り注ぐ光を見ると、泣きそうになる。

なんでだろう。

花火は鎮魂のために始めた事だと言うのをもう一度頭の中で反芻する。



お盆の時期に花火大会が多いのは、一番天国に誓い場所で花を咲かせて、亡くなった人に見せたいからだ、ってどこかで読んで。

あぁ、その通りだなぁ、と思うのです。
この花火は睡蓮みたい。



光が生み出す世界を写しとることは、難しいことではないのだけれど。

あなたに見せたい写真を撮る、というのは難しい。

あなたはきっと、空の上からこの花火を見ているんだろうけどね。
それでも、僕は、写真で。

あなたに見て欲しいんだ。




魂が生まれて空に還ってゆくような花火の光。
ふわりと一瞬で光が生まれ、消える。

この世界は、僕しか見えていない。
あなたに見せたい世界を、僕が写し留めるんだ。



光を追う。

一瞬で消えてしまうものを数秒かけて、追いかける。
シャッタースピードは決めないで、感覚で残す。

バルブにして、目で見て、いいと思った分だけ開ける。



一瞬の光。

届いていますか。
見ていますか。

こんなに綺麗なんだ。

そういえば、あなたと、花火を見た事は無かったです、ね。

こんなに綺麗なんだ、って。
今ならこうして写真に残せるのに。



きっと、一緒に見ていると思ったけど。

それでも、残したいと思うのは何故だろう。
この写真を一緒に見る事は無いだろうけど。
こうして、残しておくことで、僕は忘れないで居られるから。



すごく、綺麗だったんだよ。って、伝えたい。

あなたに、言いたい。
あなたから、もらったたくさんのものを抱えて。
僕は、こんな風に世界を見ているんだよ、って言いたいよ。



きらきら降り注ぐ、光。

光そのもの、だけを写す。

閃光になってきらめいて、消えて、無くなる。

きっと、お盆だから。こっちに帰ってきてるかな。
一日だけでも、ここに居てくれたら嬉しい。

あなたに見て欲しくて。撮ったんです。

とても、綺麗な花火だったよ。



僕を、守ってくれて、ありがとう。




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8月の附箋@上野不忍池の古代蓮


4時半に起きて6時に上野駅。
2日連続になるとなんか、躰が慣れてきたような錯覚。笑

今日はhayanoさんと待ち合わせして蓮池です。



昨日よりも仄暗い蓮池。
もちろん手持ちなので、アンダー目に撮影。
蓮はどうも明るいimageが無いのでどうしてもこの色調になります。

スポットライトのように其処だけが照らされて、神々しくもある光景。

降り出した雨が、大きな蓮の葉に当たって、反響して空を音で埋めてゆきます。



雨自体に音はありません。
対象物に触れた時に反発運動をし、波動が生まれ空気を震わせて音が生まれる。

その、生まれた音は、音を吸い込む「雨」というものに、再び抱きしめられて還ってゆく。

静かな蓮池は、降り出した雨に、ばらばら、と。

雄弁な美しい音で包まれました。



どんなものでも、存在するものは組織情報というものを持っていて、その設計図通りに作られてゆきます。動物も植物も鉱物も、雨も、地球も、宇宙さえも、物質という概念からは離れられない。

その設計図は今、存在する命が作り出したわけではなく、「そうなっていった」もの。

この、目の前に生きている古代蓮は遺跡発掘の際に偶然発見された2000年前の蓮の種を発芽させて、増やしたもの。
種の寿命というのはそれぞれの植物によって違いますが、2000年の間じっと地中に眠っていた種子は再び呼吸をし、命の螺旋を組み直し、この世界を見て、何を想うでしょう。



蕾は膨らみ、濃桃色が濃くなります。
花というのは、咲く一歩手前が一番色彩が濃い気がします。
気を、溜めているような、そんな感じ。



雨に濡れる蓮は、本当に美しく、辺りの空気さえもこの透明に飲まれてしまいそうでした。
太陽は出ていないのに、ばらばらと降り注ぐ雨が光を生むように。
雨に触れると、輝きを増していくかのようでした。

「蓮が咲くときに、音がするのを、知ってる?」

そう聞いて、確かめようとして。
子供の頃に、蓮沼(やや畑寄り)に半身が埋まった事があります。笑
蓮の花が咲く時の音を聞きたくて。
ずぶずぶと蓮の側に行こうとして、埋まって動けなくなって。笑


でも、泥の中は温かくて不思議な感覚でした。
砂とも違う、粘土の赤土。
夜更けに眺めた蓮の葉が大きくて、大きくて。

あぁ、ここでずっと蓮を眺めていたいなぁ。。。

と、思ってしまいました。



上野の不忍池でも死体が上がったとか死人が出たとか聞きますが。
こんなに美しい景色で死ねたら本望なんじゃないかと思います。

朽ちた躰の隙間を縫って、蓮が生えて。泥に溶けて還ってゆく。



蓮は3日間咲きます。朝開いて、夜は閉じる。
3日目が過ぎると閉じることなく、開いたままで、ばらばらと花が落ちてしまう。

息が漏れるように落ちる花弁は、其処にあるだけで、本当に美しい。



雨が強くなると花弁をも落とします。
昨日見た子が、今日は花を落としている。

数千年の月日の命の設計図の中の3日間のうちの2日を、僕が共有しているという事実。
それって、本当に奇跡だと思う。

以前、

「花は なぜ美しいか ひとすじの気持ちで 咲いているからだ」

という、ある詩を書いて頂いた事が在って。
帰って来て調べて思い出したのですが、その言葉だけが頭に浮かびました。

花は美しい。
美しいと在ろうとするのは、誰の為でもなく自分の為だけで。
賛辞されてもされなくとも、美しいというだけのこと。
ただ、それだけの事に、一番価値があると、思います。



雨がきらきらと、放射状に並ぶ葉脈。
手で触りたい衝動に駆られます。届かないんですけど。笑

おはじきか、鉱石のように手にとれそうな光。
液体というのは瞬間においては固体と同じ。
形を保っている時間の長さの差という点においては、組織の設計図を組み立てるという行為を「動的」と考えるなら全ての存在は固体という括りにはならないんじゃないかとさえ、思えてくる。



それでも、対象物を測るには基準が必要で。
どうしても、人は自分を基準にするしかないから。

花を儚いと、思ったり、水を流動的だと思ったり、光を、美しいと思ったりするのだと。

思いました。


だからこそ、その基準である自分自身だけはブレないように。
「多数決」や「一般的」な基準に惑わされないように。
もっとより良い、自分だけの、自分の為の基準値になれるように、頑張ろうと思います。

hayanoさん、朝早くにありがとうございました。
ご一緒出来て良かったです。朝ご飯を誰かと食べるって、いいですね。





<しつもんのかいとう>
※写真は全てD300+80-400のレンズを手持ち⇒RAW現像のみ。
現像はPhotoShopCS5で昨日のパラメータと同じです(フォルティア風)
F9くらいが多かったです。SSは1/60〜1/250くらいでした。




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